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とうとよ/清貧の独り言。

アン、セーラ、ジュディ、アリス、ピッピ…。

2006年07月09日 22時14分35秒 | 司書日記
「赤毛のアン」
有名なお話なのですが、私の図書館では、ここ数年殆ど読まれていません。
と、ちょっと前に書いた文章をもう一回。

読まれないのは事実なのですが、何故読まれないのでしょう。

私の図書館にある、「赤毛のアン」は村岡花子訳の、元祖赤毛のアンともいえるシリーズ。
それから、数冊の小学生向けに書かれた、「赤毛のアン」
シリーズ第1巻からエピソードを抜き出してまとめた「赤毛のアン」です。

村岡花子訳の「赤毛のアン」シリーズが読まれていないのは、やはりそのとっつき難さからなのでしょう。
特に、2巻以降の「赤毛のアン」は、第1巻の破天荒なアンに比べれば、だんだんだんだん落ち着いてきてしまうので、読む人によっては退屈に感じられるかもしれません。
2巻以降は2巻以降で、それぞれ違う魅力があるのだとは思うのですが。


そして、そんな「赤毛のアン」自体の問題以前に、このタイプのお話自体があまり読まれなくなってきているような気もします。
「小公女」も、「ふたりのロッテ」も、「あしながおじさん」も、「不思議の国のアリス」も「長くつ下のピッピ」も…

なんか後半は違うような気もしますが…。
そもそも、アリスってうちの図書館にあったっけ…?

とにかく、このあたりの作品が読まれているのを、未だに見たことがありません。

古典(古典と呼ぶには早い?)が読まれなくなったのか?
それともこのジャンル…なんというのでしょう、このジャンル…の人気に陰りが出てきたのか…。

単純に古典と呼ばれる本は、どうしても古くなりがちなので、とっつき難いだけなのかもしれませんが…。


女の子がよく読む本という印象がある、このあたりの本。
でも、読んでないんですよね。

女の子は何をよく読んでるかな…。
「怖い本」、「剣と魔法のファンタジー」は、男女問わず人気。

伝記は比較的女の子がよく読んでる印象がある。
中心は漫画伝記シリーズですが。

あとは…。
倉橋燿子の「いちご」とか…。

ああ、読んでるじゃないか、このジャンル…。
となると、やっぱり本が古いからなのかなぁ。

やっぱり表紙に現代風の絵…イラストか何かないとダメなのかな。
そうかぁ。やっぱりビジュアル重要なのか。

今からビジュアル面をどうにかするのは難しいなぁ。
なにか方策あるかな…。



さて、そんな私ですが、私自身も赤毛のアン、まだ6巻までしか読んでません。
私が読んでいるのは、村岡花子訳ではなく、掛川恭子訳の赤毛のアンなのですが。

うーん。
やっぱり小学生が読んで一番面白いのは1巻なんじゃないかなぁ。
それ以降はだんだん、話がややこしく…大人が読む分にはそこが面白いのかもしれないけど…。

とか言うのは、小学生を甘く見た発言でしょうか。

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