魚河岸女将の地球探索(勝手に専務)

地の隅々まで 旅しながら ・・・

 終の棲家を探し・・・

   生きるって・・・

シェットランド、 フェロー諸島の旅 

2006-09-07 17:12:30 | Weblog
8月24日~9月2日バイキングで知られている デンマークのフェロー諸島、
イギリスのシェットランド諸島へ 行ってきましたので 10日間の記録を 紀行文で
友人たちに 送っていますが 同じものを ブログで公開したいと思います。

 8月24日(木)
 気温14度位というので 冬支度に。
以前に増して 快く出立させてくれる夫、少し淋しそうでかわいそうに思えたけど
まだ、一人旅はやめられない。
 Am6時台のタマプラ発のバスは超満員 こんなこと始めて、
持参したお弁当を食べるのが 精―ぱいだった。
 Am 11時バージン・アトランチック航空の機は新しいもので 気持ちがいいが
座席が小さく あぐらをかくだけの スペースが無い
 メニューは4種から選択できて とっても美味しい。

 予定より1時間早くついた。
ロンドンの気温19度    時差8時間
7月まで大雨が続いてたが 8月は晴れの日が多いそうだ。
 空港で ポンドに両替したら@240円 手数料3ポンドも取って・・・
5000円が 4200円位になってしまい ホテルでビールを・・1本4ポンド!!
   びっくりした___なa もう!!
現地ガイドが 『スーパーの中に両替所が1箇所あり、手数料も取らず お客様の
便宜のために・・・・」 そんな事知ってたら・・・・・ 

     8月25日(金)
 昨日降りたヒースロー空港でなく スタンテッド空港からpm1時15分発
イギリス最北端に位置する シェトランド群島(北から南まで112キロ)へ向かいます。
 この地は 密輸 バイキング パフイン(鳥)で 有名?
成田で この地の名前を 言ったけど「????」 そりゃあそうだよ だって
まだ 日本人が 12人しか入っていないらしいから・・・・
 
 Am9時ホテルを出たのに空港のチェックが厳しく、目薬 口紅 マスカラ 歯磨き
それは解っていたからいいけど車輪の付いたかばんはダメ それでも小さいからって
男性の職員は ok おばちゃんの職員はno 
 「カバンの中にナイフがはいってないか?」 私が大バーにゼスチャーで
両腕を × にして数回繰り返したら 男性職員たちが 大笑い!!
お陰でカバンを再度預けに戻ったときも覚えていてくれたので 快く処理し
  「貴方の 仕草が 受けたのね!」って現地ガイドがいってた。
 ロンドンの丘陵地帯が延々と続くのは自然になったものでなく、800年の歳月をかけて
地を耕し 埋め立て 近代化せず 田園風景を維持し 次の世代から次の世代へと
受け継げるようにしてきたからだと言う。
===外見にこだわる国民性がこうゆうことにも現れるそうだ。===
 その例として
パリとロンドンを経由するユースロー列車のドーバー海峡を渡るトンネルの入り口(?)
パリ側は空から見てもトンネル ロンドン側は 山を作って 外から見ても 丘 って
見えるようにしたため 発車まで 10年遅れた・・・・って言うほど。

 サンバラ空港にpm3時30分着 素晴らしい天気で窓からサンバラヘッドが良く見えた。

4wdに乗り換え観光 アイスランドに似た風景ですが 15度なのにとても暖かく
マーガレットの花が咲き とっても気分がいい
断崖の下にはカツオ鳥が魚群にダイビングしてる姿や 海流がぶつかりあい 
渦を巻く 北海を見る。
 小高い丘に羊 牛が放牧され とっても のどかです。
ここだけ見てると トカラ列島の中之島と同じだよ

寒冷強風になるので・・・雪は積もらない・・・石積みで塀を作り 囲み花壇を造ってる。
1980年台に 軽油のタンカーが座礁して流出 この地域は10年間も魚介類を捕ることが
禁止されたが 土壌も良く作物も魚介類も今は良く取れるそうだ。

 ピート(ウイスキーの香りつけに使用する)赤紫の小さな花ヒースの下にピートがあり
切りやすいのでこれを燃料に使っているため 燃料代は タダ
ピートは酸が強いので この土の上にはほかの作物は育たないそうです。

 今日から3連泊のホテル 首都ラーウイック(人口9000人)のクイーンズホテルの
窓から海が見えて 快適です。 食事も4種から選べ デザートは3種から
  現地ガイドは サラさん と言う女性です。

     8月26日(土)
 日の出 窓から見える景色が素晴らしく 何度もシャッターを切る、
風も無く とっても暖かい 素晴らしい天気です。
 あ! 泳いでるのは アザラシ・・・魚の群れを追ってダイビングる鳥の群れ・・・・
音が無いので  本とにぐっすり 就めた朝
朝食も4種から選択、大麦のおかゆがお腹に柔らかく 心地よい。
 Am10時 フエリーで5分 ブレッセイ島上陸、ここでは木が貴重品なので小さな木も
それを生かし 器 家具に 壊れた船は屋根に利用したり・・・又魚加工場から出た
魚のアラも養殖場の魚の餌に利用したり・・・無駄を出さないそうだ。
 この島の1番高いところtv塔224m 人口400人 天気が悪いと霧が出て
対岸の美しい町並みラーウィックさえ見えなくなるそうです。
石灰岩 砂岩で形成された島なのでなだらかな丘陵となってるが フエローの島は花崗岩
なので もっと荒々しい形状になるって 言ってた。
 道は100年前に作られたものが大通り 小道はケモノ道だったという
 島で1軒だけのレストラン ここも6種から選択・・・・すご~~く美味しい!!!!

