「好きだから、真似してみたくなる。」 そんな気持ちが高まったのがインスパイア系。
…っていうフレーズが気に入ってまた使ってみたのですが(^^; さて今回も”二郎インスパイア系”から。国道45号線沿い・仙台港北インター近くにあります「麺匠大黒 多賀城店」の「大黒二郎」800円（写真上）です。元々は期間限定メニューで登場したものでしたが、好評だったようで現在は数量限定のレギュラーメニュー化してるようです。
ちなみに今「麺匠大黒」はこちらの「多賀城店」と「利府中インター店」の2店舗が営業中。以前訪れた多賀城市笹神の「麺匠大黒」1号店はお店の複数化とともに「笹神店」となり現在は閉店してます。
スープベースは豚骨ガラ味で醤油ダレをやや強めに配合。油量は多めですが二郎インスパイア系にしては豚脂は控えめ、化調はほどほどです。とにもかくにも塩味の強い昆布主体の魚介系を効かせた醤油ダレが俄然強めで、すっきりとしたキレがあるのが印象的。人によっては”しょっぱい”と言われそうな強さですが、油量多めで途中ダレしそうなスープに芯を作っていて最後まで飽きさせずにグイグイ完食できました。
麺は太麺でコニっとしたなかなかの食感。豚は小ぶりですが適度にぱさっとした食感、強すぎない味付け感が二郎っぽい仕上がりですね。野菜はモヤシ主体。贅沢をいうともうちょっとキャベツが欲しいですかね。味玉が乗っちゃうのがお得感高し。こちら半熟の仕上がりで味付けはあっさりめ。そしてメンマ、ノリものっちゃいます。総ボリュームはなかなかですよ。
写真下は基本メニューより「らーめん・しょうゆ」600円をこってり・太麺でオーダーしたもの。
「麺匠大黒」基本メニューは大まかに「らーめん」「つけ麺」の2種スタイル、味は「しょうゆ」「味噌」「塩」の3種あり、そして各々について
あっさり：鶏ガラと魚介の清湯
こってり：濃厚豚骨
ブレンド：ダブルスープ
から選べるようになっています。あとワンコインメニュー「中華そば」500円や餃子等とのセットメニューも複数ありました。※店舗や時間帯によって変動するかも。
さてスープは半濁させた豚骨ベースですが油量はかなり多めです。以前からこんなに強めだったっけ？と驚いちゃいましたが、それとも身体が老いたのか(笑) 豚脂の旨味ベースに塩味の強い醤油ダレを少量配合。ぎゅっと効かせた昆布主体の魚介系が旨味をサポートします。多分上記の「大黒二郎」と同じ元ダレを使用していると思われますが配合量はやや少なめですね。
麺はごにっとコシがあって強いスープに負けてません。ネギは2種。あと海苔が磯の香りをプラスします。塩味と油量が結構強いので白いライスが欲しくなりますね。(10/08/05食)
麺匠大黒はたしか「仙台っ子」からの派生か何かで独立したお店だったような気がしてまして、そして以前はもう少し仙台っ子のDNAを感じさせるような重層型スープだったように思いましたが、今は全く異なるスープになりましたね。利府中インター店なんて仙台っ子と隣接してますから、これだけ差別化されたのは必然なんでしょうね。あと戦略的価格の中華そば500円も気になるので次回はこちらを頼んでみたいと思います。
(10/10/16)
麺匠大黒 多賀城店／宮城県多賀城市八幡1-2-18
