PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

並行品の店頭価格の決定(値付け)について

2020-08-28 | ニュース

通常、業者参加によるマーケット(いちば)によって値付けがなされていたのは、もう昔のこと。

いまは、中野、銀座、新宿の業者の思惑によって決定されていると言ってよい。

なるほど確かに、限定色の強いモデルや量産が期待できない時計は店によって評価(値付け)がマチマチだ。

特に新コロ下の日本の並行時計市場は混乱している。

この間隙を縫って購入していくのも時計コレクターとして醍醐味だと私は思う。

今年になってバンバン時計を落としているが、まだまだ売る気はない。

株価と同じく、一部モデルは下がるどころか、上昇傾向だ。

これは我が国単独ではなく、世界的な、カネ余り、ジャブジャブ金漬によるバブルが沸き起こっているから

実質的にはどこかで破裂する。

それは、2021年の晩夏と予想している。

それにしても思惑で私たち消費者が踊らされているんだから、時計経営者は一部でウハウハだろう。

私が天敵にしている時計は以下の2モデルだ。

プライスレンジ700~800万のパテックノーチラス5711/1A、

プライスレンジ1200~1300万のオーデマエクストラシン15202WGサーモンピンク文字板

とくにこの二つの金額はばかげている。

私ならこうだ、5711/1Aは買わずに、40ミリデイデイトの全面ダイヤベゼルダイヤのWGを900万円で買う。

もう一方の15202WGサーモンピンク文字板を買うぐらいなら、APでほぼディスコンの15202

エクストラシンYGシャンパン文字板を900万円で買う。だ。

なんで15202のホワイト行っちゃうのかわからない。

たしかにジャンボでホワイト素材はレアだ。

でもどうだろう、ダイヤモンドが引き立つならホワイトゴールドがよいだろう。

でも今や世界的にも時計素材の時流は、間違いなく、18Kイエローゴールドだ。

15202サーモンピンクが仮に1300万円ならば、15202シャンパンイエローは1800万円出しても、

時計コレクターと自負しているのなら買うべき歴史的な逸品だ。

読者にはジャブバイヤーの思惑に翻弄されずに、自身の眼識で大切なお金を時計に投下していただきたいものです。

本日は、16248を着けてちっちこちゃんと出社です。

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ROLEX MILGAUSS 1019はキャリバー1580だけではない。

2020-08-21 | ニュース





ROLEX MILGAUSS 1019はキャリバー1580だけではない

これは確実に言える。

30年近く、懇意にしているショップでムーブメントを拝見しているから間違いはない。

正直、1980年代まで、パーツの組み合わせで年式の整合性は厳密にはなかったのでは

と思う。

なるほど確かに、1019のシリアル頭6、にもかかわらず、裏蓋が68年の刻印が打刻された

個体もあるし、十字ストッパーの無い個体も見た。

ただ、軟鉄インナーケースカバーは皆装着されている。

ここでよく問題になるのが、キャリバー1580であるかどうかの疑問。

ショップによっては、新参店員が1019=キャリバー1580、と中を確認もせず回答している。

キャリバー1580でないと1019として怪しい、と思うのは1019に対して可哀そうでなりません。

1019の製造期間から1560か1570がキャリバーとして搭載されていてもオッケーだ。

1019の冊子を見てもムーブメントが1580とは書かれていないし、特にムーブメントに特別耐磁とも書かれてはいない。

1つだけ問題がある。

それは1560でも1570でもいいのだが、ムーブメントの地板にムーブメントリファレンスナンバーが打刻されているが

かならず、頭は〝M〟で始まるムーブメントではないと1019用のムーブメントとは言えない。

正直、ムーブメントの1580と打刻しているパーツは1560や1570の板面に交換はできる。

ただし、ハック機能もないのに1560のパーツはつけられないが。

ようするに、1580で信用してはいけない、ということだ。

そもそものムーブメントがM199999とかM244444とか(←例えである)そういう個体でないと1019ではないといいたい。

あまり、雑誌では指摘しないので、私の読者には指摘しておきたい。


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終戦から今年の1月まですべてがよく見えてくるからフシギくんだ。

2020-08-17 | ニュース

新コロは私たちからすべてを破壊した。

経済を破壊し、婚約を破棄し、志村を殺した。

私たちから、大切なすべてのものを奪い、奪い尽くそうとしている。

まるで、終戦に我々の祖父母がみた一面の焼け野原だ。

渋谷ではマスクをする、しないで、小競り合いが発生したそうな。

コロナ感染の前にヤンキー精神が感染したようだ。

こんな先行きが見通せない時代に、よくもまぁ、100万円以上もする高級時計を買っていけるものか、不思議に思うぞ。

だから、私は、いま一番苦しいけれど、銀座や六本木、北新地、博多などの夜の街は行けなくなった。

ズームでクライアントと打ち合わせをするといった、味気ないワーカーだ。

金沢で一人寂しく、オールニューの1655を着けて、浅い水が流れる堀に落ちぬよう今晩は出陣する。

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TOKYO ROLEX 16618M

2020-08-14 | ニュース


この時期のトーキョーには、間違いなくこのラスト16618が都会の大雨にはよく似合う。

このアクティブでパープルタウンなダイヤル、粋ではないか。

半澤直樹が所属する銀行本店から出たところ車内で撮影。

やっぱ、全無垢イエローは素敵だ。

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16713 GMT Rolesor

2020-08-13 | ニュース
それほど活躍無かった16713。

10年ほど前に買った金額の2倍で売れた。

この先、先が見えない中でだれが買うのだろうか。

先日売却した、16520黒と合わせてなかなかよい軍資金ができた。

今日も片山津の夏は暑い。

西南戦争が終わったころに嫁いできた高祖母の子孫の方と久々に香林坊で会ってくる。

その前に、先日の古美術店で購入した甲冑と刀剣を東京に送ってもらう手はずを済ませに行く。

甲冑は江戸時代中期の作らしい、刀剣は地元の刀工、兼若の揃えでハバキも金沢独自のアレである。

梅鉢の紋もなかなか古くてよいものだ。

これで事務所も金沢らしくなるだろう。


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