よい時計、と、いい時計。

先日、友人の紹介で経営的なコンサルの依頼があったので、とりあえず、無料で相談に乗った。

そのとき、相談者から、どんな時計がいいですか、という相談を受けた。

よい時計は、とりあえず、パテックフィリップのノーチラス。いい時計はスポロレ。であると。

ノーチラスはジェンタデザイン(厳密にいえばジェンタは3700のみしかデザインしておらず、他のノーチラスは

亜流といえるのだが)とムーブメントもさることながら、その個体をメーカー責任で、完璧なリストアまで

してくれるという、金を出せばとことん面倒を見てくれるありがたさ、がある。

スポロレはとりあえず、どれを買っても定価割れを起こさない点。しかし、これは正規店で買ってのお話。

厳密にいえば、現行ステンレスのノーチラスと、現行ステンレスのデイトナが最強だろう。

だから私は、デイトナがいいのではないですか。素材にこだわらないのなら、また金銭的にも余裕があるのなら、

金無垢のデイトナがよろしいですね、とアドヴァイス。

ただし、デパートの外商が、あなたについていない限り正直、プレミアムのついているスポロレは買えないと、

断言できます。

最近、デパートの外商の影響下にテナントの正規店はあるようになりつつあるらしい。

これは当然の成り行きだ(※これまでの私のブログ読者なら容易に認識できるだろう)。

日々雑感。経験からくる自身の審美眼を信ぜよ。

時計相場において、あたかも金の成る木が生えたか、巨額のあぶく銭にありついたかの如く、

定価をはるかに上回る金額でショップで売られて久しい。

これから絶対に来る日本経済の地盤沈下を無視するが如くのこの法外な時計価格の値上がり額。

とそれをありがたがつて群がる、疑似新興宗教信者や値上がりを期待する愚かな守銭奴の連中。

まるでそういった連中の頭の中は、幕末期の〝ええじゃないか〟の狂乱に似ているではないのか。

まぁ、庶民は狂うがよい。狂って定価よりも三倍近く高いステンレスのデイトナを買えばよろしい。

そんな金、出すんなら、金無垢買えばよろしいのに。

その金無垢でさえ定価の＋100万円近い値段で売られている。

ノーチラスならなんでも数百万プラスされている。

初期ジャンボの3700/1Jなんて今や2000万円になろうとしている。

なんとも狂っている。

でもこれが日本人の感覚なら、狂っている連中は狂って買っているという感覚はないのだろう。

こうして日本は外国人に侵略されていくのだ、と思う今日この頃である。

日々エログロナンセンス

率直な話、エロい時計が欲しい。

本当に欲しい。

心底ほしい。

ケースバックにエロい施しがある時計は、私にはナンセンスだ。

小ぶりの時計。

できれば、文字板は黒か深いブルーかワインレッドカラーの小ぶりな時計。

探すと意外にない。

でもあるではないか。

フランクミュラーウオッチ。

ボーイズサイズ。

7500系統だ。

手巻きのエロい、イエローなやつ。

私は腕が細いほうなので、5850でなくてもよい。2850系でも少し大きいので見た目はまったくエロくはない。

いま地味に、フランキーのエロいボーイズサイズが流行りだしているが、まだまだ50万円以下が相場だ。

この、ある意味間隙を狙って探してはどうか。

私なら３Ｎ(イエローゴールド)のフランキーなボーイズの手巻きディープブルー文字板のシンプルな三針の7500系の正規品で

探しますが、全くない、笑

でもスーツにエロく酒場に出没する男には2020年の東京オリンピックに向けて最適な一本であることは間違いないな！

日々雑感。ロレックス購入者の個人情報の漏洩について

ちょっと小耳にはさんだのだが、

日ロレ正規販売店から、ある顧客にわざわざ電話が入り、

“お客様には特定のロレックスを販売することはできませんので、ご了承ください”

というのである。

ここまで失礼で露骨ではなくても、

“転売客はロレックスの判断により今後の販売ができなくなる”という趣旨の文書を販売時に

購入者に提示している。

では転売の実態を把握し、転売者を特定し、地域の正規販売店に通報指示している者はだれか。

誰が考えても、日ロレであり、日ロレが地域の販売店に、保証書の発行でしか使わないとした“個人情報”を

店側に伝えている、と思われる。

以前、保護シールはがし、プライスタグ没収の関与について日ロレに問い合わした際、販売店の独自の行為であるので

関与はない、とのことであるが、

私にはすべての指示が日ロレであり、発見者、通報者はだれであろうと、個人情報の漏洩は、社会通念上、日ロレだと思う。

そう考えると、むやみに転売者＝即販売拒否リスト者、ではなく、過去のロレックス貢献度を深く考えていただけないと、デイデイトや

デイトジャストさえも買ってくれているロレックスコレクターは今後は以前よりも増えないものと思われる。

なぜなら、リーマンショックのような景気混乱から二年間ほどステンレスのデイトナが正規店店頭で販売されているという現在のような

超殿様販売ではない時期に再び戻った時客は正規店には見向きもしないだろう。

販売拒絶リストに載ったロレックスコレクターらも怨念で戻るとはいかないだろう。

いまの日ロレの対応は果たして顧客に向いた対応といえるだろうか。

継続客への販売にもっと真摯に対応しなければいけないことはいうまでもあるまい。