山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

まだまだ参加者募集中・東北ブロック大会(10/15~16)まであと15日

2011年09月30日 | 行事
 みなさん、10月15日(土)と16日(日)は「第51回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第23回山形県知的しょうがい者福祉大会」が開催されます。
 知らない人には、ぜひ知らせて下さい。
 知っていても、どうするか悩んでいる人がいたら、ぜひ参加して下さい。
 会場は、山形国際ホテル(山形市香澄町)。

 「東北はひとつ、みんなの力で 東日本大震災をのりこえよう」が大会テーマ。
 みんなで、障がい者の防災のあり方を徹底して話し合いましょう。
 これからの生活のあり方を見直すいい機会にしたいと考えてます。

 それには、興味と関心のある人たちにたくさん集まってもらって、あーでもない、こーでもないと、突っ込んだ話し合いをすることです。
 前向きな具体案を出し合いましょう。
 自分達でできること、社会にお願いすること、地域で協力しあうことなど、参考になる意見がいっぱいでる大会になればと期待しています。

 なお、本事業は「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」より補助をいただいて運営しております。

 参加問い合わせは下記へ
 一般社団法人山形県手をつなぐ育成会 事務局
 電話 023-623-6572 FAX 023-623-6571
 Eメール y-ikuseikai@coda.ocn.ne.jp

 なお、参加申し込みは下記までお願いします。
 名鉄観光サービス(株)仙台支店
 電話 022-227-3611
 FAX 022-261-4623

 参加者の余裕はまだまだあります。
 お待ちしています。

 参加費一般3千円、本人(障がい当事者)千円かかりますが、それ以上の収穫を得られるはずです。
 生々しい体験談を聴くだけでも価値があります。


◆きょうだい支援のイベント

2011年09月30日 | 日記
吉川先生からいただいたイベントの情報です。

~What's up”きょうだい”!?~

【入場無料】

立教大学池袋キャンパス9号館大教室(池袋駅西口より徒歩7分)
開場:18:00
映画「ちづる」上映18:30~19:50
トークショー19:50~20:40
トークゲスト
吉川かおり(明星大学福祉実践学科教授/自身も「きょうだい」)
うすいまさと(3人の発達障害児をもつシンガーソングライター)
赤崎正和(立教映像身体学科卒「ちづる」監督/生活介護事業所 支援員)

映画「ちづる」は赤崎正和監督が、かれの自閉症の妹を中心に家族を撮ったドキュメンタリー。
 赤崎のように障がい者を兄弟姉妹に持つひとは”きょうだい”と呼ばれます。
 けして特別じゃない、あなたの隣にもいる”きょうだい”たちは、人知れずいろんな葛藤を抱えている。
 自分を解き放ちたい、妹のことを伝えたい、「ちづる」はそんな彼の「カミングアウト・ムービー」でした。
 このイベントでは、「ちづる」上映後、赤崎監督はじめ「カミングアウト/表現」を通じて、共生をめざす多彩なゲストらによるトークショーがございます。
ご来場を心よりお待ちしております。


                      

この映画は、監督が大学4年生の時に卒業制作として撮影した、今まで向き合わずにいた自閉症の妹(ちづる)を中心に家族とは何かを問いかけている映画で、上映委員会のメンバーには、29日に「ハートをつなごう」にでていらした男性も入っているそうです。

映画のホームページへリンクします

映画は観てみたいけど遠いよな~と思っているアナタに朗報です。

このホームページを見ていたら・・・山形で今年開催される『山形国際ドキュメンタリー映画祭2011』に招待作品として上映されるようです。

上映は10月7日、山形市民会館小ホール 10:30~のようです。

お時間のある方、興味のある方は是非ご覧になってみてください(ちづるちゃんはどうも美人さんのようです)。

それに、この映画は、関東から順に全国でも上映されることになっているそうですので、また山形でも上映の機会があるのかもしれませんね。


◆「ハートをつなごう」見ました

2011年09月30日 | 日記
昨日と一昨日、NHKのEテレで放送された「ハートをつなごう」見ましたよ。

障害をもつ兄弟姉妹をもつ”きょうだい”のホンネがぎっしり詰まった内容でした。

ちょうど、昨日の放送中にメーリングリストに吉川先生ご自身からメッセージが入り「内容が”20代のきょうだいむけ”だったので、親の立場の方にはちょっとお辛い面もあるのでは・・・」と、ご自分から放送の事を知らせる事をためらっていらっしゃったそうです。

