PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

年末雑感。2021年の展望にかえて

2020-12-31 | ニュース





今年は、2月に大好きだったアイツが亡くなってしまった。

1月29日に変調をきたして、1月30日に、時計仲間と一次会で別れて、アイツのところへ行った。

まだ元気だったが、持ち直すだろう、と軽い考えだった。

こういうとき、絶対に奇跡が起きる。神様が見放すはずはない。と本気で考えてしまう。

楽天的なことが裏目に出る。

結局、10日後、アイツは亡くなった。

奇跡なんて起こらない。

何もしないで、神がかり的なことを考えるほうがおかしいのだ。

いま、ちっちこちゃんと二人で、金無垢のスカイドゥエラー326938を眺めている。

まったく覚えられないリファレンスナンバーだ。

来年は、キングゴールドのローレックスが受けるだろう。

イエローゴールドの42mm最大級のヤツだ。

オイスターフレックスなんて軟なラバーなんかじゃない。

ケースもギラギラ、ブレスもギラギラ、圧倒的な目立とう精神的な個性的なヤツにようやく日本人も

やられてくるだろう。

42mmのイエローゴールドなんてスカイドゥエラーしかない。

パテックのようにムーブメントにコストは掛けられないから、必然的に機能は階層的にならざるを得ない。

結果、デカいケース径とケース厚になる。

だから、ゴールドを多く使って高額になるわけだ。

よって、ブレスのスカイドゥエラーのイエローゴールドこそがリッチマン、リッチボーイの証となる。

こんなローレックスが欲しいと思わず、4桁だ、デイトナだといっている諸兄と私は生きる世界や価値観が違いすぎるので

これ以降、この私のブログを読んでも、時間の無駄だ。

私の、ゴールドローレックス考に同意同感できる人たちとともに歩もう。

もとい、

2021年、それは、ローレックスのイエローゴールド元年、の開幕だ。

私は、もうずいぶん前から、収集はしているが。

42mmのヨットマスター18KYG全面ダイヤ、キャンデーなんて出たら買っちゃうよね。

くだらん現行ノーチラスなんかに金出すんなら、タイガーアイ、の方が心に響く。

タイガーアイ、というよりも私には、人面魚、に見えなくもないが。

でもこの重さ、嫌いではない。

そう、ポールニューマンや手巻きデイトナの重さは、空しい重さだ。

私なんて、そうそう知らない人は信用ができないから、そういった4桁を知らない所にメンテナンスは

出しずらい。

だって、いつ改造、ガッチャマンにされるかわからないからね。

4桁コレクターは神経質な人たちが多いわりに、なぜこのような手巻きに800万以上も出せるのか、私には

異常に思えるね。

だったら、先週のマツコ会議のデイデイトでいいんじゃないかい。

それでは、これぐらいにして、2021年もよろしく。

パテックスハンター

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ミルガウス1019の〝M〟付1560および1570キャリバーを探せ。

