魚野川でサクラマス放流祭
「第28回全国豊かな海づくり大会」に出席された天皇陛下お手渡しのサクラマスの稚魚の放流祭が9月7日、魚沼市伊勢島の魚野川鮭一括採補場で行なわれた。
新潟市の朱鷺メッセで開かれた同大会に出席された天皇、皇后両陛下は式典後、同施設の西側岸壁で県内の漁業施設などで育てられたヒラメやモズクガニなどの稚魚を信濃川に放流された。この放流で、魚沼漁協が育てたサクラマスについては、陛下が同組合に直接手渡された稚魚を、魚野川まで運び放流することになったもの。
放流祭には同組合員や家族など約150人が参集。天皇陛下が同組合に渡された6匹の稚魚が会場に到着すると桜井新組合長が「両陛下が放流される魚の一部を持ってきて放流祭を行うことになりました。子どもたちも放流に参加して、川に関心を持ってもらいたい」とあいさつ。
桜井組合長らにより陛下お手渡しの稚魚が魚野川へと放流されると、参加した子どもたちなどが用意された1600匹のサクラマスの稚魚をバケツに入れてもらい、次々と川へと放流していった。