通常、業者参加によるマーケット(いちば)によって値付けがなされていたのは、もう昔のこと。
いまは、中野、銀座、新宿の業者の思惑によって決定されていると言ってよい。
なるほど確かに、限定色の強いモデルや量産が期待できない時計は店によって評価(値付け)がマチマチだ。
特に新コロ下の日本の並行時計市場は混乱している。
この間隙を縫って購入していくのも時計コレクターとして醍醐味だと私は思う。
今年になってバンバン時計を落としているが、まだまだ売る気はない。
株価と同じく、一部モデルは下がるどころか、上昇傾向だ。
これは我が国単独ではなく、世界的な、カネ余り、ジャブジャブ金漬によるバブルが沸き起こっているから
実質的にはどこかで破裂する。
それは、2021年の晩夏と予想している。
それにしても思惑で私たち消費者が踊らされているんだから、時計経営者は一部でウハウハだろう。
私が天敵にしている時計は以下の2モデルだ。
プライスレンジ700~800万のパテックノーチラス5711/1A、
プライスレンジ1200~1300万のオーデマエクストラシン15202WGサーモンピンク文字板
とくにこの二つの金額はばかげている。
私ならこうだ、5711/1Aは買わずに、40ミリデイデイトの全面ダイヤベゼルダイヤのWGを900万円で買う。
もう一方の15202WGサーモンピンク文字板を買うぐらいなら、APでほぼディスコンの15202
エクストラシンYGシャンパン文字板を900万円で買う。だ。
なんで15202のホワイト行っちゃうのかわからない。
たしかにジャンボでホワイト素材はレアだ。
でもどうだろう、ダイヤモンドが引き立つならホワイトゴールドがよいだろう。
でも今や世界的にも時計素材の時流は、間違いなく、18Kイエローゴールドだ。
15202サーモンピンクが仮に1300万円ならば、15202シャンパンイエローは1800万円出しても、
時計コレクターと自負しているのなら買うべき歴史的な逸品だ。
読者にはジャブバイヤーの思惑に翻弄されずに、自身の眼識で大切なお金を時計に投下していただきたいものです。
本日は、16248を着けてちっちこちゃんと出社です。