隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1995.眠狂四郎殺法帖

2020年06月30日 | 時代ミステリー

 

眠狂四郎殺法帖
読了日 2020/06/25
著 者 柴田錬三郎
出版社 新潮社
形 態 文庫
ページ数 (上)371(下)352
発行日 1970/08/20
ISBN (上) 0193-115014-3162
  (下) 0193-115015-3162

 

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リーズ作品を間を置かずに読もうと思っていたが、いろいろ都合があって前に読んだ時からかなりの時間が過ぎた。実はこの上巻は昨年10月初旬に読み終わっていたのだが、そのあとすぐに中山七里氏の『笑えシャイロック』に取り掛かってしまい、さらには内藤了氏のシリーズ作品を読み始めてしまい、こちらの下巻が忘れ去ってしまったのだ。
僕にすればそれほど珍しいことではない。せっかく若い頃読んだ傑作時代ストーリーを、再度読み直そうと意気込んだのは良いが、途中で他の作品に目を奪われて、忘れてしまうなどというのは、本当に読む気があるのかと、言われてしまいそうだ。 まさかそんなこと言う作家もいないし、第一に僕のブログを読んでいるのは、ほんのわずかな人だ。本気で心配しているわけではないが、いささか自意識過剰気味だ。
まだ若かったずっと昔のことだが、自分では全く意識していなかったのだが、結構人の目を気にするところがあって、同僚から「君は自意識過剰だよ」と言われたこともあった。歳をとるにしたがって、そんな所も少しずつ亡くなったと思っていたが、自分に対しての評価は甘くなりがちだから、今頃になってまた昔の気質が蘇ったか。

 

下巻を読みながら、読み始めると面白くてページを繰る手も早くなるのに、どうして読み始めるのに躊躇するのだろう?いや躊躇しているわけではないのだ、あっちこっちと気が散るのだ。
作者の柴田錬三郎氏には江戸時代の友人がいて、いろいろと風俗や習慣、あるいは関連の資料を取り寄せた有りして、このシリーズの執筆を手伝わせているのではないか?そんなことを想像させるほどの、人々の言動にリアリティを感じさせるのだ。 昔から“講釈師観てきたような嘘を言い”などと言われており、作家だってたくさんの資料を読んで、識者から過ちを指摘されないだけの知識を得て、物語を紡ぐのだろう。
そういえばサラリーマン現役の頃、会社が契約していたコンサルタントグループの総帥は、東大卒のカリスマだったが、正に「一を聞いて十を知る」というそのままの人だった。大正10年かそこら辺の生まれの人だったから、もう鬼籍に入っているだろうが、尊敬に値する人だった。
話がそれた。

 

日は待ちに待った軽自動車が納車の日で、バスと電車で内房線浜野駅まで行って、古市場のガリヴァーアウトレット蘇我インター店で、ダイハツソニカを引き取ってきた。
普通は先方から納車に来るのだが、千葉から納車の費用を倹約して、こちらから引き取りに行ったのだ。
先方で車を引き取るまでの手続きに、何種類かの書類にサインをして、30分ほどかけて終了する。中古車を買うのは今回で3度目になるが、今までとは少し勝手が違って、大分丁寧な対応で少し驚く。初めて乗る車に多少おっかなびっくりの状態でスタート。ナビがついているのだが、使い方がよくわからず、帰ってからマニュアルを読もうと、そのまま帰宅。
中古車ながらきれいな外観で、分厚い車のマニュアルと、三冊のナビゲーションのマニュアルが付属しており、ちょっとやそっとでは読み切れなさそうだ。そんなことからも、少し異なる対応を要求されているみたいだ。

JLPGAツアー、アース・モンダミンカップ最終日は、28日、日曜日が大雨のため順延となって、昨日29に月曜日に行われた。鈴木愛選手は5バーディ、1ボギーと4つ伸ばして、トータル11アンダーとして、最終的には渡邉彩香選手と並び、プレイオフとなった。
だが、1ホール目で、鈴木選手のパーに対し渡邉選手のバーディとなって、惜しくも敗れた。残念!
JLPGAツアーは、来月7月はすべての競技が中止となっている。次の大会がいつになるかまだ不明だが、鈴木選手には次回に期待するとしよう。

 

 

