久しぶりに引き出しから出てきたP.P.5**5。
時がこの時計を押し出し、俺の前に再出現させた。
そう、俺の知らない間に今や目立ってこのP.P.5**5ラインの相場は押し上げられつつある。時流がそうさせたのだ。理由は明らかだ。
モノトーンのP.P.5**5。
ある意味、エキゾチックでヤバイウォッチ。
水平に腕に乗せると、ずん、と重い。
P.P.純正竹斑黒クロコも神々しい。
白い秒針が小気味良く始動した。裏透けから伺えるムーヴメントも長期間放って置いた割には調子がよさそうだ。
さぁ、これ着けて俺とともに人生を楽しもうじゃないか。P.P.5**5ちゃんよ。