でも、親の立場の人も”きょうだい”の気持ちを知る必要はあるのではないのかな~と私は思います。

分かっているつもりだったのにそうではなかったり、親が思っている事とは違う事を考えていたりするのだな~ということを知る事って大事な事ではないでしょうか。

「家族支援プロジェクト」に携わるようになってからは本当にそう思うようになりました。

ワークショップをやると、もうすでに”きょうだい”の問題行動になやんでいたり、いままで気が付かなかったけど、うちの子は『優等生タイプ』なのかもしれないとか、親自身がもっと”きょうだい”にも目を掛けてやる必要があることに気が付くかたが多いようです(もちろん私もです!)

吉川先生から、”きょうだい”向けのイベントのお知らせも入っていますので、後程またこのブログでお知らいたします(F)

#地震発生から204日目「避難にクルマは使わない!」

2011年09月30日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から204日目(9月30日、金曜日)。
 また、大震災発生から204日目の新しい朝を迎えた。
 
 さて、国崎家では、地震に際して、避難する時は、絶対クルマは使わないと言っている。その理由は、次の通りである。
  
************************************************

【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 クルマを使うことのリスク(p.100)

 避難は、徒歩が原則です。地震が発生したら、クルマは絶対に使ってはいけません。クルマでの避難は、残念ながらあまり意味がなく、それどころか、多くの人に迷惑をかけてしまうことがあるのです。

 ① 避難所に駐車スペースはない

 たとえクルマで避難所に向かっても、避難所には駐車する場所はないので、乗りすてなければなりません。

 ② ほとんどの道路が通行止めに

 地震発生時には、主要道路は緊急交通路となってしまうので、一般車両は通行することができません。

 ③ 道路の陥没、隆起

 緊急交通路に指定されていない道路でも、道が地割れしていたり、道路が隆起している場合もあるので、通行は難しいでしょう。
  
【引用終わり】

************************************************

 地震が発生してクルマで避難することは、自らを危険にさらすことになるし、他の人々に対しても安全を脅かす結果になりかねない。
 徒歩による避難が一番安全である。
 ところが、とっさに速く避難しなければという思いだけが先立ってしまい、クルマで避難しようとする。その危険性は道路上の混乱を見て、初めて気づく。前もってクルマ移動の問題を十分認識することで、災害時にクルマを使う危険は認識できる。
 「明けない夜はない」とする上でも、クルマの危険性を社会全体で確かめあって、みんなの安全性のためにも共通理解しておくことである。
 (ケー)

東北ブロック大会(10/15~16)まであと16日・参加者募集中

2011年09月29日 | 行事
 「第51回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第23回山形県知的しょうがい者福祉大会」の開催に向けて、本日も事務局忙しく立ち働いています。
 とくに、大会プログラムの最終校正にかかっています。
 誤字・脱字などないようにと目を皿のようにしてチェックしました。
 それでもなんか不安です。
 年月日とか、回数とか数字の誤りがないか、広告の抜け落ちないかと何度もチェックしました。
 これで大丈夫と思っても、意外と見落としがあったりして、印刷ができあがってきてから、「あちゃー」と思うようなことも今まで繰り返しているので、やっぱり不安です。

 しかし、タイムリミットが近づいています。
 ここで、「えいやー」と任せるしかありません。

 さて、まだまだ参加者募集中です。
 本人(障がい者当事者)大会も充実したものにしたいと考えています。
 震災にかかわって実際の恐怖体験も話題として出ます。
 これからの対策として、大いに参考になる話題が出てくると思います。
 今からでも遅くありません。
 大会参加を申し込んでない人は、ぜひ下記宛どうぞ。
 お待ちしています。

 「東北はひとつ、みんなの力で 東日本大震災をのりこえよう」。
 これをただ単にスローガンで終わりにするのでなく、大会参加者が地元に帰ったとき、災害対策に一つでもプラスになる働きかけができるようにしたいものです。
 そのためにも、一人ひとりが力あわせて、今の状況に立ち向かい、少しでもいい方向に進めるアイデアを積極的に出すことが必要です。