 

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1919.眠狂四郎独歩行

2020年06月28日 | 時代ミステリー

 

眠狂四郎独歩行
読了日 2019/10/01
著 者 柴田錬三郎
出版社 新潮社
形 態 文庫
ページ数 (上)394
 (下)386
発行日 1968/07/30
ISBN (上) 4-10-115012-9
(下) 4-10-115013-3

 

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分時間が過ぎたが、後回しになっていた1919番目が空き番になっていたことを忘れていた。
6月28日分のデータを投稿しようと思って、シリーズのデータを呼び出し、そこに本日のデータを流し込もうと思ったら、なんとデータはあるにはあるが、未投稿だった。というわけで、本日は古いデータを投稿することに。

いつの日か読もうと思って、買いためていた眠狂四郎シリーズは、若き日の思い出をたくさん詰め込んでいる。
にも拘らず買ってから大分時が過ぎた。買ってから年月が経ったのはこのシリーズだけではないのだが、若き日の思い出は、今よりはるかに読書に対する姿勢も、純粋?だったことに加え、ミステリーのみならず一般的な文学作品にも傾倒していたころだ。 そうしたこともこの歳になるまで、読むのを控えていたのだろうか?いやいや、単に新しくファンになった作家の作品の方に、気を取られていたにすぎない。
それでも読み始めれば、若い頃とは異なる面白さ、作品に対する解釈が僕を物語に引き込ませる。偉そうなことを言うつもりはないが、「講釈師、見てきたような嘘を言い」と昔から言われている。
僕は、時代小説を読む都度、作者の想像力と資料の分析や解釈が、独特のものを感じさせることに、その作者の見識が窺われて、興味深い。特にこのシリーズには、立川段平という講釈師や、因果小僧・七之助が謳う戯れ歌に得も言われぬ風情を感じて、物語に色を添えていることに感じ入るのである。

 

 

そんなところからも、僕はこの作者・柴田錬三郎氏が可なりのロマンチストだった、と、想像するのだ。
シリーズはこの後に、殺法帖、孤剣五十三次、虚無日誌、無常控、異端状へと続き、京洛勝負帖で完結となる。
僕はその全てを予め買い置いたが、いつ読み終わるとも知れなかった名作シリーズを、今ここで少しずつでも読み終えることが出来ることに、無上の喜びを感じている。
昔読んだ本はそのページを開くことにより、様々な思いを呼び起こし、ここにかけないことも数多くあり、人生の機微がというような大げさなことではなくとも、いろいろと恥ずかしいようなことも多く、泣きたくなるような思いさえ呼び起こすのだ。

 

 

は違うが、僕はこのシリーズの名演と言われる、市川雷蔵氏の映画、テレビドラマの田村正和氏の狂四郎を見るとき、先述の原作の趣が必ずしも、映像化されていないことに気付くのだ。
確かにこのシリーズの魅力は何と言っても、眠狂四郎の剣捌き、円月殺法の素晴らしさに尽きる、ということも言えるのだが、それを一層面白くしている脇役の活躍も見逃すわけにはいかないだろう。
富山の薬売りや講釈師段平とのしゃれた会話は、暗くなりがちな話に一遍のユーモアや、物語に花を添える重要な役割を担っているのだ。

昨日からJLPGAツアー、アース・モンダミンカップの決勝ラウンドがスタートした。
1昨日までの144名で争った予選ラウンドの結果、1オーバー70名の選手が決勝に臨む。残念ながら昨年の覇者渋野日向子選手は1打及ばず2オーバーで予選落ちとなった。
僕の贔屓である鈴木愛選手は、予選ラウンド2日目の最終ホール9ホール目(10番スタートだった)で、予想外の池ポチャが原因でトリプルボギーとなって、7アンダーの2位タイとなった。
そして、心機一転決勝ラウンド1日目の昨日は、スタートダッシュよろしく、1-3番ホール連続バーディで、前日のトリプルボギーを取り返したかに見えたが、魔の9番ホールでまたもや池に入れてしまい、ダブルボギー、その後もボギーがあって、結局Today1アンダーのトータル7アンダーの4位タイに終わった。
今日は最終日だが、あいにくの雨模様だ。鈴木愛選手には奮起を促したいものだが、本日のWeb配信は午後1時からとなっている。初日の激しい雨の時には、グリーン上に出来た水たまりの処理が間に合わず、中断となったが、今日も今のところかなりの本降りの雨だ。
競技が可能かどうか心配だ。

