PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

ゴールドロレックスにつきまして。

2022-02-28 | ニュース


まっこと皮肉だなぁと思う。

世界的に、デイトナでもないステンレススティールのプロフェッショナルモデルの正規店購入が困難になった。

その反動で、金無垢の同様のモデルを多くの流浪の民がなけなしの現金でもってして買う羽目になって久しい。

私は、このブログで、20年ほど前から、〝同じ金なら無垢を買え〟と言い続けてきた。

当時は、モデルによって、ステンレスよりも、金無垢の方が安価という時代であった。

だから、いまでもそうなんだが、4桁の馬鹿に高いポールニューマンに4000万も支払うことなんかできないし、

ミラーの5513やメーターファースト、Ⅰ型ダイヤルⅢ型ベゼルのサブ、平目ケースのGMT、センターなんとかの1655、

チュードルサブのロリポップ、、、……。

くだらん、下らん、くだらーん。

私はそういう、買い方は一切しない。

1680はノーマル(最近白サブと呼ばれている笑)と赤サブとは別物なので、あえて別けて買うが、何期の何ダイヤルだとか、ベゼルとダ

イヤルとミドルケースの整合性がとれている、かなんて当のロレックスでも知らないことだから、どうでもよい。

あくまでも、ロレックス社は部品のナンバリングで一致しているかだけしか見ていないのだから、ベゼルの裏や文字板の裏にナンバリ

ングがされていればそう言えるだろうが。

私は、たとえば赤サブなら〝個体がきれいで、状態がオリジナル、さらに巻ブレスならなんでもいい〟といったポリシー。

これをベースに、ギャラ付き、、タグ付き、、タツノオトシゴ箱付き、、取説付き、といった具合に金額と妥協する。

だから私は言いたい。

〝業界のリーダーシップをとっているショップほどアヤシイ〟

〝事細かに、まるでメーカーのように、パーツの整合性をうたって大量に4桁を扱っているショップはアヤシイ〟

〝販売価格は法外なのに、買取はその7割にもとどかないボッタクリショップはすでにアヤシイ〟


まさに、小田実の精神に通じるところがある。

ほんとうに、いまの4桁ショップは、ある意味言い値。

素人さんは現行6桁でよろしい。

いまや。4桁は玄人客でないと手が出ない。

そういった意味で、ていねいなアドヴァイスをしてくるショップには充分気を付けたいものだ。

そうそう、第一、そんな整合性を気にして300万で買ったってさ、買取の時なんて薄情なもんで、

そんな整合性や、キズの少なめの個体なのに、オンボロで、整合性なんて滅茶苦茶な4桁と買取額が

おんなじ、なんてザラにある話。

だから私は、〝アンティークはボッタクリ〟だと言うんだ。

まともなショップなら4桁は買い取らない、扱わない、扱えないということだけはハッキリしている。

4桁販売のメリットは、もちろん、ショップの裁量でいくらでもボッタくり可能だということに尽きる。

よくよくショップの比較をしてみることだ。

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プライスタッグの有無が価格を大きく左右する個体。

2022-02-27 | ニュース

日本人コレクターでなくても、時計コレクターならば、いやいやロレヲタならば、

プロテクトカバーはなくとも、保護シールはもとより、プライスタッグ(現在は白タグ、以前はグリーンタグ)の付属は絶対だ。

オリジナルギャラの付属は言うに及ばずに、だ。

ともにオリジナルのギャラとそのシリアルナンバー記載のプライスタッグが付属していなければ〝完品〟とはいわないし、言えない。


過去に私は、プライスタッグの価値について具体的に述べたが、どうも多くのショップでこの〝完品〟は

ますます評価に影響している。

つまり、ギャランティーの次に重要となってきているというのだ。

私は、〝今頃になって気づくなよ、このトウヘンボク野郎がッ〟、と心の中でつぶやいた。

なるほど確かに、日本では、メーカーの代理店の許可なしに、シールを破廉恥に強制剥がしをし、プライスタッグも

客に確認させることもなく、即没収。

まるでロシアのように強硬だ。

ちなみに、日本の全ての正規店が日常行っているこの〝没収〟行為は、日本ロレックスおよび、スイス本社もよしとしていない。

ではなぜ、こういう客や太客さらにロレヲタをバカにする蛮行を正規店は行うのか。

理由はこうだ。

買った客が全員、転売するという前提での価値落とし、をしようとしている。

まさしく、海外にはない日本人的な嫌らしい発想だ。

だったら、そうくるなら、買った客も心置きなく転売しても文句は言われまい。

したがって、私は以前からプライスタッグも付属している個体を買うように心がけている。

だから、1000万、2000万、4000万もする個体に、ギャラもないなんてそもそも話にならないが、プライスタッグすら付いていない

個体は、〝ぜってぇーに、買わねーよッ!!〟とパソコンに向かって心の中で叫ぶ。

ロレヲタにはそういった個体は相手にされない。

ただ、自分たちの価値尺度で、安いと思ったら買うだろうが、長期コレクションの個体とはなるまい。

3年足らずの保管業務で中野に売りに行くことになろう。


追伸、世界の予測を裏切り、ロシアが攻め込んできた。日本は台湾有事の時、外国で一番仲良しの友人国を助けることができるだろうか。

そして日本はシナと戦う軍事力はあるのだろうか。勝てないのならこの国に税金は払う必要なんてない。だって役立たずなのだから。アメリ

カ合衆国に併合された方がマシだと思いますが、いかが。


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日没する国、日本、最期の維新。

2022-02-26 | ニュース
先日、通勤電車内で週刊文春(2/24号)の三木谷さんのコラムを読んでいて思うところがあった。

「彼ら(中国のアントレプレナー)はこれを、中国政府の『金持ちは断固として許さない』というメッセージとして、受け止めたはずだ」(前掲紙、115頁)

