山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

学生たちによる本人活動推進の手立て

2012年09月22日 | 本人活動
 美作大学の学生たちは「本人の会」を立ち上げるに際して、本人たちに対して先進的に活動しているところではどんなことをやっているか紹介した。
 それも本人たちにわかりやすい手立てでプレゼンテーションすることで、意欲づけにつなげることができた。
 その手立てを紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.98)である。
 その第11回目。

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【引用始め】

 4.学生による本人活動支援の実践内容

 4)報告会

 先に述べた「3.本人活動についての学び 3)先進的な本人活動への視察」にあるように、学生及び教員が先進的に活動している「本人の会」を視察し、参加メンバーに内容を報告した。
 内容は大阪本人活動である「大阪ともだちの会」の見学、「知的障が者大阪大会」に参加し、運営の方法、取り組み内容、実際に見学、参加した時の内容についてである。
 報告する際は、視覚的に伝わりやすなるよう配慮し、パワーポイントや写真を用いて説明した。
 参加メンバーは内容に興味を持ち、「行ってみたい」「大阪ともだちの会の方と交流をしたい」等、積極的な感想が挙がった。
 (p.98)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

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 本人たちが本人活動にいかに興味を持ち、仲間づくりをしたいと思うか。
 そうした積極性を引き出すことが肝心である。
 他ではさまざまな本人活動を楽しくやっていることを、ていねいに知らせることである。
 それが本人たちは知らない。
 実際にそれを見たり、聞いたりすることで、本人活動の大切さを知る。
 自分たちもやってみたいとなるはずだ。
 そういう機会に恵まれない本人たちが、まだまだ多い。
 (ケー)



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