朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

ダイエーがなくなる

2015-06-09 17:33:39 | 21世紀
ダイエーがなくなる
2015/06/10
 ダイエーの名前は消されすべてイオンになるそうです。利益の上がらない企業は消えてなくなります。
 一時は、日本一の売上高を記録し、小売業をすべて飲み尽くす勢いでしたが、時代が代ると、お客も離れ、凋落するのです。
 ダイエーの倒産についてこんな記事があります。
 ダイエーと言えば、阪神大震災発生時に、いち早く「ローソンを含め、便乗値上げは絶対しない」と宣言し、震災時の便乗値上げを回避した企業でしたね。
 二代目の坊ちゃんが、その甘さゆえに銀行などにひっかけられたのが破綻の理由でしょう。
 そもそも、資産を流動性の高い現金・預貯金でなく、固定性の高い不動産にしていたのが銀行に狙われた理由です。資産を運転資金に変換させるためには金融 に大きく依存しなければならないので銀行が食い込みやすい(許容性)のが一点。不動産自体がデフレ時には大きく下がるが、回復すれば大きく上がる、お金持ちにはとっても優良な財産ですから、長期に不良資産としての不動産を保有する体力のある銀行にはご馳走(必要性)であることが一点。
 「再建」と称して、銀行が経営に乗り出してきたら、「高くても安くても悪かろう」になります。彼らは商人ではなく、金貸しですから。利益が全てですから ね。しかも、彼らの目当ては、ダイエーという経営母体でなく、あくまでその資産です。彼ら銀行はダイエーをつぶすために入ってきたんです。経済のインフレ 基調が軌道に乗ったら、ダイエーは本当に消えてなくなりますね。
 あと、我々消費者も、ダイエーに冷たかったですね。今度大震災が来ても、「便乗値上げは絶対しない」なんて言ってくれる企業は出てこないですよ。この前のペルーの震災みたいになっちゃうでしょうね。(以上・教えてgoo、ベストアンサー)
 資産が大きく、それを担保にして、借入金のある企業は、絶好のターゲットにされるのですね。かわいそうな気もします。現在のイオンも沢山の不動産を手にいれ郊外型店舗を作っています。時代が代れば、次のダイエーかもしれませんね?
 ダイエーは、デパートにあこがれていたのか、4階建て、5階建ての店を作っています。駐車場を広くとり、2階建てのイオンの方が、行きやすい感じです。ダイエーは商店街をつぶし、イオンはダイエーをつぶし、イオンをつぶすのはコンビニでしょうか?通販でしょうか? 時代は変り、主役も変ります。
 私たちも、いつまでも安泰と思っていたら大間違いです。
 名もいらぬ 過去などいらぬ 未来のみ    得意顔 思い出される 終わりの日
 

もらい事故

2015-06-09 17:21:17 | 21世紀
もらい事故でも賠償4000万円
2015/06/09
 一方がセンターラインをはみ出したためとされる乗用車同士の正面衝突事故について、福井地方裁判所(原島麻由裁判官)が「前方不注視の過失がなかったはいえない」とし、対向車側の賠償責任を認めて4000万円余の損害賠償を命じた(福井新聞)。
2012年4月に起きた 事故の現場は時速50キロ制限で片側1車線の直線道路だった。
事故車両の写真からは、激しい衝突だったことがうかがえる。この事故ではセンターラインをはみだした車の助手席に乗っていた所有者が死亡している。対向車側は一方的に衝突された事故であり、責任はないと主張していた。
 死者は、ぶつかった車の所有者で、知人の学生に運転させていた。学生は居眠りで対向車線に入り衝突した。当てられた車の前には2台の車が走行していたが、それらは左によけ事故を免れた。衝突した車の任意保険は、本人運転限定であり、保険金は出ないそうだ。運転していた学生には、8000万円の賠償を命じたが、実際には資金源もなく払えない状況だそうだ。
 裁判所は、被害者救済のため対向車の自賠責を使えという意味の判決だそうです。
 事故の責任は、100%、居眠り、車線はみだしの方にあります。責任のない者に対し賠償責任を判決するのは、善悪や責任の所在をはっきりさせるという裁判の本質を外れています。
 これも、福井地裁です。原発再稼働禁止の仮処分した地裁です。被害者の味方を如何にするかと、そればかり考えているようです。
 日本は法治国家であり中国は人治国家であると、中国の悪口を言いますが、こんな判決は、中国でも、アメリカでも出ないでしょう?
 裁判官の思い上がりが過ぎる気がします。法律の適用は公平でなければなりません。弱い者がかわいそうというのは人情です。しかし、法律を捻じ曲げて弱い者に賠償金を出してやろうなど、小学校のホームルームの模擬裁判のようです。
 前方不注意があったとしても、交通事故の責任は対向車にあります。責任を無視する判決なんて、あってはいけません。
 以前、工事現場の出入り口で、トラックの発進を避けられなかった競輪選手は、道を外れ、田んぼに落ちたことがあります。骨折事故でしたが、裁判などなりませんでした。裁判したら、トラック側に賠償判決が出たかもしれませんね?
 判決は くじ引きよりも 身びいきか  善悪と 補償金とは 無関係