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とうとよ/清貧の独り言。

きかんしゃやえもん

2008年07月19日 19時28分27秒 | 追加カテゴリー
きかんしゃやえもん
阿川弘之:文 岡部冬彦:絵
岩波書店 2001 改版 岩波の子どもの本


いかに名作といえど、時代の流れには逆らえない。

このお話は、擬音が特徴的で、この部分が、読みきかせの際などに、とても面白く聞こえるのだと思うのですが…。

さて、それがいつまで通じるのか。
機関車の特徴的な音を捉えた、この擬音も、機関車を知らない人間には、ただの音の羅列にしかすぎません。

もとの、機関車の音をある程度知らなければ…、このお話の魅力は伝わらない。


いつか、それが忘れ去られる日が来たとき、このお話の役割も終わるのでしょう。




「しゃっ
 しゃっ しゃっ
 しゃっ しゃっ しゃっ
 しゃっ しゃっ しゃっ
 しゃっ しゃくだ しゃくだ しゃくだ…」


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阿川弘之
岡部冬彦