2020-12-29 | ニュース









今日は、1019を着けている。

大ぶりのシンプルウオッチだ。

考えてみれば、この大きさの一見シンプルウオッチは4桁ではこの1019だけだ。

このミルガウスはキャリバー1580の1019で、何も問題がない。ロレックス社の教科書どおりのつまらない個体だ。

問題のないことが問題なのだが。

私は、こんなキャリバーが1580のミルガウスなんかじゃなくて、1570や1560といった、イレーギュラーのムーブメントが搭載された個

体が本当は欲しいのだ。

それって改造ではないか、という読者もいるだろう。

確かに、地板にムーブメントシリアル〝M〟が頭にない1570や1560はガッチャマンだ。

私は、1019ムーブメント〝M〟を前提とした1560や1570キャリバーを言っている。

でもよくよく考えてみるがよい、経済的な利益のために、本来の1019ムーブメント〝M〟を別の1019に付け替えてどうするのか。

ミドルケースが偽物に1019ムーブメント〝M〟を載せてどんなメリットがあるのか。

結局のところ、1019ムーブメント〝M〟が打刻された地板であれば、1580でなくても、1019なのである。

この一連の1019製造過程において、一部の製造担当者が、複雑極まりない、ロレックス社の当時の製造工程で、1580を

1560や1570で組み込んでしまった、ということが起きたのだ、と考えるほうが自然だ。

見かけはまったく同じだから当然ともいえる。

レアレアと、マーク、マーク、マークと騒いでいるのは外見からの判断で、ムーブメントにまで追求するロレヲタは

まだいないようだ。

1019の機械M、の1560か1570があれば、1580の通常品よりもかなり安いので絶対に買い。

ところで、

雑誌『HODINKEE』日本版第1号、が届いたので、読んでみる。

https://www.hodinkee.jp/articles/hodinkee-magazine-japan-edition-volume-1-introducing

私家製版のような雑誌。

だから、3,300円もするのだろうか。

それとも、基本的に資産家が読者の対象としているためか、強気な価格設定だ。

ホディンキーとはウィキペディアによれば、チェコ語で、腕時計、の意であるらしい。

巻頭に、このHODINKEEに関連するYouTubeに登場する、髭のおじさん、が自身のコレクションを紹介するページ

があるのだが、そもそも、この髭のおじさん、の経歴がよくわからない。

アムステルダムビンテージの髭のオーナーとなにか関係があるのだろうか。

どうも、『HODINKEE』がどういう趣旨の会社であるかを、分かっているといった前提で展開されているのが不安だ。

ハーネスト婦人画報社には以下の通り説明がある。

「『HODINKEE』は、2008年に時計への情熱を共有する場としてベンジャミン・クライマーが開設しました。現在時計の世界に関するトップサイトとして、愛好家たちから熱狂的な支持を受けるメディアにまで成長しました。高級時計に関する詳細なレビュー、ヴィンテージアイテムの歴史的な背景、最新ニュースなどを届け、時計に留まらず、ライフスタイル全般の多様なコンテンツを美しいビジュアルや動画とともに発信。その卓越した編集力で、世界中に熱心な時計愛好家のコミュニティを形成しています。日本版となる『HODINKEE Japan』では、本国の翻訳記事だけでなく様々な日本独自のコンテンツを展開し、はじめはオンラインメディアとして、後にプリントメディアの創刊を予定しています。」

まぁ、時計雑誌で面白いものもないので、年間2冊のこの雑誌は、YouTubeとともに時計トレンドの示唆に富むものになるだろう。









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初期F.MULLER 5850CCの枯れた渋さと40男の相関関係について検証する。

