平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から1年と21日目(平成24年3月31日、土曜日)。
また、大震災発生から1年と21日目の新しい朝を迎えた。
3月22日(木)東京の科学技術館(千代田区北の丸公園)会場で開催された、社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会主催「2011年度行政説明会」の報告をする。
当日配布された資料にもとづいたものである。
○ 厚生労働省/社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長 土生(はぶ)栄二氏「障害保健福祉施策の動向」
Ⅰ 東日本大震災における対応について
厚労省として、被災した障害者支援の予算は第4次補正まで編成した。それは、終戦以来だという。それだけ今危機的状況にある。
その予算内容は、以下のとおりである。
************************************************************
【引用始め】
予算等による対応
平成23年度第1次補正予算・震災特別立法
○ 被災した障害児・者の生活の安定のために、障害福祉サービスの利用者負担や施設入所者の食費・居住費の免除を行う市町村等への財政支援(1.2億円)
○ 被災した障害者支援施設等の復旧事業について、国庫補助率の引上げ(108.1億円)
○ 被災した障害者支援施設等の事業再開に必要な備品・設備等の復旧費用の補助(21.3億円)
○ 障害者支援施設等に入所する体温調整ができない方や人工呼吸等が必要な方のため、停電等による空調設備等の稼働停止に備え、非常用自家発電機の設置費用の補助(9.1億円)
○ 被災地の避難所等において生活する高齢者や障害者に対して、専門職種による相談や生活支援等を地域で包括的に提供するサービス拠点の設置・運営に要する費用の補助(介護基盤緊急等臨時特例基金の積み増し(70億円))
【引用終わり】
************************************************************
第1次補正では、震災特別立法により、食費・居住費の免除に対する市町村等へ財政支援、復旧事業、事業再開に対する補助が実施された。
自家発電機の設置補助、相談支援拠点設置に対する費用補助もなされた。
被災した施設等において、こうした予算が迅速に・効率よく活用されたのだろうか。
予算をうまく使って復旧・復興を果たさなければ。
ただ、混乱の中でそれが有効に活用されてないことを危惧している。
いろんな制約を設けず、必要な動きには積極的な予算措置をしてほしいものだ。
それにしても、予算の裏付けがあれば「明けない夜はない」と前向きに進めるようになることは確かだ。
(ケー)
また、大震災発生から1年と21日目の新しい朝を迎えた。
3月22日(木)東京の科学技術館(千代田区北の丸公園)会場で開催された、社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会主催「2011年度行政説明会」の報告をする。
当日配布された資料にもとづいたものである。
○ 厚生労働省/社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長 土生(はぶ)栄二氏「障害保健福祉施策の動向」
Ⅰ 東日本大震災における対応について
厚労省として、被災した障害者支援の予算は第4次補正まで編成した。それは、終戦以来だという。それだけ今危機的状況にある。
その予算内容は、以下のとおりである。
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【引用始め】
予算等による対応
平成23年度第1次補正予算・震災特別立法
○ 被災した障害児・者の生活の安定のために、障害福祉サービスの利用者負担や施設入所者の食費・居住費の免除を行う市町村等への財政支援(1.2億円)
○ 被災した障害者支援施設等の復旧事業について、国庫補助率の引上げ(108.1億円)
○ 被災した障害者支援施設等の事業再開に必要な備品・設備等の復旧費用の補助(21.3億円)
○ 障害者支援施設等に入所する体温調整ができない方や人工呼吸等が必要な方のため、停電等による空調設備等の稼働停止に備え、非常用自家発電機の設置費用の補助(9.1億円)
○ 被災地の避難所等において生活する高齢者や障害者に対して、専門職種による相談や生活支援等を地域で包括的に提供するサービス拠点の設置・運営に要する費用の補助(介護基盤緊急等臨時特例基金の積み増し(70億円))
【引用終わり】
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第1次補正では、震災特別立法により、食費・居住費の免除に対する市町村等へ財政支援、復旧事業、事業再開に対する補助が実施された。
自家発電機の設置補助、相談支援拠点設置に対する費用補助もなされた。
被災した施設等において、こうした予算が迅速に・効率よく活用されたのだろうか。
予算をうまく使って復旧・復興を果たさなければ。
ただ、混乱の中でそれが有効に活用されてないことを危惧している。
いろんな制約を設けず、必要な動きには積極的な予算措置をしてほしいものだ。
それにしても、予算の裏付けがあれば「明けない夜はない」と前向きに進めるようになることは確かだ。
(ケー)