 

 

 

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1994.亡羊の嘆 鬼籍通覧

2020年06月26日 | メディカル

 

 

亡羊の嘆 鬼籍通覧
読了日 2020/06/19
著 者 椹野道流
出版社 講談社
形 態 文庫
ページ数 349
発行日 2018/08/10
ISBN 4-06-293309-4

 

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の巻だけ図書館になかったので,Amazonで取り寄せた。僕にすれば決して安くはなかったが、ヤフオクの出品が7冊のバンドルだったから、仕方がなくAmazonにしたのだ。
シリーズ最初の作品『暁天の星』を読んだのは、先月4月11日だが新装版の文庫だったから、今回と同様、二宮悦巳氏のイラストが表紙を飾っていた。だが、この巻は同じ二宮氏のイラストながら、あとがきで作者の椹野氏が言っているように、表紙のイラストが素晴らしいと感じている。
従来のノベルスやホワイトハート文庫とはちょっと趣の異る画風で、僕も思わず見とれてしまった。描かれているのはおそらく手前の女性が伏野ミチル、奥が伊月崇だろう、が、実物も(フィクションの人物に対して実物というのはおかしいが)こんな風なのだろう。
そう思わせる雰囲気を見事に表しているではないか。このシリーズを僕はタイトルだけで、ぜひ読もうと思ったのだが、今更ながらこのイラストで二度惚れしたのだった。
もちろん従来のイラストが悪いと言っているわけではない。ノベルスやホワイトハート文庫のイラストは、それなりにキャラクターと、彼らが発する雰囲気をよくとらえている。どちらかと言えば若者向き、と僕はとらえていたが、新装版の講談社文庫からは、成熟した大人の読者向けと言った感じになっている。

 

 

表紙の絵柄によって内容が変わるわけではないが、僕はタイトルと同様重要視することがある。今はさほどその傾向はなくなったが、以前は表紙のイラストによっては、読みたくないと思うことが度々あった。
漫画チックな表紙にはハナから興味がわかず、一目で敬遠することも多かった。ところが後にそうした僕が敬遠するような表紙の作品に、意外にも傑作ミステリーが潜んでいることを知ったのだ。更には表紙の図柄によって、好みの作品であることを予想して、その通りの作品であることが当たって、余計に面白く読めることもあった。
ところが、そういうことではなく、表紙のデザインも絵柄も、出版編集員のプロデュースの一環であり、内容とは直接のかかわりがないこともある、そんなことが少しずつ僕の思いも変えて、表紙のデザインや図柄に、従来ほど左右されることが少なくなっていった。

 

 

日は待ちに待ったJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー、アース・モンダミンカップが開幕した。
JLPGAツアーは、3月5日開催予定だったダイキンオーキッドレディスから、6月19日に予定されていたニチレイレディスまでの16大会が中止となって、2020年度最初の大会がメジャー大会となったのだ。
だが、新型コロナウィルス感染予防につき、無観客の試合となった。
更にはテレビ中継もなく中継はWeb配信となった。しかしそのおかげで、僕は朝からネットの中継で、渋野日向子選手の活躍や、午後からは贔屓の鈴木愛選手の活躍を思う存分楽しむことが出来た。

引き続き本日は、昨日午後のスタートだった鈴木愛選手は、同じペアリングの藤田さいき選手、川満陽香理選手とともに、午前の10番スタートだ。10,11番ホール連続バーディで6アンダー首位タイに躍り出て、さらに13,15番ホールもバーディとして、8アンダーは単独首位となる。
ツアーはこの後予定を見ると、7月2日から23日までが中止となっている。そんな状態の中今回のアース・モンダミンカップを心置きなく楽しめることの幸せを感じて・・・。

 

 

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1993.スープ屋しずくの謎解き朝ごはん5

2020年06月24日 | 青春ミステリー
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
子ども食堂と家族のおみそ汁
読 了 日 2020/06/17
著  者 友井羊
出 版 社 宝島社
形  態 文庫
ページ数 251
発 行 日 2019/12/19
ISBN 978-4-299-00059-0

