現新三つ巴の激戦
任期満了伴う魚沼市長選挙が11月25日告示され、かねてより出馬を表明していた再選を目指す現職の大平悦子氏(56)と新人で前魚沼市議の森島守人氏(58)、同じく新人で前魚沼市議の大桃聰氏(56)の3氏が立候補。現職と新人の三つ巴の激戦が展開されている。投票日はあす2日で、即日開票される。
持続可能な地域医療体制の確立、雇用の確保、教育環境・子育て環境の整備などを掲げている大平氏は、本町で第一声をあげ「安心安全の砦として病院、地域医療を確立していくことが私の次の仕事。財政健全化をさらに進め、次の4年間で責任を持って魚沼市の安定的な将来をつくりあげていきたい。市民と語り合いともに歩んでいく姿勢で進みたい」と支持を訴えた。
地場産業の育成と雇用の創出、将来を見据えた教育の推進、新庁舎建設への取り組みなどを示している森島氏は今泉で第一声をあげた後、市内をまわり「内需拡大のため必要な公共事業は行い経済を循環させ、観光などで積極的な行政運営をしたい。国、県へのトップセールスを行い、まちづくりと防災の拠点である庁舎は一本化しなければならない」と訴えた。
将来への責任を果たす市政、嘘やごまかしのない、顔が見える市役所運営などを掲げている大桃氏は本町で第一声をあげ「私が終始一貫して主張していることは、当たり前のことを、ちゃんとしようよということです。役所の無駄をなくし、減税に務めて、ゆとりの暮らしを実現しましょう。市民と職員、市民と市民がお互いに引き受けあう魚沼にしましょう」と訴えた。
11月24日現在の有権者数は33370人。投票は2日、市内29の投票所で行われる。投票時間は7時から18時。開票は20時から小出郷総合体育館で行われ、市長選の大勢が判明するのは22時30分ころと見られる。
【大平氏略歴】
小出町教育委員
同町議1期
魚沼市議2期を経て
平成20年に
魚沼市長に初当選
富士短大卒
同市古新田
・
広神村職員
魚沼市スポーツ振興課長補佐を経て
平成17年に
魚沼市議に初当選
市議2期
帝京大学卒
同市今泉
・
食品会社勤務
建設会社勤務の後
自営
平成21年に
魚沼市議に初当選
市議1期
長岡工高卒
同市七日市
・
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市政の重要施策など示す
立候補予定者が公開討論会
社団法人魚沼青年会議所(桜井健太理事長)では魚沼市長選挙に伴う「政策提言型公開討論会」を11月22日、魚沼市地域振興センターで開催、立候補予定者3人が市政の重要施策などを示した。
公開討論会は、青年会議所が政策本位の選挙をすすめていく運動の一環として開催したもの。
討論会には魚沼市長選挙の立候補予定者である魚沼市長の大平悦子氏、前魚沼市議会議員の大桃聰氏、森島守人氏の3氏が出席、一問一答形式で、すぐに行うべき重要施策、今後のビジョンなどが質問された。
「すぐに行うべき重要施策」について森島氏は「力強い産業づくり」、「誇り高い教育の推進」「真の行政改革の実行」の3点を示し、大桃氏は「当たり前のことを当たり前にする」「市民の暮らしに直結する政策を実施する」「政治と行政に質の向上を目指す体制の改革」の3点、大平氏は「財政の健全化」「持続可能な地域医療体制の確立」「雇用の場の確保」の3点を挙げて自らの考えを語った。
この後は4年間で行うべき重要施策、今後のビジョン、長期展望がそれぞれ語られ、会場を訪れた約300人の人たちは3人の話に静かに耳を傾けていた。
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3人超過の6人立候補
魚沼市議補欠選挙
市長選と同じく2日に投票が行われる魚沼市議会議員補欠選挙には欠員3に対して新人4人、元職2人の6人が立候補した。
魚沼市議補選立候補者(届け出順)
佐藤 敏雄 63 農 業 無新
志田 貢 55 会社員 無新
岡部 計夫 61 農 業 無元
星 丈太 43 整骨院院長 無新
大平 栄治 72 会社員 無元
大平 恭児 50 会社員 共新