トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

通チャリ1号のBBのグリスアップ

2013年09月28日 00時00分01秒 | ママチャリ・通チャリの整備・修理・改造

9月27日(金) 晴れ

通チャリ1号で出かけると「キュルキュル」と音が出るようになった。
この音は約1か月前からだ。
トンサンの経験ではBB(ボトムブラケット)のグリスが無くなって、ベヤリングから出る音だと思う。
通チャリ2号でグリスアップしたことがある。
BB(ボトムブラケット)を分解してグリスアップする2009年1月11日


簡単な作業ではないがやってみよう。
作業開始から終了までは約3時間かかった。
では順を追って。




まずクランクシャフトを引きぬく。
その前にチェーンを外し、チェーンカバーも外しておく。



クランクはずしは「コッタレスクランク抜き」で。




次に玉押しのロックナットを緩ませようとするが、右へ回しても左へ回しても全然緩まず。




仕方がない。では反対側のロックリングを緩めよう。
切り欠きをマイナスドライバーとハンマーでたたく。




が、右へ回そうとしても左へ回そうとしても、びくともしない。

BB外しをあきらめ、作業中止か?

まず外しておいたチェーンをきれいにしよう。


通チャリ1号はクランクとチェーンリングが一体型ではなく外れた。


さてお昼だ。ご飯を食べ、通チャリ2号でBBのグリスアップした記事を読む。
するとリンク先の「TAKAよろず研究所」の「
買い物自転車のボトムブラケットベアリング修理  2005/4/16製作」に「左ペダル側の「玉押し」を外していきましょう。ここは「逆ネジ」でした。時計回り(右回り)に回すと緩みます」と書いてあった。
右回しで緩むのは間違いない。もう一度やってみよう。
渾身(こんしん)の力を込めてナットを回すと・・・


玉押しのロックナットがゆるんだ。

玉押しを右へ回して外す。



シャフトとリテーナーで包まれたベヤリングが外れた。




こびりついている古いグリスを削り落す。




玉押しと樹脂製のカバーは強く押すと外れる。





玉押しに「かじり」があった。まあ、この程度なら・・・




ベヤリングは左右で大きさが違う。下が左側。




BBの中もきれいにする。・・・ワンを外さないときれいにはできなかった。ので、この作業は不可。




右ワンの中をきれいにする。左ワンもきれいにする。




シャフトとベヤリングにグリスを塗り、BBにはめ込む。
リテーナーは内側になるように。



BBの「あたり」を調整する。22mm薄型スパナと22mmスパナで。
ガタが無く、ペダルも軽くまわるように調整する。
なかなか難しく、何度もやり直す。



クランクを取り付ける。パッと見、左右とも同じ形状だがペダルねじに左右があるので、クランクシャフトにも左右がある。
間違えないように。



クランク固定ねじには左右は無い。どちらも右ネジ。




右側     カバー? を入れる。





チェーンリングをはめる。

クランクを取り付ける。



あ、チェーンカバーを忘れた。先に通しておかないと・・・




またコッタレスクランク抜きを使って、クランクを外す。




チェーンカバーをつける前に、チェーンをつけておこう。
「チェーンジョイント」の向きは進行方向反対側が開いている方にする。



完成。
走行テストをする。
1. クランクは軽くまわるか。
2. チェーンの張り具合は良いか。
3. チェーンカバーにチェーンが当たらないか。

今回はチェーンの張りがきつかったので、ハブナットを緩めた。
そのため、タイヤの向き・泥除けとの隙間具合・ブレーキの効き具合も確認した。



使った工具類。