昨日、ノーベル平和賞が発表された。韓国の人などは、事前の話として、「この賞の該当者に、今年、文大統領以外に誰がいるのだ。」とうそぶいていたが、いたのである。ノルウェーのノーベル賞委員会は、コンゴ民主共和国の医師、デニ・ムクウェゲ氏とイラクのヤジディー教徒女性、ナディア・ムラド氏にノーベル平和賞授与を決めたと発表したのである。特にナディア・ムラドさんは25歳と言う若さである。イラクの少数派ヤジディ教徒で、自身が過激派組織ISから受けた性暴力を国際社会に告発してきた方である。少なくとも、文大統領や金委員長、さらにはトランプ大統領よりも、活動資金は必要である。ヨーロッパで行われるノーベル賞であるから、どうしてもアジアは遠い。ISの問題は日本にとって、遠い問題なので、そこでの悲劇を知る機会ともなる。(2018.10.06)