 食後 ソディアックボートでnosu島渡る。 周囲8km 鳥の保護区、某公爵が
シェットランド・ポニーを飼育するために使ってた島で 今は屋敷を博物館として活用
島の裏側まで歩くと白砂のビーチが広がり アジサシが舞い 丘にはラビットが・・が
はねたり 隠れたり・・・・あとは波の音と風のざわめき・・・・
   このまま 時が 止まってしまったら・・・・

 2時間歩いて ゴムボートで 来た道を 戻る。

 島の暖房は ジーゼルと風力とゴミの焼却(湯を沸かし部屋の暖房に使用)で
まかなわれてるが 近頃はゴミからの燃料が多くなってるそうだ。風車も250基に増やす
計画だ、 又 禁煙も法律で決めたけど 喫煙者は 減らないらしい。
 ラーウィっクの町も週末は 若者のお祭りでメインストリートのバーには 女性願望、
変身願望から巨乳(?)をつけて いろんなスタイルで集まってるが 女性は デブが
多く アルコールは直接ビンから飲むほど・・酒宴は盛り上がってる。

 この島の人達も以前は自給自足だったが、重油が出てからは お金もあり 自給自足を
しなくなり、 その結果、子供も産まなくなり 少子化は 進んでいるようです。
   どうして???
畑を耕し 羊や牛を飼うには人出がいるので 必然的に子供を生んだが 子育てには
お金もかかるため 産まなくなってきてる って言ってた。

    聖書の創世記の 
「生めよ 殖えよ 地に満てよ 地を従わせよ」
              に、 反してる 地球人

     8月28日(月)
 昨夜ゆっくり就めて気分がイイ。  今朝も 快晴です。シェットランドはいつもは
風も強く 雨も多く こんなに良い天気が続くのは 珍しいらしい、 6月に調査に来た
人達、 傘をさしてもずぶ濡れ・・晴天の日が無く 気の毒だった  と
 「雨が降るかも・・・傘をご持参ください・・・」
 「いいえ、降りません、大丈夫です。私が帰ったら下り坂になるでしょう」 と
言い切るので 
 「晴天ですね、 この天気はミラクル(奇跡)です」って 笑ってる

 フェロー島出発がpm8時45分  それまでメインランド南部を巡る。
アーサー・アンダーソン氏が財を放出し建てた 漁師の未亡人の家やハイスクール
舟の廃棄したものを 屋根に利用したホテル 80の教会 映画館は 0
市庁舎の2階は バイキングの舟を象った天井とステンドグラスは 音響効果が良いので
コンサートなどにも活用。 すべてに無駄の嫌いな国民性は あるものを有効活用して
ゆくので  市 の財源も豊かとの事。

 オーガニック(自然)農家が増えてきたとも 言ってました。

 burra島は 現地ガイド サラさんが一番初めに住んだ島で 今は橋でつながって
漁 も盛ん、
 引退した人達が 住みたくなる家を1000万円で購入して オークションにかけたら
2000万円で直ぐ買い手がつく それでもロンドンより安いので住む人が多くなってるって

 セントニュニュアン島は砂浜でつなぐ島ですが 私一人だけ 歩き走って上陸
* 世界の島 これで 80島目です。*
この島も 冬になると水量も増え歩いてわたるのは キツイそうです。
緑の丘 ってイメージで 美しいです。

 1880年の農家を博物館にしてある クロフトハウスは 暖房はピートを使用、ランプの
油は 魚からとった 油を使ってるって・・・驚きました!!!!
        魚の油が そんな風に利用できるなんて・・・・・

Dc4000年頃、木が無くって石積みだったがバイキングの時代になって 
木を運ぶ手段の船があったので 木造も取り入れられてきたんです。

 ロンドンからシェっトランドまで乗った飛行機の路線は今年6月に開通になったばかり
船だと14時間 飛行機(90席)だと50分、  夕映えの中を出達し 
夕陽を追いかけるように西へ進む。
 Pm9時35分、私は先に出たけど 誰も出てこない・・・何があったんだろう?
ロンドン ヒースロー空港で入国の捺印がされてない・・・・
  「何故 専さんだけ 大丈夫なの??」
  「さあ????」
無事 手続完了後 海底トンネルを通って 真っ暗な山道に灯りがチラホラ・・・
 ホテル到着 バスタブがあってよかった。

     8月29日(火)

