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てらまち・ねっと



 昨年の秋から、がんの転移の放射線治療で照射してもらった。
 痛みに対する、その効果は抜群かつ超速攻で消えたこともここに書いてきた。
 
 2か月ほど前からの新し痛み。
●放射線治療の後遺症
 一つは放射線治療の後遺症らしき痛み
 もう一つは、新しい転移によること推測される痛み。
 それぞれに対処するしかない。

● 「神経障害性疼痛」
 このブログでも、前者については主治医が放射線治療の後遺症にかかる「神経障害性疼痛」だと思うのでと「タリージェ」という薬を使うことになったなどは報告した。

 「眠くなる」などの副作用もあって・・・とも書いた。
 その薬は「運転禁止薬」。だから、5月の連休以降は車の運転もパートナーにやってもらっている。
 というより、パートナーが「そうしかダメ」という。
 必然的に名古屋の往復もそうなっている。

● 「医療用麻薬」
 後者については主治医は、ちょうど6月12日から抗がん剤治療で入院するので、その時に対処、としてくれた。
 「医療用麻薬」のことは 以前から診察の時に何度か話題になっていた。

 今回、痛み止めに「医療用麻薬」をつかってみませんか、ということ。
 入院中に病室に、緩和ケアの医師や精神科の医師に行ってもらいますが、いいですか、という。
 「精神科の医師」といいうとそれだけで、抵抗感がある人が居るのですが、良いですかね、とも。
 
 私が抵抗は全くないです、と答えた。
 ・・・さて、入院中2日目に病室で、「緩和ケアのチーム」の皆さん、医師や看護師、薬剤師らという人達との面談があった。 
 すぐに、各種の説明のあと、こちらの痛みの状況についてのヒアリングなどがあった。
 そして薬の種類や、量、使い方の説明があった。
 
● 今日は「医療用麻薬」の解説から理解を深めて
 どういう経過で流れ、退院の前日に処方として示され、持参された薬をどう使うは、今日は省いて、後日にする。
 「入院中」は結構な麻薬を飲んだ。

 ★定時で飲むのは「オキシコンチン」。
 ★随時に飲むのは「オキノーム」。スピードともいうらしい。
 「痛みがあったら、(必ず、30分は明けて)いつでも服用して」という。

 まだ、「解明がすすんでいない」(笑)が、「オキノーム」が全く必要ない日もあったし、6回ほど処方してもらった日もあった。
 今日は、まず、基本状況の解説。

 なお、昨6月21日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,835 訪問者数1,084」。

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●PEACEプロジェクトについて
 緩和ケアおよび精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会を推進するPEACE
●医療用麻薬(モルヒネなど)をはじめて使用するとき
     ●
   日本緩和医療学会 PEACEプロジェクト
      
がんの患者さんの多くは,モルヒネのような「医療用麻薬」の使用を恐れています
 ・・・(略)・・・

●POINT4 がんの痛みをコントロール
     日本緩和医療学会 緩和ケア.net
「医療用麻薬」の誤解
・・・(略)・・・痛みが強くなれば、それにあわせて薬を増やすことができます。しかし、麻薬中毒のイメージから、医療用麻薬を敬遠され、痛みを我慢して過ごしている方も少なくありません。

医療用麻薬は、痛みがある状態で使用すると、中毒にならないことがわかっています。
副作用に対しても、さまざまな薬や対処法が開発され、十分に対応できるようになっています。また、医療用麻薬の種類も増えたことから、一人ひとりの痛みに応じた薬を使用できるようになっています。
痛みについて医師や看護師と話し合い、痛みのコントロールを始めることが大切です。

がんの痛みの治療に使われる「医療用麻薬」とは
がんの痛みの治療に用いられる代表的な医療用麻薬は「モルヒネ」です。
モルヒネには、末(粉薬)、錠剤、徐放剤(ゆっくりと長時間効く薬)、内服液、貼付剤、坐剤、注射剤、シリンジ注など多くの剤形が揃っており、種々の痛みに対応できます。
体の中には医療用麻薬と同じ働きをする「β‐エンドルフィン」と呼ばれる物質があります。β‐エンドルフィンは、脳内や脊髄内の受容体に結合し、痛みを脳に伝える神経の活動を抑制して、強力な鎮痛作用を示します。医療用麻薬も同様のメカニズムで鎮痛作用を示します。 アルコールに対して、強い人、弱い人がいるように、痛みをとるために必要な医療用麻薬の量にも、個人差があります。たとえ飲む量が増えたとしても、それによって中毒を起こしたりすることはありません。

モルヒネ依存とオピオイド受容体の関係
なぜ、医療用麻薬を痛みがある状態で使用しても、中毒にならないのでしょうか?
モルヒネは、身体の中に入ると「オピオイド受容体」に作用して、効果を発揮します。
オピオイド受容体には、μ、δ、κの3種類があり、相互に影響していますが(表1)、とくに「κ受容体」には、μ、δ受容体を抑制することで、精神・身体依存形成を抑える作用があります。痛みのある状態では、内因性のκオピオイド神経系が亢進することで、μ、δ受容体に作用して、鎮痛作用が促進し、精神・身体依存形成も抑制されます(図1A)。一方、痛みのない状態では、内因性のオピオイド受容体がはたらかないため、精神・身体依存を形成する場合があります(図1B) 。

(鈴木勉. 日医雑誌 122(12):MM-34-36, 1999より一部改変)
表1:オピオイド受容体の種類
μ(ミュー)受容体 ... 鎮痛作用、多幸感、精神・身体依存形成
δ(デルタ)受容体 ... 鎮痛作用、多幸感、精神・身体依存形成
κ(カッパ)受容体 ... 鎮痛作用、鎮静作用、嫌悪効果


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (mintdaisuki)
2022-06-23 14:14:50
今後のQOLを考えても痛みと上手く付き合って行ければいいですね。
 
 
 
早期の処方 (●てらまち)
2022-06-25 06:44:24
mintdaisukiさん、

私の場合は、20年以上前から、知人の専門家の一般論としての意見を聞いていました。

「癌の痛みで苦しむより、医療用麻薬を使うのが良い」

「医師はもっとそのこと、苦しむ患者には麻薬を処方して」

とのことでした。
 
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