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てらまち・ねっと



 岐阜県の裏金問題で、県が中間報告を県議会におこなった。
 14日夕刊は、それぞれ速報している。

 14日岐阜新聞は、「当時の副知事ら関与 県が中間調査発表」、移し替えは当時の副知事ら県幹部が関与し裏金の一部は組合の会合費などに流用されていた可能性がある。

 14日中日新聞は、「岐阜県裏金に元副知事らの関与示唆 県中間報告」、移し替えは1998年度末から99年度初め、2000年度末から01年度初めに集中
、当時の副知事や出納長ら幹部職員の関与を示唆し、組織的な行為と事実上認定した。裏金は、組合活動費や職員への貸し付け、組合の活動に使われ、職員が住民訴訟を起こされた場合の訴訟費用に充てる特別会計の財源の一部にもなっていた。

 14日中日(共同)は、「副知事ら裏金集め示唆か 職員の訴訟費に7百万流用」、組合は、職員が職務上の理由で住民訴訟などの被告となった場合、弁護士費用などを貸し付けるため、組合に特別会計を設置。一九九九年九月、原資の一部として裏金から約七百万円を繰り入れ、ほかにも裏金が含まれた口座から現金を引き出し、組合の会合や労組との交流の飲食費などに使っていた。

 14日中日(共同)は、「裏金の口座残高1億4千万円 岐阜、前知事は関与を否定」、各部署は現金を直接、組合に渡し、預かり証などの発行もなかったという。裏金は職員組合の活動経費や職員への生活資金の貸し付けなどに使われたとみられる。

 14日(共同)東京新聞は、「裏金の口座残高1億4000万 岐阜、組合活動や貸付金に」、組合の三浦孝雄委員長は「(裏金は)公金だから返すのが当然。不足分は組合で負担する」としている。

 14日毎日夕刊は、「当時の副知事が指示 関与、さらに調査」、移し替えは、1999年の県庁組織の再編で各部署の裏金が表面化することを避けるのが目的。

 14日朝日夕刊は、「副知事ら 裏金集約促す 残高1億4600万円」、当時の副知事や出納長、知事公室と総務部の部長・次長級幹部が組合口座へ集約するよう示唆した。

 県庁の組織の再編がなかったら、その後も裏金持ち続けたということになる。「県の衛生専門学校での旅費の不正受給による組織裏金づくり」、「県の中山間地農業試験場による組織裏金づくり」は、県庁再編以前に明らかになっていた。その手口は、県庁の通常の手法と思われた。この2件のことは情報公開の訴訟として、前者は住民訴訟としても取り組んだので、後日、改めて紹介する。
 そのとき、有効的な全庁調査をしていれば、こんなことにはならなかった。

 なお、前者は、事案が内部で報告されて内輪で調査し、関係者を極秘に処分したが、公にしなかった。その後、私のところに、「極秘にしている」、という通報があり、策を練って、公になるようにしたもの。この訴訟について、転任してきた裁判長が、和解に馴染むからと「寺町さん、いくら返させたら納得するか」というので「最低100万円」としたら、「関係者職員が100万円返す」そのかわりに、住民訴訟と情報公開訴訟は取り下げるとなったもの。

 その経験でか、その後に解明された後者は、県自ら公表した。しかし、不正捻出額のうち半額ほどを職員に返還させ、残額は不問として、公表した。
 ところが、県民や報道機関の猛反発にあい、残金も返還させて決着したという顛末。

 行政側と職員組合とが不思議なくらい一体。長良川河口堰問題の頃から、超推進の岐阜県知事とそれを後押しする県職員組合の関係のことがとりあげられていた。大きな疑問だった。
 職員組合は住民訴訟の対象とならないけれど、「職員互助会」関係は対象とすることができる接点が見つかったので2件の住民訴訟を展開した。
 これらのことは改めて述べる。

