山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆知的レク大会前日準備

2012年09月25日 | 日記
明日26日が本番となる「山形県知的障がい者レクリエーション大会」の
前日準備がありました。

今日は、競技役員の方々においでいただき、テントの準備や
明日の競技に使われるものの準備をしていただきました。







明日はお天気も良さそうです

明日の競技のようすはまた後日UPいたします。

◆バラエティアート・フェスタさが

2012年09月25日 | 日記
以前に作品募集でブログにも載せていましたが
第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会の
チラシが届きました。
芸術も、文化も楽しんだもん勝ち!
障害のある人もない人も楽しめる
文化・芸術が一堂に集結
バラエティに富んだアートの祭典、佐賀市で開催されます。


期間:2012年11月23日(金)~11月25日(日)
場所:佐賀市文化会館・佐賀県総合体育館


同時開催としてアール・ブリュット展も開かれます

人の果てしない創造力に出会う!


期 間:2012年11月23日(金)~11月25日(日)
観覧料:一般・大学生500円
    幼児(3歳~)小学生~高校生・障害者・介助者1名300円

主催:厚生労働省・佐賀県・佐賀市


芸術・アート・スポーツ・・・etc
バラエティに富んだ芸術・文化が集まります。
日替わりで色々な催しが企画されています。

チラシが必要な方は県育成会事務局へご連絡ください。



本人主体の会にすることの難しさ

2012年09月25日 | 本人活動
 本人活動を本人主体で実施できるようにするにはさまざまな困難がある。
 参加メンバーは今まで話し合いする経験が少なかった。
 自分の意見を述べる機会に恵まれなかった。
 いざ、本人の会を開催しても、本人同士で何をどのように表現していいか戸惑うことは予想できる。
 互いに知り合って、共通の話題を見つけることが必要である。
 そのあたりの経緯について美作大学の学生たちがどうしたかを紹介する。
 
以下は、美作大学紀要論文からの引用(2010, Vol. 55,p.99)である。
 その第14回目。

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【引用始め】

 5.まとめと課題及び今後の展望

 1)まとめと課題

 (2)本人活動の本来の目的・意味が伝わりにくい

 本人活動の目的は、本人主体であり活動は本人同士が話し合って決めていくものである。
 しかし、参加メンバーは、これまでの社会生活の中で自分の意見を表現するという機会も少なく、「本人の会」立ち上げ当初は、活動にも慣れておらず、意見も出にくかった。
 そのため、参加メンバーが主体となって活動を進めていくことはとても困難であった。 こうした状況から、当初は支援者である学生がある程度、活動内容を決めたり、意見を出す等、本人活動の「本人主体」の機能を果たしていくことが困難であった。
 しかし、回数を重ね、参加メンバーも活動に慣れてくると参加メンバーからの意見が出てくることが多くなった。
 また、学生も活動を重ね、先進的な活動をしている団体への視察等を通し、支援方法の学習を深め、徐々に支援方法を体得しているようであった。
 (p.99)

http://www.mimasaka.ac.jp/intro/bulletin/2010/pdf/435510091G.pdf

美作大学・美作大学短期大学部紀要 2010, Vol. 55. 91 ~ 100
知的障害者における本人活動への支援~「本人の会」立ち上げに向けて~
Supporting self-advocacy for people with intellectual disabilities:a report of establishing a self-advocacy group
薬師寺明子、杉谷 理絵*、竹内  瞳*、富澤 真菜*、新延 優子*、真壁かおる*、山本 詠美*、吉元めぐみ*
美作大学生活科学部福祉環境デザイン学科

【引用終わり】

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 「本人の会」は今まで付き合う機会のなかった本人たちと交流して、仲間をつくることである。
 そこでは、今まで気づくことのなかった問題について、互いの経験から気づくというのは極めて大切である。
 但し、そこまで到達するには本人たちの興味関心がどこにあるかを引き出すことが必要だ。
 また、今困っていること、悩んでいることを明らかにする。 
 本人たちにとって、共通の話題は見つかるはずだ。
 共通の話題を通じて、本人の会を盛り上げていく。
 そのことで、本人の会が意義あるものになっていく。
 (ケー)