 大会参加については、お誘い合わせの上、10月15日、16日に山形国際ホテル(山形市香澄町)までお越しください。
 特に、16日は午前中分科会で防災に関する協議を行います。
 
 なお、本事業は「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」より補助をいただいて運営しております。

 参加問い合わせは下記へ
 一般社団法人山形県手をつなぐ育成会 事務局
 電話 023-623-6572 FAX 023-623-6571
 Eメール y-ikuseikai@coda.ocn.ne.jp

 なお、参加申し込みは下記までお願いします。
 名鉄観光サービス(株)仙台支店
 電話 022-227-3611
 FAX 022-261-4623

 参加者の余裕はまだまだあります。
 お待ちしています。


#地震発生から203日目「家族で避難経路を確認」

2011年09月29日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から203日目(9月29日、木曜日)。
 また、大震災発生から203日目の新しい朝を迎えた。
 
 さて、国崎家では、大震災で避難するとなったとき、その避難場所やそのルートを、家族全員で確認し合い、冷蔵庫に避難経路を貼っておくなどしているという。
  
************************************************

【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 家族の避難場所とルートを確認(p.99)

 わが家の場合、横浜市が定める避難所は、家から歩いて20分以上かかる小学校。子どもを連れて荷物を持って移動するのは大変なので、とにかく「家から歩いて10分の、スーパー前の公園に集合しよう」と決めました。まず、そこで、家族全員が集合することを目指します。
 家族が集合したら、そこから避難所に向かいます。
 「わが家の防災マニュアル」には、避難所の候補を複数明記しておきましょう。
 大切なのは、「避難ルート」。自宅から待ち合わせ場所や避難所へ向かうとき、どの道を通って逃げるかをあらかじめ決めておきましょう。もちろん、落下物やクルマの少ない安全な道を選びましょう。
 子どもが通学路や塾から向かうときに、どの道を通るかわかっていれば、はぐれずにすみます。マニュアルには「○○病院の角を右に曲がり」「ピアノの先生のお宅の前を通って」など、子どもにもわかりやすい文章で経路を書いて、絵をつけた地図を日頃から冷蔵庫などに貼っておくとよいでしょう。
 
【引用終わり】

************************************************

 以上のように、家族みんなでいざという時のため、避難先なり、その避難経路を確認し合っていることによって、少なくともどこにいるかわからず安否の心配をすることが軽減できる。こうした日頃の準備一つで安心を得ることができる。
 何かがあって家族の安否を心配して夜を過ごすことになれば、悪いことばかり想像してしまう。そうしたことを少しでもなくすには、日頃の準備につきる。
 「明けない夜はない」と希望を少しでももって、大災害に立ち向かえる日頃の対策を怠るべきでない。
 (ケー)

◆NHK(Eテレ)「ハートをつなごう」

2011年09月28日 | 日記
全日本育成会の事務局からのお知らせです。

本日と明日、NHK(Eテレ・教育テレビ)夜20時~20時30分に放送されます「ハートをつなごう」に、吉川かおり先生(明星大学教授)が出演されます。

テーマは「きょうだいー障害のある人の兄弟姉妹ー」です。

吉川かおり先生は全日本手をつなぐ育成会の理事で、昨年、新庄市で開催された「山形県知的しょうがい者福祉大会」で講演をしてくださった先生です。

さらに、一昨年から山形県内の育成会や特別支援学校でもワークショップを数回開いておりますが「家族支援プロジェクト・障害認識プロジェクト」の開発委員長もしていらっしゃいます。

吉川先生ご自身が、障害のあるお兄様がいらっしゃるので、「障害のあるきょうだいを持つ、健常なきょうだい」の悩みや葛藤など、本音の部分を語ってくださるのではないでしょうか。

是非ご覧になって下さい。

私も「家族支援・障害認識プロジェクト」では大変お世話になっております。
それに吉川先生のファンの一人として是非観させていただきま~す(F)

東北ブロック大会(10/15~16)まであと17日

2011年09月28日 | 行事
 東日本大震災という歴史上かつてないほどの未曾有の災害を受けて、知的しょうがい当事者、家族支援を目的としている「山形県手をつなぐ育成会」では、防災を主テーマとして、「第51回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第23回山形県知的しょうがい者福祉大会」を、山形国際ホテル(山形市香澄町3-4-5)で開催します。
 手をつなぐ育成会東北ブロック協議会及び山形県知的障害者福祉協会の協力を得て、準備中です。
 10月15日(土)午後~16日(日)午前までの日程ですので、開催まで17日とせまっています。
 目前になって事務局としては、慌ただしく多忙な日々を過ごしています。