 

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書館からの「予約資料がご用意出来ました」メールが届いてから、3-4日後に慌てて取りに行ってきた。メールが届いてから取り置き期間が1週間なので、それを逃してしまうと人気図書は、再び予約するとまた10名ほどの予約者の最後となってしまうから、大変だ。
このシリーズはタイトルに有る通り、“スープ屋しずく”を舞台としているが、常連客や、その関係者など、様々な人物たちとの交流が描かれて、何よりも常時スープのレシピや、その栄養価などの解説もあって楽しい。
僕のような年寄りにとっては特に食べることに楽しみを見出すから、読み継がれているのだろう。ただし、僕に限って言えば、それほど食べることに関して、興味もこだわりも持っていないのだ、が、物語の世界でも登場人物たちが、美味しく食べる様子が描かれていることに、一緒に楽しさを感じている。
ストーリーの舞台はスープ屋しずくなのだが、そこを訪れる常連さんの人生模様が、ストーリーの根幹をなしている。

 

 

現在メインキャラクターの様相を示す、奥谷理恵がどのようにして、今の仕事をするようになったとか、従来のストーリー展開が記憶から抜け出てしまっているから、分からないが、僕は彼女の環境の変化による、心の持ちようなどに、現役の頃の自分を重ねて、いろいろと思い起こしている。
そんなストーリー展開の中で、様々発生するミステリーは、読者をも誘い込んで、店主の麻野の解読を待つまでもなく、いろいろ推理を巡らせるのだ。

今回はタイトルにもあるように、今社会問題ともなっている、子供の貧困を救うためにボランティアが立ち上げた子ども食堂を巡る、利用者が抱えるトラブルを中心に、頼まれて手を貸すことになった麻野を巻き込むことになる。

 

 

日は朝から一面雲に覆われた空から、時折雨が落ちている。もう6月も下旬だから、そんな空模様でも25℃くらいまで温度が上がるようで、湿度も高く蒸し暑さを多少感じている。
毎週水曜日は、カミさんがケアサービスに出かける日で、我が家は森閑としている。カミさんが居れば、テレビを大きな音で付けているから、何かと音がしておりにぎやかだが、彼女が居なければ音のない部屋が寂しい。
送り迎えはケアサービスの車がくる。結構楽しそうに車に乗っているから、多分ケアホームにおいても、周囲に友達を幾人も持っているのだろう。

午後になって雲の切れ間から日が差してきた。我が家は元山間だったところで、同じ木更津市内にも拘らず、雨の少ない地域だ。まあ、時には逆の事もあるが、高低の差で気流の変化からそうした気象の違いがあるのか?
少し蒸し暑くなってきた。

 

収録作(全編書下ろし)
# タイトル
第一話 子ども食堂とふさぎ込む少女の秘密
第二話 揺れる香りは嘘をつかない
第三話 夕焼けに消えた泥棒の謎
第四話 非行少年の目的地

 

 

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1992.禅定の弓 鬼籍通覧

2020年06月22日 | メディカル

 

 

禅定の弓 鬼籍通覧
読了日 2020/06/15
著 者 椹野道流
出版社 講談社
形 態 文庫
ページ数 317
発行日 2007/02/05
ISBN 4-06-255940-9

 

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初の解剖は木造アパートの火事で、1階に住んでいた82歳の、軽い認知症の老人だった。
だが、背面の損傷具合の生活反応がないことから、焼ける前に死んでいたことが明らかだった。火事は放火の疑いが濃く、老人の死と関連はあるのか?
毎回何例か出てくる解剖の描写に、僕は半ばワクワクしながら読んでいる。当然のことながら、解剖はその死因や死に至った経緯などを調べることが目的だが、法医学者たちの眼は遺体の細かな傷痕なども見逃さず、解剖が進むにつれて、隠れた真実が明らかになって行く。
僕はどちらかと言えば気が弱い方だから、こうしたフィクションの世界を覗くことには、左程抵抗があるわけではないが、いくら憧れの世界とは言え、現実に解剖に立ち会うことはできないだろう。
そう、物語を読んでいると自分もそんな世界に、入ってみたいと思うことが度々あるのだ。だが、現実は考えるほど生易しいものではないだろうから、事実、僕は高校の授業も満足に理解できなかったのだから、歳をとって先行きの短くなった人生で、フィクションの世界にあこがれても、憧れで終わることは分かっている。

