さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

ウィーン王宮と王宮宝物館

2010-06-11 00:00:19 | ただの日記
楽友協会をあとにし、ワルツで買い物をしたあとは自由行動で王宮へ。午後3時過ぎてから、美術館2つ入場見学するのは結構タイトだが、まずは以前見逃した王宮宝物館を見ることにしよう。


いつの間にか、ため息のでるような青空になってた。暑いし、紫外線強いし、じりじりと思考能力を奪われていく。私のような小さい人間にとって、この王宮はデカすぎる。



懐かしいオイゲン公の騎馬像だ。初めてウィーンに来た時は、ロクに勉強もせんで来たので、オイゲン公 who? と思ったもんだ。

この人はフランス人だったのに、ルイ14世に用いられなかったので、祖国に背を向けてハプスブルグ家のレオポルド1世に仕えた人だ。オスマントルコによる第二次ウィーン包囲からウィーンを救ったのはこのオイゲン公だが、彼は祖国フランスとも戦った。



湾曲した新王宮の上には、期待に違わず双頭の鷲がいる。



旧王宮の中庭に入っていくとフランツ2世像が立っている。あのシェーンブルンで目と足で遊んだ騙し絵の人物、最後の神聖ローマ皇帝だ。



さすが王宮だけあって、シェーンブルンに比べて彫刻類の見応えがある。金色の部分にもやはり双頭の鷲のレリーフが。



中庭からミヒャエル門の方を見る。すばらしいバロック建築だ。



青空に映える青緑色のドームと白壁、金の装飾・・・絶妙だ。



スイス門をくぐり、スイス宮に入る。門の全体を撮らなかったのは、すでに疲れて思考能力を失っているせいか。



何でスイス宮っていうかというと、マリアテレジアの時代、スイス傭兵がここに宿営していたことに由来するからとか。そのせいか、さっきのミヒャエル門と比べて、地味で等身大な雰囲気がする。



宝物館の入口。美術史美術館とのコンビチケットを買った。











さて、意気揚々と入場しようとしたら、入口のお兄ちゃんに、手提げをロッカーに預けて出直してこいと言われた。

疲れた足でロッカー室に行ったが、何故か、いくら鍵を閉めようとしても鍵が閉まらない。どのロッカーを試しても同じ。



な、なんとコインの差込口がドアの内側にあったのだ。うそー、扉の外側からじゃコインロッカーだということがわかんないよ・・・。っていうか、私が馬鹿なせい?

しかも1ユーロ硬貨しか入んなくて、売店まで両替に行き、やっと荷物を格納。






それでも一旦入場してしまえば、入場前のめげそうな気持ちはどんどん消えていった。

やはりここへ来て正解だった。王室の素晴らしい宝物群と、涼しい館内に心が癒されていった。宝石に覆われた王冠・王笏、豪華絢爛な刺繍を施したマント・陣羽織、食器、祭壇、剣・・・どれもこれも見応えがあった。カタログの表紙の王冠はルドルフ2世のものだが、大昔、日本に来た時に見た記憶がある。確か絵葉書買ってスケッチをしたような。

お土産にこの王冠の形にラインストーンが並んでるTシャツを買ったよ。後日また紹介するかもしれない。



本当はもっと王宮を探検してみたかったけど、時間がないので美術史美術館へと急いだ。帰り際に振り返った旧王宮。さっきと空の色が全然違うのに驚きだ。
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