 「東北はひとつ、みんなの力で 東日本大震災をのりこえよう」のテーマのもと、東北各地より参加の申込がきております。
 被災のひどかった県からも、多数の参加を得ることができました。
 感謝いたします。

 しかし、予定参加人数にははるかに及ばないのが正直なところです。
 県内参加者の出足が遅いのが現状です。

 ぜひ、会員はもちろん、会員以外でも障がい関係者とは限らず、防災に興味ある人、ちょっとおもしろいかなと思うひとであれば、大歓迎です。

 お誘い合わせの上、10月15日、16日に山形国際ホテルまでお越しください。
 特に、16日は午前中分科会で防災に関する協議を行います。
 障がい者にとって、東日本大震災がどんな被害をもたらしたか生々しい話題が出されます。そのための今後の対策が話し合われます。そして、今後の減災につなげる問題提起がなされることを期待しているところです。

 なお、本事業は「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」より補助をいただいて運営しております。

 参加問い合わせは下記へ
 一般社団法人山形県手をつなぐ育成会 事務局
 電話 023-623-6572 FAX 023-623-6571
 Eメール y-ikuseikai@coda.ocn.ne.jp

 なお、参加申し込みは
 名鉄観光サービス(株)仙台支店
 電話 022-227-3611
 FAX 022-261-4623


#地震発生から202日目「どこへ避難!?」

2011年09月28日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から202日目(9月28日、水曜日)。
 また、大震災発生から202日目の新しい朝を迎えた。
 
 さて、国崎家では、大地震が起きて自宅が危険な状態になったら、安全な場所に避難するため避難場所を、次のように日頃よりチェックしている。
  
************************************************

【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 防災マップで避難所をチェック(p.98~p.99)

 各自治体では、地震や火災を想定した防災マップを発行しています。そこには、一時避難場所、広域避難場所などが明記されています。
 まずは防災マップを入手して、避難所や消火栓の位置、給水拠点、防災備蓄倉庫などもチェックしましょう。避難所の指定基準やその呼び名は、自治体によって異なるので、防災マップや防災課のウェブサイトなどで確認しておくとよいでしょう。
 防災マップは、自治体主催の防災イベントなどで配布しているほか、区役所や市役所で手に入ります。電話をすると、郵送してくれる場合もあります。

① 一時避難場所
 自宅を離れ、安全を確保するために真っ先に向かう場所。小中学校の校庭や公園、集会所、農地、空き地などです。あらかじめ、家族や近隣の人たちと「あそこに避難しよう」と決めておきましょう。

② 広域避難場所
 一時避難場所に逃れても、延焼火災がおさまらないなど、さらなる危険が迫ったときに目指す場所。広大な面積を擁する公園、緑地、河川敷などのオープンスペースが指定されています。

③ 避難所
 一時避難場所または広域避難所に逃れ、揺れや火事がおさまっても、自宅が倒壊、焼失して戻れなくなった被災者を受け入れ、保護する場所。公立小中学校、高校、福祉センターなどが指定されています。被災時に必要な毛布や食料などが倉庫に備蓄されています。

【引用終わり】

************************************************

 防災マップで避難場所がどこか、日頃から事前にチェックしておくことである。
 一時避難場所、広域避難場所、そして避難所があることさえ、認識に乏しかった。
 防災マップをまず手に入れて、近隣の避難場所を家族と確認して共通理解を図ることから始めなければならない。
 「明けない夜はない」と前向きな生活行動を持続するためにも、日頃の準備が肝心である。
 (ケー)

10月15日(土)~16日(日)東北ブロック大会まであと18日

2011年09月27日 | 行事
 「東北はひとつ、みんなの力で 東日本大震災をのりこえよう」

 上記のテーマで、「第51回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第23回山形県知的しょうがい者福祉大会」を、山形国際ホテル(山形市香澄町3-4-5)で開催します。
 10月15日(土)午後~16日(日)午前までの日程です。