「この件を受けて、中略、『日本で良かった』と安堵としてばかりはいられない」と。

また同時に「様々なチャレンジがしやすくなる文化、つまり、失敗が許容される文化を社会全体で醸成していくことが求められる」とも。

ここで問題なのが、ネットで盛り上がりを見せている税金問題、特に国民のクラース別所得税の負担割合だろう。

消費税率は、国民の納得がいくよう、容易ではないが、妥協する割合だとして国で綿密に決めた税率だ。

それが、今の10%だ。

今後この税率MAX10%が日本の他の税率のすべての課目の税負担割合、としたらどうだろうか。

金持ちは、寄付すればいいし、奢侈品を買いまくってもいい。

貧乏人は、生活保障が変わらぬように、国がやりくりすればよい。

それが政治だ。

それが日本の延命と改革の最後の起爆剤になるだろう。

チャレンジするにも金が要る。

成功しても金が要る。

成功しても現行法の下での課税なら、働く意思を喪失させかねない。

日本人は奈良時代から租税の徴収が人権侵害なのだと思う。

これは2600年続いてきた日本にとって、今や日没する国となろう。

先日の国税不服審判所の判決は痛快だったことは多額納税者たちを喜ばせたことだろう。

どうして、ああいう国税の結果になったのか、文系三流大学の解釈の結果だったのだろうが、

日本国中に国税の程度を知らしめたことだろう。

だから、税務調査が来れば、その結果を十分吟味して、商売気満載な一流大卒のヤクザな弁護士や税理士を雇って

どんどんと訴訟する。訴訟しまくる。それも長期戦で。

ヤクニンは庶民は容易に、〝訴えない〟と思っている。

そこで、〝センセイ〟のお出ましとなる。

そういう、肩書を見ると、文系三流大学のヤクニンは庶民の想像以上に面白いほど内心尋常ではなくなると、国税の同級生が言っていた。

また税務調査に来てもその調査の出どころ、リーク先を言ってくるが、適当な場合が多い。

こんなことは聞いても意味がない。

なぜなら、訴訟すれば判ることだから。

ちなみに、先の国税不服審判所の判決について国税の同級生に聞いた話だが、担当者やその上長らの出世は消滅したそうだ。

行政組織というものは、そういうドライではかないものだ。

就職するのなら、生霊が憑依するような、お金を国民から搾取する部署は賢明な日本人としてやめるべきだ。

ふと、六本木でローレックスのデイトジャストを見ると出勤時間の20分前だった。

合掌








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この1年間でさらに最低8%価格上昇すると予想される腕時計群

2022-02-25 | ニュース



アンティーク、中古、現行問わず、ウクライナ侵攻開始半年後に現在の価格よりも8%以上あがると予想される金無垢
腕時計は以下の通り。



1、PPノーチラス3700/1J 48,000~52,000千円

2、AP15202 18KYG 38,000~42,000千円

3、GМT-MⅡ MET 18KWG 14,000~15,000千円

4、DAY-DATEⅡ 218238 2BR8BD 8,600~10,000千円

5、DAYTONA 116518LN 8,600~9,300千円

6、DAYTONA 16528  6,000~7,500千円

7、SUB-DATE 16618 パープルM 4,500~5,500千円

8、GМT-MⅡ 2BR8PD×ジュビリーブレス 18KYG 4,800~6,000千円



☆価格はすべて現在のプライスレンジ

上記3、はすでにメテオタイプがディスコンとなっているため25,000千円前後になると強く予想される。

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日々雑感。高騰は忘れたモデルにやってくる。

2022-02-24 | ニュース
( Rolex Ref.116600 SEA-DWELLER 4000 Final type  )


〝天災は忘れた頃にやって来る〟とは寺田寅彦の言葉だが、

皆さんは、ひとつ忘れた6桁があることをご存じか。

そう、3年の短命で姿を消した、116600、シード4000だ。

正直、ショップでデイトナはあっても、このシード4000は見たことがない。

ちなみに、この6桁シード4000、実はロレックス社の1960年代以来、赤シードも含めて個体数が最も少ない、

気づかない激レアピース言える。

まちがいなく、次世代のロレヲタが活動する10年後には店頭価格は赤シードを超えているだろう。

現在これデッドで340万行っているということは、デットでなくても状態のよいギャラ付きなら、280~310万程度の

店頭価格になるだろう。

ということは、250~280万の買取か。

コレクターでもない限り、買わないだろうが、抑えておいてもよいスポロレピースだろう。

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