 

 

それと、もう一つ分かっていることは、僕があこがれるのは法医学者の仕事そのものはもちろんだが、もう一つ、大学での講義や学生たちの雰囲気なのだ。
数年前、いやもう少し前までだったか、僕の通った高校3年の時の、クラス会が毎年県内―主に千葉市だった―で開催されていた。そうしたクラス会を仕切っていたのは、大学を出た有志で一時僕もその一人ではあったが、彼らには独特の連帯感のようなものが在って、彼らにその意思はなくても、僕はちょっとした疎外感のようなものを感じたことがあった。
僕はその時学卒の彼らにわずかな羨ましさを感じた。あくまでも僕の独断的な思いで、彼らからそうしたものを受け取ったということではない。が、今でも大学を舞台としたミステリーを読むと、大学生活へのあこがれが心の内に湧き上がるのだ。

 

 

ミさんが「いつ車を取りに行くの?」と、聞いてくる。「まだ先の事だよ、今月29か30日、もしかしたら7月1日か?」と言うと、なんでそんなに遅くなるの、そんなに遅いなら買わない!と言えばよかったのに。
18日に中古車販売会社から、セールスマンに来てもらい、説明を一緒に聞いて、納車日ももちろん聞いていたのだが、そんなことはすっかり忘れている。
認知症の一歩手前、そんな感じもするがそうではなく、耳が遠くなって人の話が半分以上理解できない状態な のだ。しかも忘れっぽくもなっているから、困ったものだ。週に2-3回はスーパーに買い物に行っていたから、車のない不便さが余計に応えているのだ。それは僕にとっても同様なのだが・・・・。
スーパーマーケットまでは、距離にすれば2kmから2km半くらいだから、歩いてもさほどの距離ではない。しかし年寄りであまり歩き慣れていないものにとっては、辛いものがある。千葉市まで車を取りに行く日が、一日も早く来ることを願っている。

 

 

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1991.櫻子さんの足下には死体が埋まっている15

2020年06月20日 | メディカル
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
わたしを殺したお人形
読 了 日 2020/06/13
著  者 太田紫織
出 版 社 KADOKAWA
形  態 文庫
ページ数 267
発 行 日 2018/12/25
ISBN 978-4-04-108053-5

 

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子さんシリーズの最新刊だ。このシリーズを読み始めたのも、テレビのドラマが影響したという認識だった。だが、今になって違うようにも感じて、過去のデータをたどると、最初の巻を読んだのが2017年7月で、それから同じ年の10月までに、12巻まで読んでいる。
僕にしてはずいぶんと励んだものだ。その後は2年後の昨年になって13から14巻を読んだ。櫻子さんというメインキャラクターを観月ありさ氏が演じたドラマは、2017年4月から6月にかけて、CXで(フジテレビ)で放送された。
観月ありさ氏については他の所で書いたが、別のドラマで僕の注目する女優となっており、その意味でもこのドラマは興味があった。
ドラマや映画を見てその原作を読みたいと思うのは、読書家としては邪道だ、という人もいないではないが、何も本の読み方にまでとやかく言われる筋合いはない、と僕は思っているから、何度も同様のことをここに書いている。

ただドラマや映画になるのは、その物語の一部分でしかないから、どうしても中途半端な感じになってしまうことは否めない。まあ、映像化されたものは原作とは別物だと考えれば、見方も変わってくる。
メインキャラに扮した俳優さんや、競演の俳優さんの演技など、いろいろと見方は数多くあるから、小説とは異なる味わいがあって、面白いのだ。

 

 

昨日は雨の中多少涼しさを通り越すような陽気だったが、僕は中古車購入のために必要な、住民票を取りに市役所に行った。市役所は現在、新庁舎建設のため、一時的にジャスコというイオンのスーパーマーケット(現在は1階のみ同じスーパーのカスミという店になっている)だった建物の2階に間借りしており、当初はそこに行くつもりだった。
車のない僕は近くのバス停から、駅までバスで行きそこからスーパーマーケットの間を行き来しているシャトルバスを利用するはずだった。ところがそのシャトルバスを待っている間、目の前の建物に入ると、その8階に市役所の臨時庁舎があるではないか。そこで目的の住民票を取って、もう一つの目的である車の代金の振り込みのため銀行へと向かう。

