山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

どんな障がい程度であろうとも、参加できる宮城の本人大会

2012年09月30日 | 本人活動
 第52回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・本人大会
 (併催)第56回手をつなぐ育成会宮城県大会・本人大会
 が開催された。
 平成24年9月29日(土)~30日(日)の二日間の日程だった。
 会場は、「ホテルニュー水戸屋」(宮城県仙台市秋保町)。
 秋保温泉で行われた。

 第1日目(9月29日)は午後から育成会大会の全体会は、大会式典・中央情勢報告・記念講演・交流会と盛りだくさん。
 
 本人大会のほうはレクリエーション。
 杜の湖畔公園で、おたのしみブースでのイベント。

 第2日目(9月30日)は午前中のみの日程。
 育成会大会は4つの分科会で協議。

 本人大会も4つの分科会に分かれて活動。
 第1分科会「くらしのゆめ」。サイコロ使って「しゃべり場」。
 第2分科会「しごとのたのしみ」。グループで壁新聞づくり。
 第3分科会「かしわ哲さんといっしょにうたおう」。サルサガムテープをみんなでつくって、音楽で大いに盛り上がる。
 第4分科会「わたしもできるバターづくり」。
 本人大会は、どんな障がい程度であろうとも、参加できる配慮がなされている。
 しゃべれる人、書くことができる人、音楽を楽しめる人、手を動かすことができる人、なんらかの形で自分にあった分科会を用意してあった。
 こうした本人大会は、今後のモデルになっていくはずだ。

 山形でもこうした実践ができるようにしていきたい。

「大阪ともだちの会」は「本人の会連絡会」がはじまり

2012年09月29日 | 本人活動
 「大阪ともだちの会」はいつできて、どんなことをやっているかを昨日(平成24年9月28日(金))の本ブログで紹介した。
 本人活動の記事を掲載する「青空新聞」を2か月に1回発行している。
 これほどの活動を13年間も続けている「本人の会」はそうないだろう。
 これから連続して「大阪ともだちの会」について詳しくふれる。
 その第2回目である。 

 社会福祉法人 大阪手をつなぐ育成会 本人活動のホームページ
 http://www.osaka-ikuseikai.or.jp/ikuseikai/tomodachi.html
 より

 どんな活動をしているか、以下に引用する。

*********************************************

【引用始め】

はじまりは・・・

 平成(へいせい)10年(ねん)の4月(がつ)。
 大阪(おおさか)でさかんになってきた本人(ほんにん)の会(かい)どうしの連絡会(れんらくかい)をしようと「本人(ほんにん)の会(かい)連絡会(れんらくかい)」の活動(かつどう)が始(はじ)まりました。

 その活動(かつどう)をしている中(なか)で、みんながひとつにまとまって育成会(いくせいかい)の本人(ほんにん)の会(かい)を作(つく)りたいという意見(いけん)がでて、大阪(おおさか)ともだちの会(かい)が誕生(たんじょう)しました。

どんな人(ひと)が参加(さんか)しているの?

 現在(げんざい)(平成(へいせい)22年(ねん)2月(がつ))、登録(とうろく)している会員(かいいん)は46人(にん)います。

 大阪府下(おおさかふか)いろいろな所(ところ)から参加(さんか)しています。

 一番若(いちばんわか)い人(ひと)で23歳(さい)、一番年上(いちばんとしうえ)の人(ひと)で?歳(さい)。
 男(おとこ)の人(ひと)、女(おんな)の人(ひと)、作業所(さぎょうしょ)に通(かよ)う人(ひと)、仕事(しごと)をしている人(ひと)、いろいろな人(ひと)がいます。

【引用終わり】

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 上記は、「大阪ともだちの会」について、「はじまりは」、「どんな人が参加しているの」を本人にわかりやすい表現を心がけている。
 漢字にはルビを付している。
 本人活動を推進する上で、情報伝達のわかりやすさを追求することは大事である。
 上記の引用文は、複文になっている。
 単文にしたほうがわかりやすい。

 「本人の会連絡会」がまずあって、それがまとまって「大阪ともだちの会」ができている。
 平成11年に結成されて、今年で13年目。
 この13年間にはうまくいったこと、失敗したこと、さまざまの蓄積がある。
 こうした蓄積の数々を私たちは学ぶ必要がある。
 (ケー)



