部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



SDフォースインパルス、完成しました。

2007年12月末から着手ですから、約4ヶ月かかりました。
このままだと年に3ヶ完成のペースですね。

悲劇の主人公機です。
もともとカラーリングに難有りの上に、シン・アスカの評判に引きずられてさらに評価を落とした可愛そうな機体と言う気がします。

5月にはMGでの発売も決まったようで、今回完成は非常にタイミングが良いなぁと感じました。

この作品は、まじゅさんの「第5回SDコンペ 楽しくSD作りましょう!」に参加しています。



ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダム





















■作製・改造内容

0)スタート

キット素組みの状態です。
キット単体でも大きな欠点は無いように見えますが、手を入れるとさらにカッコ良くなりそうだったので、HGとのミキシングを中心に改造してみることしました。




1)脚部
まずは脚部ですが、レッグアーマーと足部をHGパーツへ変更。
キットのままだとどうしても上半身に比べて下半身が貧弱でバランスが悪いように見えます。
HGパーツを使用することでバランスの改善を図りました。
これにより若干ですが体高も変化しています。
右がHGパーツ流用の写真です。




脚部パーツとHGの足のパーツが干渉し、八の字立ちに制限があるため、脚部パーツの干渉部分を削っています。
左が干渉を調整したものです。
だいぶ脚が傾くようになりました。



あと写真にはありませんが、最終的に踵の高さを変えています。
足のグレーのパーツの踵接続部分と内部の保持機構を調整、踵パーツの高さを変えています。踵をざっと3mm程度低くしました。
さらに若干内側へ斜めに加工しています。
これは八の字立ちしたときにつま先が浮かないようにするためです。
最終完成版はそれでもつま先が浮いていますが。


2)頭部あとハメ

頭部のフェイス部分ですが、マスクをヘルメットから切り離し、あとハメできるように改造しました。
フェイスの赤いパーツの裏面と上面を削り、奥まるようにしました。
また干渉部分を削ってあとハメしやすいように調整。

マスクの切り離しとフェイスの位置調整により、小顔化とあわせて、鼻が飛び出しているように見える印象を抑えることができます。




3)首延長

首が短く、寸つまりの感じを受けていたのと、できるだけ顎を引いた状態を作りたかったので、首の保持パーツを切り飛ばし、間にプラパン一枚をかませています。



4)腰部ふんどし

脚部のHGパーツへの変更で足の印象は大きくなったのですが、腰部とのバランスが悪く見えてきました。
そこでフンドシをHGから移植することにしました。
キットのフンドシをニッパとヤスリで削除。
HGキットからフロントのフンドシ部分を切り出してパーツ化。
あわせてHGリアスカートのパーツからリアのフンドシを切り出し。
これらをSDキットのフンドシを削除した部分に貼り付け。





5)肩部 いかり肩

キットの肩が水平だったのがどうにも気に入らないため、少しいかり肩に変更しました。

インパルスのキットの肩は貫通穴で胴体の腕接続の軸に通すような独特のつくりになっています(従来は肩のパーツで二の腕のパーツを挟み込み固定だった)
この胴体の腕取り付け軸を通す貫通穴を斜め楕円に加工して、さらに穴の下に支えの凸部分をつけました。





右が加工後です。
いかり肩の方が精悍な感じがすると思いますが、いかがですか?



さらに肩の内側をディテールアップしました。
肩口が大きく開いているため、完成後も肩の内側が丸見えです。
キットは内側に肉盗みの凹や穴があるため、ここをパテで埋めたり、また波形状のプラパンでふさいだりしました。






6)背中

フォースシルエットがキットのままだと貧弱すぎる印象だったので、HGのシルエットを使用することにしました。
それに伴いインパルス本体とシルエットの接続が問題となりました。
今回は何も考えず(汗)、HGの接続機構であるHGのコアスプレンダ部分をそっくりSDに移植する事にしました。

HGからコアスプレンダ部分のパーツを切り出し、厚みを薄くし、かつSDの背面に接着できるように加工しました。
またSDキットの背面も、HGのフォースシルエットの本体との接続用の突起の先端がはめられるように若干の修正を加えています。
このSDの背中パーツの修正はHGシルエット接続基部と干渉する部分を切り取っただけです。