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ありがとうございます


● 当時の副知事ら関与 県が中間調査発表 14日岐阜新聞 夕刊一面トップ


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●  岐阜県裏金に元副知事らの関与示唆 県中間報告  14日中日
 岐阜県庁でプールされた裏金が、県職員組合の管理する口座に移し替えられていた問題で、県調査チームは14日、関係するとみられる口座は現在、定期、普通預金の計10口座に上り、総額は1億4600万円余に上るとする中間調査結果を県議会に報告した。移し替えは1998年度に始まり、当時の副知事や出納長ら幹部職員の関与を示唆し、組織的な行為と事実上認定した。裏金は、組合活動費や職員への貸し付け、裁判費用融資の特別会計に充てられていたとみられる。
 報告によると、関係するとみられる口座は、東海労働金庫(定期預金6口座、普通預金1口座、計約1億3200万円)、16銀行(定期預金1口座、普通預金2口座の計約1200万円)にあった。ほかに現金で約250万円保管されていた。
 口座名義は「岐阜県職 親和会」「一行の会」「孝行の会」の3つ。
 プール金の一部は組合の活動に使われ、職員が住民訴訟を起こされた場合の訴訟費用に充てる特別会計の財源の一部にもなっていた。
 裏金の総額は帳簿類がない上、口座間の出し入れがあり、組合活動資金も混在していて判明していない。調査チームは、現在の保管金のうち、どの程度が裏金に当たるのかなどを含め事実解明を続ける方針。
 移し替えは1998年度末から99年度初め、2000年度末から01年度初めに集中。発端は、99年度の本庁組織再編を前に存在の表面化を避けるために「当時の幹部職員が組合への集約を各部署に示唆した」とした。関与したのは当時の副知事、出納長、知事公室、総務部の部・次長級職員らとみている。
 裏金問題は5日、古田肇知事が県議会一般質問で明らかにして判明。調査チームは、組合関係者や県OBらも対象に事情聴取を進めている。梶原拓前知事は「関知していない」と関与を否定している。


● 副知事ら裏金集め示唆か 職員の訴訟費に7百万流用 7月14日 中日(共同)
 岐阜県の裏金問題で、原正之副知事をリーダーとする県の調査チームは十四日、裏金が入金されたとみられる県職員組合の口座などの残高は計約一億四千六百万円などとする調査内容を県議会に報告した。
 調査チームによると、梶原拓前知事は聴き取りに「関知していない」と関与を否定。当時の副知事や出納長らとみられる幹部が、各部署に職員組合への集約を示唆したことが分かった。
 また裏金のうち約七百万円が職員個人の訴訟費用に流用されていたことが、組合の調査で分かった。
 組合は、職員が職務上の理由で住民訴訟などの被告となった場合、弁護士費用などを貸し付けるため、組合に特別会計を設置。一九九九年九月、原資の一部として裏金から約七百万円を繰り入れたという。
 ほかにも裏金が含まれた口座から現金を引き出し、組合の会合や労組との交流の飲食費などに使っていたという。
 報告によると、裏金は一九九八年度に既に存在。九九年度の組織再編を前に、当時の副知事や出納長らとみられる幹部が裏金の存在の表面化を避けるため、各部署に職員組合への集約を示唆。二〇〇〇年度末から〇一年度初めに、当時の出納事務局の幹部が再び各部署に職員組合への集約を示唆した。
 各部署は現金を直接、組合に渡し、預かり証などの発行もなかったという。
 また原副知事宅に十日、五十万円入りの封書が投函されたが、副知事は裏金の返還なのかどうか不明、としている。(共同)

● 裏金の口座残高1億4千万円 岐阜、前知事は関与を否定 (共同)(2006/07/14) 中日新聞
 岐阜県の裏金問題で、原正之副知事をリーダーとする県の調査チームは十四日、裏金が入金されたとみられる口座などの残高は計約一億四千六百万円などとする調査内容を県議会に報告した。
 調査チームによると、梶原拓前知事は聴き取りに「関知していない」と関与を否定したという。
 報告によると、裏金は一九九八年度に既に存在。九九年度の組織再編を前に、当時の副知事や出納長らとみられる幹部が裏金の存在の表面化を避けるため、各部署に県職員組合への集約を示唆。二〇〇〇年度末から〇一年度初めに、当時の出納事務局の幹部が再び各部署に職員組合への集約を示唆した。
 各部署は現金を直接、組合に渡し、預かり証などの発行もなかったという。裏金は職員組合の活動経費や職員への生活資金の貸し付けなどに使われたとみられる。
 古田肇知事は五日の県議会本会議で裏金の存在を認め「責任の所在を明確にし、職員の処分を検討したい」として、調査チームを設置。
 調査チームは、梶原前知事を含む当時の県幹部から事情を聴くなどして、裏金が集められた経緯などを調べていた。
(共同)(2006/07/14)

