本日夕方、我が国でもゼレンスキー氏のライブ演説が開かれるそうだ。
9.11と真珠湾攻撃を同一視する歴史認識に、日本人として違和感を感じた諸君も多かろう。
私は、論文執筆のために大学書庫で偶然見つけた、古い外務省の報告書を閲覧したことをきっかけに、10数年のこのブログの中で複数回、
1920年にアムール川の河口にあるニコラエフスク市で発生したロシア人パルチザンによる、800人の日本人大虐殺にふれ、
ロシア人の残忍性と、このロシア人に協力し、日本人虐殺に加担した、中国人と朝鮮人の非道についてお伝えしてきた。
だから、今になってロシアが嫌い、とかロシア人はとか騒いでいるが、多くのロシア人は二流の欧州人として
の呪縛からなかなか抜け出せていない気がする。
現在とは違うと言っても、国民性、という言葉があるように、今も昔は変わらない。
今朝もニュースで紹介されていたが、兄弟国にもかかわらず、手を挙げているウクライナ民間人の父親を射殺し、子供をかばう
母親の背中を狙撃するという残忍さだ。
今夕、のゼレンスキー氏の演説で、102年前の、尼港事件、の話に触れるとしたら、彼の各国に対する同情喚起は本物であると思う。
ぜひ、諸君はいまこそ尼港事件、を勉強したうえで、インターナショナルな人材として世界に羽ばたいてもらいたい。
歴史は生きた教訓なのだから。
ついでに言えば、日本の戦争目的の一つが、アジア諸地域の欧米植民地支配からの解放だったとすれば、今のアジア諸国の独立は
日本のおかげであり、ある意味、戦勝国は日本である、という歴史認識も肯定はできようか。