今週届いた、パテックフィリップインターナションルマガジンを見ていると、
ノーチラス製作当時の貴重な当時の社長の回顧録が紹介されている。
私が思うに、ノーチラスが爆発的に人気が出た理由というのは、ノーチラス自体が
外見もムーブメントもすばらしく時代にマッチしていたからとは思わない。
手巻きのデイトナ6265から発信したデイトナブームはマスコミが仕掛けたとはいえ、
流行のアイテムとして前世紀から現在も続く人気である。
しかし、ノーチラスはマスコミに仕掛けられた形跡はない。
時計好きが、現行品にも、他のブランドにもなにもいい時計がない、買いやすい時計が
無い中でクローズアップされて稀少価値が出たに過ぎない。
だから、ロイヤルオークにしろ、ノーチラスにしろ、ロレックスのデザイン性より秀逸だ
とは思わないし、多くの人々はロレックスのデザインを快く受け取るであろう。
しかしである。
私たちはロレックスを2本程度所有のいわゆる、一般人、ではない。
玄人受けする中で生きる、時計〝ヲタ〟なのだ。
しかし、有限な資金の中で換金性は大事だろう。
だから、何でもいいとはいかない。
おまけにティーピーオー、なんて気にしていられない。
ロレックスのように、どんな服装でも同じ時計、それもデイデイトではないロレックスではない
いい時計を着けたいのだ。
だから、金無垢のノーチラスやロイヤルオークがいいのだ。
それも体の大きい私ならジャンボでなければいけない。
ミディアムサイズなんて、1950年以前に生まれた日本人がするべきサイズだ。
でも3700/001ではなく本当の初代3700/1の金無垢が欲しいがない。
滅多にない。
私も都内のショップで確認したのはここ10年間で2本であった。
とにかく、ノーチラスはミディアムを買ってはいけない。
ジャンボを買わねばならない!
以上。