 県内参加者を募集中。予想よりはるかに下回ってます。
 会員はもちろん会員外でも興味のある方はぜひどうぞ。
 知的しょうがい者にかかる「防災」についてあつく語る会にしましょう。
 東日本大震災で被災したしょうがい者、施設、家族等の事例が話題提供として出されます。
 そして、復旧・復興に向けてどう取り組み、今後の対策のあり方について、問題提起する予定です。
 思いもよらぬ災害が起きた事実に、どうしょうがい者として立ち向かうか、それを少しでも明らかにできればと思っています。
 県内の人々も関心をもって、今後に生かせるヒントをみんなでつかみましょう。

 なお、本事業は「独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」より補助をいただいて運営しております。

 参加問い合わせは下記へ
 一般社団法人山形県手をつなぐ育成会 事務局
 電話 023-623-6572 FAX 023-623-6571
 Eメール y-ikuseikai@coda.ocn.ne.jp

 なお、参加申し込みは
 名鉄観光サービス(株)仙台支店
 電話 022-227-3611
 FAX 022-261-4623


#地震発生から201日目「避難時用安全靴」

2011年09月27日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から201日目(9月27日、火曜日)。
 また、大震災発生から201日目の新しい朝を迎えた。
 
 さて、国崎家では、大地震発生後、自宅を離れて避難途中、第2次災害に遭わないよう身支度を整え、避難先を書いた紙を家族で決めた場所に置いてくるという。
 以下が、その内容である。
  
************************************************

【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 家族で決めた場所に避難先を残す(p.96~p.97)

 身支度と非常持ち出し袋の用意ができたら、戸締まりをして、決めておいた避難場所へ向かいます。この時家族の安否情報と避難先を書いた紙を、あらかじめ家族で決めた場所においておきましょう。訪ねてきた家族や知人が、安否や所在を確認できます。災害ダイヤルへ伝言するのも忘れずに!

●安全靴まもる君
 中底にステンレス板が入っているので、金属やガラスの破片を踏んでも、ケガをせずに安全に避難できます。

●緊急脱出キット
 避難時に必要な、踏みぬき防止板スリッパ、セーフティライト、ホイッスルがセットになっているキット。子ども用サイズもあります。
 東京都葛飾福祉工場
 電話03-3608-3541
 http://www.fireman21.net/

●安全靴
 3層構造の靴底で、凹凸面でもすべりにくく足元の安全に最適。
 (株)シモン
 電話03-3812-9121

●防塵マスク
 国際検定取得(DSI)のマスク。約3時間の使用が可能。1箱50枚入。
 住友スリーエム(株)
 電話0570-011-321
 http://www.mmm.co.jp
              
【引用終わり】

************************************************

 家族であらかじめ避難先を決めておく。また、家には、避難先を確認できるよう前もって決めておいた場所にメモを置いてくる。
 逃げるにあたっては、安全靴はいて避難途中ケガしないよう考えている。
 避難用の身支度をしっかりして安全に避難できるようにするのだ。都会だとビルなどの破損したガラスがあたり一面に落ちている可能性がある。それを踏んでケガするといったことも考えておかねばならない。
 ただ、津波が襲ってくる地域では身支度より真っ先に避難することだろうが。
 前もって地震で逃げるときにはどうするか、家族の中で決めておくことが大切である。
 こうした事前準備によって、いざという時それを実行することで、「明けない夜はない」と前向きに冷静な対応ができるようにしたい。
 (ケー)

◆成年後見制度の講演会(南陽市育成会)

2011年09月26日 | 障害者施策
南陽市手をつなぐ育成会から講演会の案内が届きました。

全日本手をつなぐ育成会権利擁護委員で弁護士の関哉直人氏をお迎えし、講演会と相談会を開く事になりました。

この機会に、障害者制度改革など、新法制定の目指す方向に沿った成年後見制度の話をお聞きしてはどうでしょうか。
多くのご参加をお待ちしています。

日 時:平成23年10月8日(土)午後2時~4時

場 所:南陽市(赤湯)えくぼプラザ2階会議室

内 容
100万人署名活動と全日本育成会が目指す成年後見制度とは?
親がいなくても(いつでも)安全で豊かな生活が保障されるように
制度が、地域のおけるセーフティネットの役割を果たしてほしい
相談会(支援)1人ひとりにあった選任について
保護者選任の申立て(病気治療を受けさせるときなど)
任意後見制度(将来、判断力が不十分な状態になった場合にそなえて)
成年後見申請資料を準備します


問合せ・申込:南陽市育成会事務局(いちょうの家内 担当:加藤)
       TEL:0238-47-3456 FAX:0238-47-3133
          

成年後見制度ってなに?という方や、将来的に必要だと思っているから詳しく知りたい。
後見人をつけると選挙権がなくなると聞いたけど、あまり疑問はもたないな~と思っていらっしゃる方も、この機会に是非専門の先生のお話をお聞きしてみてはいかがでしょうか?