2020-12-27 | ニュース



ご覧の通りの初期F.MULLER 5850CCです。

私の個体はそれほどエイジング、は進行していないほうです。

ただ、かのフランクミュラー氏は初期フランキーにおいて、エイジング化は計算された結果である、とことです。

だとすれば、いま世の中にある、一番古い個体で、25年ほど経過してエイジング化しているわけです。

実際はもっと早くから、枯れている=エイジング化している。

カラー文字板では味わえないテイストでいいですね。

4桁のアンティークロレックスはとても高いし、ステンレスに100万円も出せない、という諸兄は多い、と聞きます。

それならば迷わず、フランキーの5850や2852の金無垢の初期ダイアルを買うという選択は大いにありなのです。

経済的に言いますと、私はこちらの支持者です。

ただし、これも何度も言っていることですが、国内正規ギャランティーが、〝付属した〟個体を買ってください。

修理明細だけではだめです。

なぜならば国内正規品でなくとも、ジャパン、でメンテナンスしてくれる個体が存在するわけですから。

ですから、修理明細≠正規品、ということになりますね。

要するに、確実に、安心してウォッチランドで委託販売してくれる個体を買うわけです。

話は脱線しましたが、こういう初期フランキーは一定の、枯れる予定の諸兄のコレクター層が多く存在しています。

20代は難しいとしても、30代後半以降にかけて、枯れた初期フランキーの〝トノーカーベックス〟は確実に

諸兄を枯れさせてくれます。

私も20年以上にわたってフランキーを枯れさせて続けていますが、私もグレーのジャケットを着てエイジングした

このPGカーベックスを愛用しています。

こういった、正規フランキーはどんどんマーケットから姿を消してコレクターに買われて行っているようです。

はやく枯れたオヤジになりたいと思っている方は、こういうフランキーがよいのです。

ぜひ、こんなフランキーを着けて、シャンゼリゼ大通か銀座のみゆき通りを闊歩していただきたいですね。












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ROLEXの白タグのいただき方。

2020-12-21 | ニュース


どうも最近は、ユーチューブで海外正規店でのロレックス購入者の動向を見ている。

もちろん海外のやつだ。

国内正規店で店頭購入のシーンを撮影しながらのやりとりはNGらしい。

私も、ハンディーのテレビ局で使う機材で撮影を試みたが、怪訝なお顔をされてしまったので取り止めた。

まぁ当然だろう。

まぁ、それはともかく、

海外の正規店でも、多くは保護シール(テープ)はあっけなく剥がされている。

これは一種の転売防止だ。

しかしどうだろう。

店で管理するはずの、あの、なんと、プライスとモデルの管理番号がナンバリングされている

〝白タグ〟

が、ロレックス正規店員自らが何気に、グリーンシールとともに、内箱の中に、わざわざ入れて

納品しているではないかい。

そう、ここが日本のイヤラシ文化との違いだ。

つまり、店側で〝白タグ〟だけで管理するなんてありえないし、なくたっていい。

伝票、入金、そのほかで販売管理なんていくらでもできるのだから。

それを言ったら、中野のショップなんて白タグなんてほぼなし芳一だ。

白タグとともに、店独自のタグをつけて紐づけされているのが一般的だ。

国内正規の諸氏よ、白タグはお客様に返却してあげんさい。

転売をおそれているのなら、SSのデイトナが入荷したとたんに、店員さんが懇意にしている呑み仲間に連絡して、かわるがわる、

交代で、SSのデイトナを購入させて、キックバックとして報酬を得ているのではないか、と思いがちだが、

どうだろうか。

来店した客が、懇意にしている呑み仲間の友人、である店員が何食わぬ顔で、フツーに接客し、彼の決済で

店の奥から、SSのデイトナを出すというシチュエーションをした場合、店長やほかのスタッフでも見抜けまい。

そのような、逆に、店やデパートにとって何も利益の生まない、正義感を通すよりも、雨の日も雪の日も、嵐の日だって

毎日毎日ダイレクトに買ってくれている得意客がたとえ転売ヤーであっても彼にSSのデイトナを販売したほうが、

長い目で見なくても絶対に経済的にも合理的だ。

ここが、分からないから、そういう会社はアンポンタンだと言われるのです。

某ブランドなんてはっきりと言っています。

購入履歴の無いお客様には予約のお名前を入れることはできかねますと。


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売らなくてよかったパテック。

2020-12-19 | ニュース


4年ほど前に、入荷連絡があって買ったパテックのステンレスのコンプリケーション。

奇抜な顔つきで買ったわイイが、その奇抜さゆえに2か月で飽きてしまった時計。

このモデルすら入荷がないというのだから、驚きだ。

SSのコンプリ、アクア、ノーチ、すべて買えない。

そんなんなら、イランY。

と、

2年前に買取に出そうとしたが、あまりの激安だったため、友人と二人で、歌舞伎町のキャパで騒いで帰宅した。

でもいまやこのダサいウオッチも、ダサいがゆえに稀少性があるらしい。

馬鹿げた世の中だ。

これ買うんなら、3940のコンプリ買ったほうが、よろしいわ。

どうもこの3940というパテックは、永遠のスタンダードな複雑時計なのだろう。

話を戻すが、

もはや、このダサいステンのパテックは、投機的に飛ばされる運命から逃れられない。

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