あとで気がついたのですが、コアスプレンダの羽が邪魔でビームライフルを腰にマウントできません....しまった。


7)フォースシルエット

前述したようにフォースシルエットはHGを使用しています。
・HGの方が羽が大きい
・SDキットは稼動翼のイメージが貧弱

HGのフォースシルエットにも少し手を入れました。

・メインスラスターに整流用のスリット板を追加。プラパンを切り出した物を瞬着で取り付けただけです。
 大きさが厳密でないので、スリット板とスライスター外周との間に隙間ができたり、スリット板の間隔がバラバラだったりとかなり適当です。

・稼動翼は、ブログリンクさせていただいているGaonさんの作例のアイデアを参考にさせてもらいました。
 
 インパルスのイメージは稼動翼も左右にひらいている状態なのですが、HGのままですと軸が固定のため、稼動範囲は前後回転方向のみとなります。
 このため軸をボール軸に変更し、シルエットのポリキャップに突っこむことで左右への稼動も可能としました。



メイン翼もHGのままですと水平すぎてハッタリが無い様に感じたので、根元で角度を変更しています。
羽と取り付け基部の間にノコで少し溝をつけて、この溝にそって曲げました。
出来た隙間を埋めるのと補強のため、溝に接着剤を流し込んで終了です



下が角度を変更した翼です。




9)手

恒例のHDMです。
今回はインパルス用が手に入らなかったので、ザクウオーリヤ用で代用しています。
しかしこのHDMいつもながら高いですよね~。
下手したらHG+SDのワンセットが買えてしまいます。


10)サフを吹いて改造終了




11)サフ後

サフ後に気がつきました。
脚部の肉抜きはエポキシパテで埋めていましたが、後ろにある脚部スライスターの肉抜き部分をプラパンでカバーするの忘れていました。
まぁいいか~でそのまま放置しましたが、完成後に後ろから見ると目立ちますね。



■塗装

今回はモデグラ誌3月号のリ・ガズィの作例の塗装に影響を受けて、ロービジ塗装を目指しています。

フォースインパルスのカラーは変なところに水色が使ってあったりしてどうも”痛い”配色で好きではありませんでした。
といって完全にオリジナルカラーでの塗装もイメージがあわないため迷っていたところ、モデグラの作例に刺激され、ロービジ塗装目指してみる事にしました。
結果としてはロービジ”風”塗装(トリコロールを抑え目にした塗装)となりましたが、まぁまぁいいイメージで終わったと思っています。

・本体の白ベースにはライトグレーを使用しました(ライトグレーFS36495)。
・青にはガンダムカラーのグレーNo.9を使用。
・黄色と赤はブログリンクでお世話になっているaspさんのアドバイスに従って、本体色に使用しているグレーを混色して使用しました。
 黄色はキャラクターイエローとライトグレーとグレーN0.9をおおよそ2:1:1で混合。
・赤はモザンレッドに黄色と同じ様にグレーを混色。
・インパルス最大の問題(と私が感じている)である、胸部とスカートアーマーと肩口の水色の配色はライトグレーに変えました(ガンダムカラー グレーNo.20)。
・その他グレー部分はニュートラルグレーです。
・シルエットの黒はミッドナイトブルーです。

仕上げのつや消しトップコートで色味が落ち着いて、目指すところは出来たかなと思っています。


■デカール

今回後悔がする点がこのデカール。
半光沢の色味の上に貼ったデカールは浮いている感じがします。
デカール貼りの前に一旦、光沢のトップコートを吹くべきでした。

今回はかなり控えめに貼っています。



■最後に

長文を最後までご覧いただきありがとうございます。

このインパルス、もともとは普通に作るつもりはありませんでした。
DESTINYの34話「悪夢」のフリーダムとの対決シーンをSDで作ってみようかな?というのがインパルスをいじり始めた発端でした。
(最初は首を切り飛ばす予定でした...)
構想を煮詰めるためにまずはインパルスとフリーダムをパチ組みしてリビングの棚においてしばらく眺めていたのですが、だんだんインパルスがそれなりにカッコよく見えてきて、悲劇の主人公機でもあるし、まずは普通に作ってみようかと手を出したのが作製のきっかけです。

まぁ作ってみて、なかなかカッコいいスタイルになっているのだなぁと言うことがわかりました。
しかしこれほど人気が出なかった主人公機もガンダム史上少ないのじゃないかな...

さて、次のネタはまだ決まっていません。
SEEDだとジャスティス、イージス、ヴェルデバスターが在庫であります。
最近はUCのSDも買ってきてあり、ザクⅡ、Z,MKⅡ、NT-1などが在庫にあります。
さてさて、どうしようなぁ...この考える時間がまた楽しいのですが。












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