今後、山形市手をつなぐ育成会でも、同様の研修会を計画していますので、連絡がきましたらまたこのブログにてご連絡させて頂きます。


#地震発生から200日目「要介護者をいち早く逃がす」

2011年09月26日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から200日目(9月26日、月曜日)。
 また、大震災発生から200日目の新しい朝を迎えた。
 
 さて、毎日新聞コラム欄(反射鏡2011.9.25)に津波から命をどうやって守るか掲載していた。
 津波が来ても「逃げられたのに逃げなかった人」と「逃げたくても逃げられなかった人」が犠牲になった事例について、どうするかと問題提起している。
 その解決のヒントとして、「防災教育のお陰で無事だった子どもたち」の事例について次のように述べている。
  
************************************************

【引用始め】

http://mainichi.jp/select/opinion/hansya/news/20110925ddm004070002000c.html
毎日jp 毎日新聞 2011年9月25日 東京朝刊

反射鏡:「てんでんこ」のジレンマとどう向き合うか=論説委員・青野由利

 (前略)

 消防団員、鈴木亨さん(42)をたずね、7月に大槌町を訪れた。人口約1万5300人の漁業の町で、死者・行方不明者は約1400人に上る。

 漁業協同組合で働く鈴木さんは、港にある冷蔵庫から出てきたところで地震に襲われた。「津波がくる」と直感し、揺れが収まる前から水門を閉めて回った。消防車で「津波だ、逃げろ」と連呼しながら避難誘導したが、逃げてくれない人たちがいた。「胸ぐらをつかむようにして言っても、だめだった」

 津波が堤防を越え、自分たちも車列の最後尾から高台に向かったが、バックミラーに真っ黒な津波が迫った。間一髪で逃げおおせたが、出動した仲間は14人中8人が犠牲になった。ボランティアである消防団の責務とリスクの大きさに言葉を失う。

 実は、鈴木さんの母親もなかなか逃げなかった一人だ。地震の後、片付けをし、「一応」とサンダル履きで裏山に上った後に家は跡形もなく流された。

 「被害が多かったのは、過去の津波や言い伝えなどから、ここまでこないだろうと油断していた人たち」。だからこそ「堤防や水門を過信せず、すぐ逃げるしかない。油断につながる津波の数値予測もやめてほしい」と訴える。

 しかし、話はそれで終わらない。「隣に、介護が必要な高齢者がいる家が2軒あり、どちらの家族も流された」。消防団の仲間5人も、寝たきりの人を救助中に津波にのまれた。「逃げない人」以外に、「逃げたくても、逃げられない人たち」がいるのが、現実だ。

 今月、東京都内の講演会で、鈴木さん、畑村さんと、群馬大大学院教授の片田敏孝さんが経験を語った。片田さんは岩手県釜石市で教職員らと「すぐ逃げる」ための津波防災教育を進めてきた専門家だ。今回の大津波で、釜石市の小中学生約3000人のほとんどが無事だった。背景にこの防災教育があったと注目されている。

 片田さんが子どもたちに伝えてきた「避難の3原則」は、「想定にとらわれるな(ハザードマップを信じるな)」「最善を尽くせ」「率先避難者たれ」。

 実際に、釜石東中学校では学校が浸水想定の区域外にあるのに地震直後に避難を始めた。中学生が逃げるのを見て、高齢者や近くの鵜住居小学校で3階に避難しかけていた小学生もいっしょに逃げた。決めてあった最初の避難場所が危ないと感じた中学生の言葉で、さらに高台へ。結果的に、最初の避難場所は流され、小学校は屋上を越える大津波に襲われたという。