 窓の外、雲海に包まれて・・・時間が過つうちに町と海がはっきり見えてきた。
目の前にあるナルソイ島に雲の冠がのっているようだ。Am9時出航の舟  帆船は
マスト23m 週2回のクルーズ あとは釣り用として使用、島の人口250人
鳥は49種類 魚も49種類 さば ハタハタ メジマグロ 2.5mのエイ 鰈 八角
4.5mもある平目 かます 鰊 等など・・・・30分だけの上陸、一人で急ぎ足で巡る。
小さなスーパーには日用品 果物 野菜が並んでる。
     本当に 地の涯だ!!!
 午後はフェローの首都トシュハムの町をバスと徒歩で巡る。
芝生屋根の家(白樺の木に土と芝生―白樺の代理にプラスチックを使用したが枯れてしまった) 真っ黒の木の壁と赤い窓枠 木が少ないので雨にも強いバイキングの名残だそうです。 大統領officeの周りは 昔の風情を残すため 家の立替も規制があるようです。

 ホテルにパソコンが__無料だと聞き 初めて海外で動かしてみた。 自分のブログを
自分の目で見られるなんて・・・興奮してないを打っていいのか????
頭の中が グルグル・・・・・

     8月30日(水)
 朝から太陽が輝き予想通り 昨日より良い天気です。バイキングの名残の村がある
サンドイ島へ 、周囲112m2 真水の湖ではマス 鮭 が釣れるので人気の場所です。
 デローと言う村は西伊豆の海岸にある町のように入り江にあり 7人の小学生の通う
小学校 これも普通の家です。
 ランチはノルエーから来た婦人が5年間かけて友人たちに立てて戴いたログハウスで
主要道路から旗が立ってるだけで 家が見えず 山を登ってたどり着く。
魚スープ 苺ジャムをかけたババロア どれも丁寧に作ったことを味わい知る やさしい
料理でした。
 スカラビークでは父から受け継いだ船大工 45歳の若い方で 
「性能は 当然ですが 見た目の美しいものを造りたい」って 言ってました。
 ちなみに 一艘600万円ですって。

 漁にも規制があって 網の目も大きく作られてて小魚はあがらず パフインなども
銃でとらず網で・・・それに鰊をくわえたり 口の中に入ってた鳥は 子にえさをあげるためなので 逃がさなければならない 等など
 途中にあった島ステラドイモン島は 1家族だけで住んでおり 海鳥の卵を取るため
崖にロープを下げて下りて取ってくる と言う方法で食用にしている唯一の島。
 日本の 宮古島の近くにも 一家族だけで住んでる 水納島(みんなじま)があるよ。

 明日ランチで 「パフインの肉を食べられるところに行きます~~~~」
可愛くって 見たくって!!っテ繰り返し言ってた人が 食べるなんて・・・・

     8月31日(木)
 昨夜 やっと気持ちよく ブログ打てました。
今朝は 島が雲で覆われ かすんで見えます、 朝食後直ぐパソコンへ。 1時間20分
順ちゃん(simalife)のブログを見て とってもっとっても嬉しくって・・・・
こんなに離れてるのに 心も 体も 魂も 温めてくれるなんて!!!!

 今日は旅の最後の一日です
トシュハムの郵便局で捺印し66km先のレイルビークへ向かう途中 深海魚加工場があり
デンマーク国が35%出資し合弁経営してる。 湖 山 川 滝 が多いので (山)って
錯覚するが捕鯨工場 魚の研究機関があり 島 なんだ____と。
 アイスランドでもそうだったけど 氷河で削り取られて出来た フイヨルドが深いけど
途中に橋を渡してあるので 比較的 早く行けそうです。

 バイキング=日本の村上水軍 藤原水軍と同じ海賊だが、大西洋を拠点にしてたので
他国に知れ渡ったという訳だ。

 最北端の町ブイヤライヤはビゾイ島 95㎡ 人口5001人 魚が沢山捕れる所だと__至る所に滝が流れてるので聞くと 「山の上にダムがあるんだよ」  やっぱりね!!!
 ランチに パフインを食べた人が「レバーのようだ」 と 話してた、 私は
大平を食べたけど 脂がなくパサパサで美味しくなかった。

 真っ青な空が山のラインや海 地平線を明確にした_____かと思うと 突然 霧が
すべてを 覆ってしまう 標高800m位なのに。
 フイヨルドに 一隻の舟が・・・・
鳥も巣立つとき体重が多いと飛び立てないので 親鳥はダイエット(?)のため湖に
落とし 自力で飛べるようにする目的___約100日間くらいの期間だけ 
水面に浮いてる鳥を食料のために捕る・・・・小回りしながら 網ですくってた。

 トンネルを抜けたら 突然 太陽が輝き 真夏のような 青空が・・
   夏の終わりを  謳歌するかのように。

いつものことだけど 旅の終わりは ワンパターン

     9月1日(金)
 予想通り 小雨が降ってます。 Am7時ホテル出発シェっトランドで乗り換え
ロンドンで 帰途の機に乗り換え 時差8時間  9月2日(土)pm2時35分
日本へ 戻りました。


* ** 島はやっぱり日本が一番です ***
海の色 草や木 魚 貝 どれをとっても美味しいし
お金も 日本円で通せるし・・・言葉も・・