● 裏金の口座残高1億4000万  岐阜、組合活動や貸付金に (共同) (2006年0714日東京新聞
 岐阜県庁で1億円を超える裏金が県職員組合の口座にプールされていた問題で、原正之副知事をリーダーとする県の調査チームは14日、裏金が入金されたとみられる口座の残高は計約1億4600万円などとする調査内容を県議会に報告した。
 報告によると、裏金は1998年度に既に存在していた。2000年度末から01年度初めに、当時の出納事務局の幹部が裏金の存在の表面化を避けるため、各部署に職員組合への集約を示唆。
 各部署は現金を直接、組合に渡し、預かり証などの発行もなかったという。裏金は職員組合の活動経費や職員への生活資金の貸付金などに使われたとみられる。
(共同) (2006年07


● 裏金、訴訟費に700万使う  岐阜の県職員組合 
(共同) (2006年07月14日 20時38分)東京新聞
 岐阜県で1億円を超える裏金が県職員組合の口座にプールされていた問題で、裏金のうち約700万円が職員個人の訴訟費用に流用されていたことが14日、分かった。
 組合によると、職員が職務上の理由で住民訴訟などの被告となった場合、弁護士費用などを貸し付けるため、組合に特別会計を設置。1999年9月、原資の一部として裏金から約700万円を繰り入れたという。
 ほかにも裏金が含まれた口座から現金を引き出し、組合の会合や労組との交流の飲食費などに使ったという。
 組合の三浦孝雄委員長は「(裏金は)公金だから返すのが当然。不足分は組合で負担する」としている。
(共同) (2006年07月14日 20時38分)


● 当時の副知事が指示 関与、さらに調査 14日 毎日夕刊


● 副知事ら 裏金集約促す 残高1億4600万円 14日 朝日夕刊


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 畑で除草剤を使わずに草をはやさない省力の方法があります。土作りにも良く、土の浄化作用もあります。
 真夏の高温と強い日射プラス水分を約3週間利用するので、梅雨明け後、速やかに行います。
 専門農家にも、家庭菜園にも、やり方では花壇の土作りにも利用できます。
 欠点は、アツいアツい真夏にしかできないこと(笑)

 春先まで、草はほとんど全く生えません。土も良好。
 種は、播きたいときに、ポリをはずして、たっぷり潅水して、すぐに播けます。
 この暑いときの苦労は、あとで、何百倍にもなってかえってきます。

 7月中旬の今、畑は、夏野菜の収穫。このあたりでは、これからというところ。
 そんなときに、畑では同時に、秋冬野菜のための準備に入ります。

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

 


7月3日の畑の様子。
  

日本の梅雨は多雨多湿で高温。
草は、土の中にすきこんでしまうと、あっという間に腐ります。
望ましのいは、この梅雨のうちに、耕しておくこと。
7月3日にすきこみ。
  

  このやり方や理屈の詳しいことは、昨年の記録をご覧ください。
   昨年7月24日 ◆決定版=畑で除草剤を使わずに草をはやさない省力の方法の。土作りにもいい。土の浄化作用も

   7月29日 ◆除草剤なしで草絶やし。続編。土作りにも

昨日7月15日。日曜日からまた雨模様というので、2回目の耕起。
菜種粕が手配していなかったので、トラクターで単にかき混ぜただけ。
ほんとは、施肥して、雨にあて、2回くらい耕起すると一番いい。
たぶん、一週間後くらいに、施肥して、耕起して、
たっぷり潅水して、ポリでフタをすることになります。
  


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 きょうは、日帰りで、信州・松本に行ってきます。 えにしin信州

開催日:7月16日(日)13.30~19.30
会場:〒390-0303松本市浅間温泉3-21-1  神宮寺アバロホール

2002年から始まった「ケアレストラン・えにし」は、「えにし in 信州」と称して、毎年、海の日に"開店"するのが恒例となり、私は店長を命ぜられました。
 第1回の"フランス料理"に続いて、第2回は"懐石料理"、第3回は"中国料理"の満漢全席。第4回は、"ダイエット&エステ"。ことし7月16日(日)のタイトルは、なんと、「失恋レストラン? 失職レストラン?? い~や…ケアレストラン!」
 宮城県知事を辞めた浅野史郎さん、志木市長を1期で辞めてしまった行政改革分野の希望の星、穂坂邦夫さん、秋田県鷹巣町長の座を奪われた岩川徹さん、松本大学講師でもある薬害エイズ訴訟原告の川田龍平さんなど異色のみなさんが登場します。
 長寿県名物に祭り上げられている「PPK(ピンピンコロリ)」の倫理をめぐっては、生命倫理研究者の武藤香織さんと高橋和尚の「人間やめるのも楽じゃない」が予定されています。




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