女子行員の笑顔で許せたものでも、ATMでは許せない。

みずほ銀行は、もう１年以上、システム移行のためにATMの週末利用のできない日々が続いている。私のメインバンクなので、もちろん相手は私をメイン顧客とは思っていないので、相対的な関係にはないのだが、困るのである。貧乏人ほど、お金はちびちびと下すのである。さて、三菱UFJ銀行と三井住友銀行がATMの共同利用を発表した。１台あたり、年間２００～３００万円かかると言われるコストの削減を目指すものである。この結果、街中で、並列していた両行のATMのどちらかが姿を消す。なぜ、銀行がATM化を進めてきたかと言えば、コストが一人当たり５００万円はかかると思われる何人もの女子行員を減らし、コストの削減をしようとしたものだ。そして、その目的が達成されたかと思うと、今度は、その功労者のATMを減らし始めたのである。美しい女子行員や愛くるわしいATMを何と思っているのだろうか。さて、キャッシュカードは相互乗り入れできても、通帳は相互乗り入れできない。みずほ銀行の場合でも、富士銀行と第一勧銀が合併した数年、元富士の通帳は元勧銀のATMでは使えなかった。赤とか青とかのシールが張って区別していたのである。今回の三菱と三井住友の共同利用でも、通帳は相互に乗り入れできない。ATMを使う側の利便性は、例えば、三菱のATMで自分の三井住友の口座を使う場合の手数料が要らなくなるだけである。（くちなし亭、７月11日）

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