KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

ホンダが海外で2輪事業が好調

2011年10月18日 | バイクあれこれ
国内メーカーの中では、ホンダが国内外含めた全体では一番元気が良さそうです。
スズキ、ヤマハ、カワサキにも頑張ってもらいたいです。


スズキは、2010年度の2輪事業が2期連続の赤字で、98あったモデル数を
54まで半減させるリストラ策に取り組んでいますが、2011年度の第4半期は
北米、アジアでの売り上げ増加により前年同期比で8%アップで、黒字に転換したようです。

一方で、ヤマハが排気量250cc以上の普通・大型二輪の新たな国内専用車の開発を中止しました。
国内市場の低迷で開発コストの回収が難しく、中型以上の国内専用車開発打ち切りは初めてです。
円高で輸出の採算が悪化し、中型以上の二輪車を生産する磐田市の本社工場の
生産台数は採算ラインの20万台を下回っているそうです。。。

カワサキは、モーターサイクル&エンジン事業は新興国の販売増で増収となり、
収益も大幅に改善したものの、依然として営業赤字になっているようです。
他の部門が好調のようなので、まだ生き延びているのでしょうが、他部門がしんどくなると
真っ先に2輪部門がリストラされるのでしょう。。。


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海外では、125ccクラスが台数も多いようですが、250ccクラスにも頑張ってもらって、
国内で中型クラスのバイクでもう一度需要が伸びて、活性化すれば面白いのですが。。。
気楽にどこでも行ける250ccのトレールタイプが出てきてくれませんかねぇ!!



「日経ビジネス 2011年10月10日号14ページより抜粋しました。」

・ホンダの収益を支える2輪事業が海外で快走。
・新型エンジンを投入し、インドネシアでは新工場を検討。
・世界販売台数3000万台計画が現実味。

・9月26日、2輪車用の新型エンジン2種類(125cc、700cc)を発表。
・2種類の新型エンジンの共通点は、海外を主要販売地域とすること。
・排気量125CCの機種はスクーターへ搭載し、燃費性能を25%改善。
 主に東南アジアなど新興国で生産し現地で販売。
 地域ごとに3種類あったエンジンを、2~3年かけて新型エンジンに統一し、
 生産台数の多い小型エンジンは、海外に順次移管。
700CCの中型エンジンは先進国に照準を絞り、生産は熊本製作所。
 700cc新型エンジン生産を熊本に残すのは、国内の開発機能を維持するため。していく。

・国内では低迷している2輪車市場だが、海外では依然として成長産業。
・東南アジアで屈指の市場規模があるインドネシアで、ホンダの現地法人
 BTアストラ・ホンダモーターは7月末、年産50万台の工場を、第3工場の敷地内に稼働。
 「BeAT」という若者に人気が高いATタイプのバイクを生産し、車種を絞り込み高い効率。
・競合相手に一時は現地でのシェアトップを奪われたこともあるが、今年から首位キープ。
・既存工場との合計生産能力は年間430万台で、この2年で160万台分も増強。
・最大500万台までの増産が可能だが、2年後には生産能力不足が懸念されるほど、市場が急伸。

・2010年のインドネシアの2輪需要は737万台で、ホンダのシェアは警察登録ベースで48%。
・今年以降も年率3~4%の成長が続く見通しで、2020年頃には1000万台の予想。
・「1000万台到達時に、市場シェア60%が目標」とアストラ・ホンダの堀祐輔社長談。
・そのために新工場を建設し、年間600万台の生産能力を2年後に達成させる計画で、
 アストラ・ホンダは既に第4工場の建設へと動いており、候補地の選定に入っている。




・世界で1500万台を販売する2輪事業は、ホンダの収益を支えている。
・2011年3月期は1385億円の営業利益、売上高営業利益率は11%弱と自動車事業の3倍近い。
・2012年3月期は震災によって自動車事業が苦戦しており、2輪事業の存在感は一段と大きくなる。

・縮小均衡に入りつつある国内事業のてこ入れは課題として残るが、
 海外市場を取り込むことで、2輪事業は当面は成長軌道が続きそう。
・新型エンジン開発、インドネシアでの大増産計画などで、
 「10年後に2輪車の世界販売を3000万台に倍増させる」という目標が現実味を帯びつつある。

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