◆ワークショップin県特P

2012年09月28日 | 研修会
本日「山形県特別支援学校PTA連合会研修大会」(通称:県特P)が
上山高等養護学校で開かれました。


写真はこれだけしかありません


私は全体会のあとの第1分科会「子育て支援」でワークショップをやらせていただきました。
全体会の進行が予定よりも遅れてしまっていて、分科会も予定時間より遅く
始める事になったのですが、終了時間を遅らせていただく配慮をして
いただいたので、問題はありませんでした。

参加者の皆さんは、最初の方は緊張した面持ちでしたが
導入のワーク(なりきり他己紹介)をやっているうちから
良い笑顔が見えるようになってきましたので、ホッとしました。

スライドは「可能性を見るために」を利用し、ワークは
「そんなのムリ!を見直すワーク」と「言葉の点検ワーク」をやりました。
みなさん、本当に活発に意見を出して話し合ってくれました。

ワークショップの感想も、みなさん参加して良かったと言ってくださいましたので
私も本当にありがたかったです。

ウチの子が養護学校に在学中は、私も毎年のようにこの研修大会に参加をしていましたが
卒業して2年、まさか自分が研修を担当する方にまわるとは思ってもいませんでした。

養護学校時代にお世話になった先生方とも久しぶりにお会いすることができ、
とても懐かしかったですし、「おう!今日は大変だな!」とか
「今日はよろしくな!」とか気さくにお声を掛けていただき、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。


明日から、手をつなぐ育成会東北ブロック大会が宮城県で開かれます。
私も参加してきます。青森のえんどうさ~ん、見かけたら声を掛けてくださいね(F)



「青空新聞」を発行している大阪ともだちの会

2012年09月28日 | 本人活動
 本人活動を積極的に行っている大阪の実例を紹介しよう。

 社会福祉法人 大阪手をつなぐ育成会 本人活動のホームページ
 http://www.osaka-ikuseikai.or.jp/ikuseikai/tomodachi.html

 どんな活動をしているか、以下に引用する。

*********************************************

【引用始め】

大阪(おおさか)ともだちの会(かい)は・・

 平成(へいせい)11年(ねん)10月(がつ)30日(にち)に大阪育成会(おおさかいくせいかい)本人(ほんにん)の会(かい)として始(はじ)まりました。

 毎月(まいつき)1回(かい)集(あつ)まって、制度(せいど)について勉強(べんきょう)をしたり、大阪(おおさか)手(て)をつなぐ育成会(いくせいかい)本人大会(ほんにんたいかい)の準備(じゅんび)をしたり、夢(ゆめ)や悩(なや)みを話(はな)し合(あ)ったりしています。

 また、2ヶ月(かげつ)に1回(かい)「青空新聞(あおぞらしんぶん)」という機関紙(きかんし)を発行(はっこう)しています。

 「自分(じぶん)でできることは、何(なん)でも自分(じぶん)でやろう!」という目標(もくひょう)を立(た)て、話(はな)し合(あ)いや、新聞作(しんぶんづく)り、またいろいろな行事(ぎょうじ)を企画(きかく)して、これからも活動(かつどう)をしていこうと思(おも)います。

【引用終わり】

************************************************

 以上のように、大阪ともだちの会は平成11年10月30日に始まった。
 今年で13年目。
 月1回集まって、勉強、本人大会の準備、夢・悩みを語っている。
 2ヶ月に1回、「青空新聞」を発行している。
 目標は、「自分でできることは、何でも自分でやろう」。

 こうしたことが継続できたことにはどんな秘訣があったのだろう。
 参加メンバーのまとまり、支援者のアドバイス、わかりやすい情報提供、魅力的な活動、集まりやすい会場、会費集金をうまくやることができたといったことか。
 それにしても、1回ごと会合のたびにさまざま課題があっただろう。
 それを参加メンバーが乗りこえてきた。
 今だって、難しい課題はあるに違いない。
 でも、13年間に経験してきたことを役立てて、毎回「大阪ともだちの会」を開催し、「青空新聞」を発行している。
 さらに、大阪ともだちの会記念誌(平成24年3月1日発行)を作成するといった実力も備えるまでに成長している。
 
 山形県内では、事業所中心に「本人の会」があって行事計画に参加している。
 リーダーになりたいと手を上げる人も多い。
 しかし、やっているうちにプレッシャーによって、食欲がなくなったりして途中で投げ出すこともある。
 でも、目の前の行事が終われば、以前あんなに困っていた顔していた人があっという間に立ち直る。
 立ち直りも早い。
 こうした経験を継続的に積み重ねる機会を多くし、他の事業所や他の地域との交流もできる組織が必要である。
 (ケー)



◆山形県知的障がい者レクリエーション大会(写真追加)

2012年09月27日 | 行事
9月26日(水)
山形県総合運動公園サブグラウンド
平成24年度山形県知的障がい者レクリエーション大会

快晴のもと行われました

読売新聞社・山形放送・さくらんぼテレビから取材を受けました
夕方のニュースで放送されていましたが、ご覧になられましたか?