 「避難の3原則」が功を奏したわけだが、それだけではない。片田さんの話で特に印象に残ったのは、防災教育の最後に子どもたちに伝えた言葉だ。

 「うちに帰ったら、『僕たちはぜったいに逃げる。だからお母さんも逃げて』と何度も言って」。保護者には、「子どもたちが『お母さん逃げて』と一生懸命言うだろう。その願いをしっかり受け止め、うちの子は絶対逃げるという確信を持つまで話し合って」と伝えた。

 これを聞いて、「津波てんでんこ」の持つ本来の意味が、鮮やかに浮かんだ。一人一人が勝手に逃げるというだけの話ではない。家族同士の信頼のもとに、主体的に自分の命を守るという重要な哲学が潜んでいる。

 だからこそ、と思う。「てんでんこ」では救いきれない人たちのことも忘れてはならない。

 介護が必要な家族を助けようと運命を共にした人たち。職責を果たした消防団や警察、役場の人々。彼らのジレンマをどうすればいいのか。片田さんに詳しく聞こうと思って、やめた。

 きっと、ひとつの答えはない。ただ、言えるのは、「要介護者」をいち早く逃がす街づくりやシステム、「逃げない人」への防災教育が、ひいては「逃げられない人」をも減らすだろうということだ。それはなにも津波防災だけの話ではない。
              
【引用終わり】

************************************************

 「要介護者」をすばやく津波から逃がすにはどうするか。今回の大震災を教訓に防災準備をすることである。「要介護者」施設は津波が来ない高台に建てる。高台でなければ許可しない条例が今後できるだろう。
 それでは、海辺近くの在宅している「要介護者」をどうするか。もちろん、その中には障がい者も含まれる。地域で助け合うシステムが必要である。
 大災害時、みんなで助け合うことが徹底すれば、「明けない夜はない」と前向きな取り組みができる。
 (ケー)

#地震発生から199日目「自宅を離れる前にすべきこと」

2011年09月25日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から199日目(9月25日、日曜日)。
 また、大震災発生から199日目の新しい朝を迎えた。

 早朝、歩く。朝もやが濃い。あたり一面、真っ白。いつものように、須川の土手に出る。台風15号の時、荒れ狂った水流もうそのよう。何ごともなかったように、いつもどおりの流れに変わっている。
 川べりのグランドに若くはない中年の3人がせわしく動き回っている。ソフトボールの仲間たちがくるのを待っている様子。
 本日は、3連休の最終日。
 これから、秋晴れに恵まれるに違いない。

 さて、国崎家では、大地震発生の後、自宅を離れて避難する時、ガス、電気、戸締まり、水の確保などやっておくべきことを次のように述べる。
  
************************************************

【引用始め】

「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社より引用

 ガスと電気をチェック 戸締まりもしっかりと(p.95~p.96)

 自宅を離れる前には、ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落とすのを忘れずに。こうすることで「通電火災」による二次災害を防ぐことができます。次に戸締まり。窓、ドア、雨戸などをしっかり閉めます。窓が割れていたら、紙やビニールシートで覆うこと。これは災害に乗じた空き巣防止と同時に、火災が広がったとき、火の粉が家の中に入って、燃え移るのを防ぐためでもあります。
 時間的に余裕があれば、震災後の生活に必要な水を確保しておきます。地震が起きると、水の供給がストップしてしまいますが、地震直後は水道管や貯水槽に水が残っていることが多いのです。バスタブや洗たく機、ベビーバス、バケツなどに水をため、余震がきてもこぼれないように、ビニールシートなどでフタをしておくとよいでしょう。
              
【引用終わり】

************************************************

 大震災時、自宅を守るためにも、以上のことをすばやくやれるようにしたい。家族防災マニュアルにもきちっと、文章化しておく。それを時々取り出して確認しておく。そうすれば、いざという時に実行できる。
 こんなことができていれば、大震災にあっても「明けない夜はない」と絶望に陥いることなく、冷静な対応ができる。
 (ケー)

#地震発生から198日目「自閉症の子を持つ母がまた災害来たらと悩む」

2011年09月24日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から198日目(9月24日、土曜日)。
 また、大震災発生から198日目の新しい朝を迎えた。

 自閉症の子をもつ親が、あの大震災後、また再び大震災が起こったらこの子は助かるだろうかと心配している。
 特に、こだわりが強い子は、今まで以上にそのこだわりが顕著になっている。そうした事例について、毎日新聞(2011.9.23)が次のように伝えている。

