狂乱廿四孝 | ||
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読了日 | 2005/8/17 | |
著 者 | 北森鴻 | |
訳 者 | 宇野利泰 | |
出版社 | 角川書店 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 394 | |
発行日 | 2001/08/25 | |
ISBN | 4-04-358301-X |
何度も書いてきたが、書店でタイトルとか、表紙のイラストなどで気を 惹かれる本が時たまある。
この本も、通勤の帰途バスの時刻まで、良く立ち寄る書店で、タイトルとイラストが気になって買おうかどうしようかと迷っていた。
他のものと違って、本は手にしてしまうと、気に入らないからといって簡単に棄てることが出来ないからだ。
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解説でこの作品が、鮎川哲也賞受賞作であることを知り、読んでみることにした。
そして、まだまだ良い作品を書いているのに知らない作家はいるものだということを実感する。ここでも、実在した歌舞伎役者が主人公として登場する。
江戸から東京へと変遷する時代の猿若町が物語の舞台。芝居好きにはこたえられないだろう所の、登場人物たちの粋でいなせなセリフがぽんぽん飛び出す。
両足切断の歌舞伎役者・沢村田之介の物語である。
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