当日の様子を写真でご紹介します






大会参加者は約1200名でした








徒競争やパン食い競争、風船割り競争もありました

こちらは応援合戦!
どこのチームも特色ある応援で、素晴らしかったです















今年の応援賞は「天童ひまわり園」と「さくらはうす」でした
おめでとうございました
しかし、その写真が撮れていなかった・・・のですスミマセン

県障がい福祉課の椎谷補佐から
写真を送っていただきました。
天童ひまわり園の応援のようすがありましたので追加します



応援賞おめでとうございます


ここからは玉入れ 8つのグループに分かれて1回勝負




大会前日までぐずついたお天気でしたが
当日は、爽やかなお天気になりました
みなさんのはじけるような笑顔がサブグラウンドいっぱいに咲いていました。
来年もまた元気に参加してくださいね

大会の運営にご協力いただいた競技役員のみなさん
当日協力員のみなさん、ボランティア団体のみなさん
個人登録のボランティアさん、育成会会員のみなさん
ご協力本当にありがとうございました(F)

本人たちが集まりやすい条件を整備することが重要

2012年09月27日 | 本人活動
 本人活動が積極的に実施できるには、本人たちが集まりやすい条件の整備が必要である。そのための福祉サービスの利用等もなければならない。
 そして、本人たちが主体的に活動できる態勢を整えられるようにすることだ。
 そうした支援のあり方について、展望しているものを紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.99)である。
 その第15回目。
 これが、最終回である。

*****************************************

【引用始め】

 5.まとめと課題及び今後の展望

 2)今後の展望

 先に述べた課題から、まず、開催日の調整が重要である。
 定期的な活動以外にも行事やレクリエーションを行う際に、日程の折り合いをつける必要がある。
 また、津山市街地及び周辺地域の交通の便にも配慮する必要がある。
 本人活動の取り組みが盛んな主な地域は交通の便がよく、家族や支援者からの送迎の支援はあまり必要ではない。
 今後、行動援護や移動支援事業等のサービスを利用して本人活動に参加できるよう地域自立支援協議会や地域の相談支援事業等の協力を得、連携をとっていくことが必要である。
 これまで自分の意見を表現する機会の少なかった当事者が力をつけていくためにも。この本人活動はとても重要であると考える。
 本人活動を通して、自信を深め、互いの価値を認め、成就観を共有し、社会に働きかけながら、その結びつきをさらに深めていくものである。
 そして、相互に支え合い、社会と自分たちの関係を認識し、人間として価値ある人生を生きるために、社会に働きかけ、変革しようと行動する。
 こうした活動のプロセス全体が本人に内在する力を強め、彼らの人生の質を変えていくのであり、そのような支援を実践していくことが必要である。
 そのためにも、今後は支援者としての学生が支援方法や技術を学び、体得していくことが重要であると考える。
 今後、この本人活動が定着し、津山市とその周辺地域の知的障害のある人々が気軽に集え、交流を深め、力を得られる場所になっていくことが望まれる。
 参加メンバーが積極的に、意見を出し、「本人の会」を運営していけるように、支援者である学生の支援の力や社会資源とつなぐ力が得られるよう学生、教員共々学びを深めていきたいと考える。
 (p.99)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

**************************************************

 学生たちが本人の会を立ち上げ、本人たちが積極的に活動できるようにするまでのプロセスのレポートを15回にわたって紹介してきた。
 学生たちの真摯な取り組みに感謝したい。
 これが、次の学生たちにうまくつながっているといいのだが。
 サークル活動の一環として、先輩から後輩に引きつながれるシステムになればすばらしい。
 本人活動のあり方に関する研究が目的なので、そこまで期待するのは難しい。
 大学生有志が集まって、地域に根ざした本人の会支援サークルなんてやってくれるとありがたい。
 福祉系の大学には多分あるだろう。
 (ケー)