************************************************

【引用始め】

http://v.go-iwate.org/?p=7036
毎日新聞 9月23日より

自閉症の子、悩む母 「また災害来たら…」  投稿日: 2011年9月22日

「津波てんでんこ」(津波が来る時は各自てんでんばらばらに逃げろ)という言い伝えが残る三陸地方で、自閉症の子を持つ親が思い悩んでいる。再び大震災が起きたら、この子はどうなるのか。岩手県一関市の松本倫流(みちる)君(17)の母親は言う。「助ける側に余裕がなければ、ミッチは助からないかもしれません」

 倫流君は初めて1人でバス通学をしていた時、大地震に襲われた。大学院生の姉が気付かれないよう同乗していたが、倫流君は大きく揺れるバス内で顔面蒼白(そうはく)になり、立ち尽くしていた。

 倫流君は散らかっていたり、バラバラなものがあると、すぐ片付けないと気が済まない。できないと不安になり、落ち着きをなくしてしまう時がある。

 大地震が収まり帰宅したが、リビングは割れた食器やガラスが散乱し、足の踏み場もなかった。「お片付けします」。倫流君は素手で割れた食器をゴミ袋に入れ始めた。電気や水道がストップしていることを知ると、電話帳を母親に見せ「電気屋さんが明日来ます」「水道屋さんが明日来ます」と繰り返した。電気や水道を早く復旧させなければ、という思いからの行動だ。

 父親は単身赴任中で、一家は姉を含め3人。地元に避難所もできたが、行けば周りに迷惑をかけるし、倫流君のストレスにもなる。3人はリビングで毛布にくるまって寝た。

 4月上旬も深夜に強い余震が発生。家の壁にひびが入り、再び家具や生活用品が散乱した。倫流君は早朝に起き出し、食事も忘れて片付けに没頭した。

 以来、倫流君は震度1の地震でも起きるようになってしまった。風で家の窓が鳴っても「おかあさん」と抱きつく。

 家族はミッチが大好きだ。誤って包丁で手を切ると「大丈夫ですか」とばんそうこうを持ってきてくれる。「肩が凝った」と言うとマッサージをしてくれる。家族なら自分を顧みずに助けることができるが、将来ミッチが一人になった時に大震災が起きたら……。母親はそんな日が来ないよう、祈るのみだ。

 倫流君と同級生の自閉症の子を持つ岩手県自閉症協会の熊本葉一会長は「非常時は障害者より健常者が優先される傾向があるが、命に優先順位はない。しかし、だからこそ『障害者を優先して』とも言えない」と話している。            

【引用終わり】

************************************************
  
 障がい者も含めて災害弱者が津波等にあったら「津波てんでんこ」と1人で逃げるのは難しい。そのためにも、そうした人たちも含めた津波対策を常日ごろから考えおき、実行できるようにしておく。大災害を教訓に今できる対策はすべてうっておく。そうしなければいつかやれると思っていて、また大災害に襲われる。
 特に、今回の台風15号によって仮設住宅にいた人たちが浸水し、また避難所にいくはめになった。津波だけでなく、水害といった複合災害に襲われた。
 人智を越えた自然災害と言ってしまえば何もできない。今までの経験を踏まえて、考えられる限りの対策はなんとしてでもやっておく。
 災害弱者を含めた対策である。
 山形市手をつなぐ育成会を中心にして、「本人たちによる防災会議」を今まで3回開催した。障がい当事者が東日本大震災をきっかけにして、自分たちでできることを少しでも考え、問題提起しようということである。
 この事業には、「やまがた社会貢献基金」から助成もいただくことができた。
 それなりに、成果が期待されている。
 そして、第51回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第23回山形県知的しょうがい者福祉大会(10月15日~16日、山形国際ホテル)の本人大会でも、今までやってきたことを発表しようと考えている。
 本人たちだけでやるなんて難しすぎて無謀といった意見もある。しかし、それは勝手な思い込み。そうした機会を設定してこなかっただけである。

 こうしたささやかな試みを継続していれば、大災害に遭遇しても、「明けない夜はない」と絶望的にならず、冷静さを保てるようにしたいものだ。
 (ケー)