◆知的レク大会前日準備

2012年09月25日 | 日記
明日26日が本番となる「山形県知的障がい者レクリエーション大会」の
前日準備がありました。

今日は、競技役員の方々においでいただき、テントの準備や
明日の競技に使われるものの準備をしていただきました。







明日はお天気も良さそうです

明日の競技のようすはまた後日UPいたします。

◆バラエティアート・フェスタさが

2012年09月25日 | 日記
以前に作品募集でブログにも載せていましたが
第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会の
チラシが届きました。
芸術も、文化も楽しんだもん勝ち!
障害のある人もない人も楽しめる
文化・芸術が一堂に集結
バラエティに富んだアートの祭典、佐賀市で開催されます。


期間:2012年11月23日(金)~11月25日(日)
場所:佐賀市文化会館・佐賀県総合体育館


同時開催としてアール・ブリュット展も開かれます

人の果てしない創造力に出会う!


期 間:2012年11月23日(金)~11月25日(日)
観覧料:一般・大学生500円
    幼児(3歳~)小学生~高校生・障害者・介助者1名300円

主催:厚生労働省・佐賀県・佐賀市


芸術・アート・スポーツ・・・etc
バラエティに富んだ芸術・文化が集まります。
日替わりで色々な催しが企画されています。

チラシが必要な方は県育成会事務局へご連絡ください。



本人主体の会にすることの難しさ

2012年09月25日 | 本人活動
 本人活動を本人主体で実施できるようにするにはさまざまな困難がある。
 参加メンバーは今まで話し合いする経験が少なかった。
 自分の意見を述べる機会に恵まれなかった。
 いざ、本人の会を開催しても、本人同士で何をどのように表現していいか戸惑うことは予想できる。
 互いに知り合って、共通の話題を見つけることが必要である。
 そのあたりの経緯について美作大学の学生たちがどうしたかを紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.99)である。
 その第14回目。

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【引用始め】

 5.まとめと課題及び今後の展望

 1)まとめと課題

 (2)本人活動の本来の目的・意味が伝わりにくい

 本人活動の目的は、本人主体であり活動は本人同士が話し合って決めていくものである。
 しかし、参加メンバーは、これまでの社会生活の中で自分の意見を表現するという機会も少なく、「本人の会」立ち上げ当初は、活動にも慣れておらず、意見も出にくかった。
 そのため、参加メンバーが主体となって活動を進めていくことはとても困難であった。 こうした状況から、当初は支援者である学生がある程度、活動内容を決めたり、意見を出す等、本人活動の「本人主体」の機能を果たしていくことが困難であった。
 しかし、回数を重ね、参加メンバーも活動に慣れてくると参加メンバーからの意見が出てくることが多くなった。
 また、学生も活動を重ね、先進的な活動をしている団体への視察等を通し、支援方法の学習を深め、徐々に支援方法を体得しているようであった。
 (p.99)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

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 「本人の会」は今まで付き合う機会のなかった本人たちと交流して、仲間をつくることである。
 そこでは、今まで気づくことのなかった問題について、互いの経験から気づくというのは極めて大切である。
 但し、そこまで到達するには本人たちの興味関心がどこにあるかを引き出すことが必要だ。
 また、今困っていること、悩んでいることを明らかにする。 
 本人たちにとって、共通の話題は見つかるはずだ。
 共通の話題を通じて、本人の会を盛り上げていく。
 そのことで、本人の会が意義あるものになっていく。
 (ケー)


◆元気が出るセミナー参加申込み締切りました

2012年09月24日 | 研修会
先週の21日(金)が締め切りとなっておりました
10月5日(金)開催「山形県手をつなぐ育成会元気がでるセミナー」は
申込みの締切をさせていただきました。

大変ありがたい事に、育成会会員の他、学齢期の保護者さん
通所施設の職員さん、児童支援施設の職員さん、学校の先生など
たくさんの方から申込みをいただきました。
ありがとうございました。

10月5日の当日は、楽しくてためになるセミナーになるように
スタッフ一同頑張りますので、どうぞ楽しみにしてください。

         


また、今週末の28日(金)山形県特別支援学校PTA連合会研修大会が
上山高等養護学校を会場に開かれますが、第1分科会「子育て支援」で
ワークショップをやらせていただく事になっております。

テーマが「生活習慣の確立」ということでしたので、ワークショップは
「可能性を見るために」ということでやらせていただきます。
おそらく若い保護者の方々の参加になると思いますので
未熟なファシリテーターではありますが、有意義な話し合いができるよう
頑張ってサポートしますのでよろしくお願い致します。

        


事務局からのお知らせです
26日(水)は、山形県知的障がい者レクリエーション大会が開かれます。
明日の25日の午後からは前日準備として、事務局全員で会場となる
山形県総合運動公園サブグラウンドに出かけますので留守となります。
26日(水)は大会当日ですので、朝から留守になります。
ご用の方は、メールFAXをご利用いただけるとありがたいです。
よろしくお願い致します(F)






参加メンバーが集まりにくい

2012年09月24日 | 本人活動
 「本人の会」を開催するにしても、参加するメンバーの都合に合わせるのが難しい。
 本人たちそれぞれの事情が異なる。
 それをどう乗り越えるのかが、「本人の会」を運営するには大きな課題である。
 そのことについて紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.99)である。
 その第13回目。

*****************************************

【引用始め】

 5.まとめと課題及び今後の展望

 1)まとめと課題

 (1)参加メンバーが集まりにくい

 多くのメンバーが参加できやすいように、日程についても配慮を行った。
 日中仕事をしているメンバーや、週末に福祉サービスを利用したり、休日に仕事があるメンバーもおり、活動は主に平日、18:00から「本人の会」を開催した。
 しかし、参加メンバー全員の要望には応えられず、メンバーはなかなか増えなかった。
 また、交通の便が悪いため、公共交通機関を利用して大学まで来ることが難しいというメンバーもいた。
 他にも、送迎等で保護者の負担が大きい場合もあった。(p.99)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

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 参加メンバーが集まりやすい日程調整、会場設定が「本人の会」を開催する場合、一番の課題となる。
 交通の便がいい、費用もかからない会場で、みんなの都合が付く日程であれば理想的。
 そう簡単にはいかないのが実情だろう。
 そうした難しい課題をなんとかして、「本人の会」を開催することにはそれ以上の意義がある。
 仲間が集まってわいわいやることによって、毎日の決まり決まった生活とは異なるものを経験できる。
 本人たちにとって生活の質を向上させることにつながるはず。 
 (ケー)


本人に対して謙虚であり続けることの意義

2012年09月23日 | 本人活動
 知的しょうがい者の本人活動を美作大学の学生支援者が、試行錯誤を繰り返してより良い方向付けに努力してきた。
 学生支援者が本人活動を支援することで見えてきたありようについて紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.98)である。
 その第12回目。

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【引用始め】

 5.まとめと課題及び今後の展望

1)まとめと課題

 知的障害者の本人活動を当事者である参加メンバーと学生支援者が共に活動し、参加メンバーの本人活動への想いや希望を表出することができた。
 活動に参加したいという希望もあるが、「本人の会」の活動内容についての話し合いの際に、意見や希望が徐々に出てくるようになった。
 また、さまざまな状況にある参加メンバーが一同に会することで、自分以外のメンバー
の生活状況や、就労の状況等も知ることになり、そのことが、自分自身を振り返る機会にもなったようである。
 また、学生による本人活動支援は、支援者側の考えや思いを押し付けることが少なく、参加メンバーの意見が表出するまで、待ち、意見を出すまでの支援、意見の汲み取りが上手にできているようであった。
 支援経験者とは異なり、当事者とより対等な立場で支援を開始することができたようである。
 しかし、これまでの活動から、いくつかの課題が明らかになった。
 (p.98)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

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 学生による本人活動支援は、本人の意に沿うように努力したことが評価できる。
 本人の意見を先取りせず、本人が意見を言うまで根気強く待つ姿勢があったということである。
 支援経験者の場合は、相手を知りすぎていて本人が言うべきこと先に代弁してしまったりする。
 本人主体でなく、支援者がリードしすぎる弊害といったことも目立つ。
 ある種、学生たちは本人に対して謙虚であり続けた。
 そうしたことが効を奏した部分はある。
 (ケー)


学生たちによる本人活動推進の手立て

2012年09月22日 | 本人活動
 美作大学の学生たちは「本人の会」を立ち上げるに際して、本人たちに対して先進的に活動しているところではどんなことをやっているか紹介した。
 それも本人たちにわかりやすい手立てでプレゼンテーションすることで、意欲づけにつなげることができた。
 その手立てを紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.98)である。
 その第11回目。

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【引用始め】

 4.学生による本人活動支援の実践内容

 4)報告会

 先に述べた「3.本人活動についての学び 3)先進的な本人活動への視察」にあるように、学生及び教員が先進的に活動している「本人の会」を視察し、参加メンバーに内容を報告した。
 内容は大阪本人活動である「大阪ともだちの会」の見学、「知的障が者大阪大会」に参加し、運営の方法、取り組み内容、実際に見学、参加した時の内容についてである。
 報告する際は、視覚的に伝わりやすなるよう配慮し、パワーポイントや写真を用いて説明した。
 参加メンバーは内容に興味を持ち、「行ってみたい」「大阪ともだちの会の方と交流をしたい」等、積極的な感想が挙がった。
 (p.98)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

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 本人たちが本人活動にいかに興味を持ち、仲間づくりをしたいと思うか。
 そうした積極性を引き出すことが肝心である。
 他ではさまざまな本人活動を楽しくやっていることを、ていねいに知らせることである。
 それが本人たちは知らない。
 実際にそれを見たり、聞いたりすることで、本人活動の大切さを知る。
 自分たちもやってみたいとなるはずだ。
 そういう機会に恵まれない本人たちが、まだまだ多い。
 (ケー)


学生たちによる本人活動におけるレクリエーション支援

2012年09月21日 | 本人活動
 美作大学の学生たちが、本人たちの希望を入れてレクリエーション活動を支援して、参加メンバーを増やし、活動が活発になってきた様子を紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.97~p.98)である。
 その第10回目。

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【引用始め】

 4.学生による本人活動支援の実践内容

 3)季節行事・レクリエーションの支援

 参加メンバーから季節行事やレクリエーションの希望があり、お花見会等季節に合わせた活動を参加メンバーが中心となり計画、実施した。
 また、メンバー同士の交流を図る目的でレクリエーションも行った。
 お花見会は、大学近くの公園で昼食、レクリエーションを行った。
 少人数ではあったが、大変盛り上がった。
 また、バーベキュー交流会は必要物品や当日の内容についても参加メンバーが中心となり計画を立て、チラシを作り、参加メンバー自ら宣伝活動を行った。
 その効果があり、初めて参加する当事者も多くいた。
 買い物や食材の下準備等も全員で行い、食後のレクリエーションは大変盛り上がった。 そして、このバーベキュー交流会をきっかけに新しいメンバーも加わった。
 これらの季節行事やレクリエーションの回数を重ねていく中で交流が深まり、参加メンバーからの希望が多く聞かれるようになった。
 (p.97~p.98)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

**************************************************

 本人活動を盛り上げるには、本人の意向にそった内容を取りあげることである。
 そして、その実現に向けて一つ一つの活動を順序よく行うようにしてゆく。
 例えば、バーベキュー交流会を開催するために、何をどのように準備するか、誰がやるか、場所をどうするか、いつまでやるか、お金はどうするかといったことを、本人たちが中心になって行う。
 支援者は見守り必要最小限のアドバイスと支援をこころがけることである。
 そうしたことがうまく合致すれば、本人たちの意欲は高まり、次々と活動の広がりをみせることにつながる。
 本人活動が高まり、広がることが期待できる。
 上記の引用した実践は、そのきっかけづくりに役立っている。
 (ケー)


◆全スポ結団式(ぎふ清流大会)

2012年09月20日 | 障害者スポーツ
9月18日火曜日、今年度は岐阜県で開かれる
第67回 国民体育大会「ぎふ清流国体」(9月29日~10月9日)
第12回 全国障害者スポーツ大会「ぎふ清流大会」
開催期間:10月13日~10月15日

に向けた県選手団の結団式が行われました。

国体の方は「遊学館」で行われ
「全国障害者スポーツ大会」の方は県庁の講堂で行われました。
山形県手をつなぐ育成会の田中俊久理事長が選手団の団長として
また、黒木仁事務局長は役員として参加します。

山形県身体障害者福祉協会から写真を送っていただきました。


挨拶のあと田中俊久団長の発声で全員で気勢を上げました


選手団のみなさん


選手団45名で全国障害者スポーツ大会に臨みます
日頃の練習の成果を発揮できるように頑張って下さい
みなさんも応援よろしくお願いしますね(F)