 

 

レベーターで駅の2階に上がり、反対の東口に向かい階段を下りて、千葉銀行に行き振り込みをしようとしたら、なんと現金で10万円以上は、振り込みができないというのだ。
仕方なく振り込みの指定先である三菱UFJ銀行に行くも、そこでも同様だった。全く不便な規則が出来たものだと思ったが、多分振り込み詐欺の防止のためだろう、仕方がない。
家の近くの郵便局で一旦口座に入金してから、カードで振り込みしようとバス乗り場へ。発車時刻までまだ30分以上時間がある。そこで駅の階段下にある吉野家で、少し早いが牛丼の昼食にする。
丁度いい時間になったと、バスに乗ったら間もなく出発となったが、なんと国道を左に曲がるではないか。僕の家に帰るには右に曲がるはずなのに。どうやら間違えたらしい。慌てて次のバス停で降りる。1昨々日に続いて、またもや歩きの帰宅となる。
小雨の降る中傘をさしての歩きは少し、いや少しではなくうんときつい。だが、僕が不思議に思うのはいつもだと、1kmも歩かないうちに息切れするのが、1昨々日も昨日もそれほどのことがないのだ。
週に3日のわずかな仕事が体を鍛えていたらしい。家の近くの郵便局にやっと着いて、振り込みを済まして無事帰宅となる。なんともお粗末な話だ。

 

 

 

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1990.隻手の声 鬼籍通覧

2020年06月18日 | メディカル

 

隻手の声 鬼籍通覧
読了日 2020/06/11
著 者 椹野道流
出版社 講談社
形 態 文庫
ページ数 332
発行日 2006/02/05
ISBN 4-06-255860-2

 

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籍通覧シリーズが4巻目となった。現在刊行されているのは8巻だから、半分ということか。
どうやらシリーズは8巻で終了しているらしい。僕が読むのはまだ先の事だが、なんだか先が見えていることは、早く読みたいという気持ちと、ゆっくり味わいたいという気持ちが半々だ。
何事にも始めがあれば必ず終わりがあるのだから、残念がっても仕方がないのだ。そんなことを自分に言い聞かせながら、読んでいる。
このホワイトハート文庫には、巻頭に主な登場人物たちが、イラストで紹介されている。法医学教室のメンバー、都築教授を始めとする6名に、大阪府警高槻署の新米刑事筧兼継、兵庫県の監察医龍村泰彦が加わっての計8名だ。
山田ユギ氏のイラストは、彼らの作中での言動を思い起こさせるような、分かりやすい画風で見ていると、思わず微笑みが湧いてくるようだ。

 

 

さて、タイトルの“隻手の声”とは、都築教授によれば両手を打ち合わせれば、「パン」と音がするが、片手(隻手)を振り回しても音は聞こえない。当たり前のことだが、心を澄ましてその音を聞くことが大事だというのだ。

今回は、一章の“気晴らしを求めて”から、例によって間奏に“飯食う人々”をはさみ、六章まで続く。
一章での親子鑑定のための採血をした伊月は、その少女のしたたかさに驚く。採血は、遺産相続のために娘が父親と親子関係であることを、証明するためのもので、幼い少女はその目的を知っていたのだ。
その後伊月は筧からAW(アメージグ・ワールド)、というパソコンゲームを教わって、その参加者に思いを馳せて、採血した少女と重ね合わせて、心配することになっていくのだった。

元の法務大臣夫妻が逮捕されるなど、前途多難な課題を残しながら、通常国会が閉会された。
18時からは総理大臣の記者会見が行われたが、なんとも歯切れの悪い印象だったのは、多分僕だけではないだろう。

 

 

日は午後中古車販売のガリバーから、販売員に来てもらい、中古車の説明を受けた。
この近辺の中古車を一遍回るだけでは、求める車は見つからないと思い、ネットで検索の上在庫数を誇るガリバーに依頼したのだ。
さすがに本職は仕事が早く、カミさんにも見てもらい一時間ほどで決まった。予算は当初考えたより若干上がったが、車検が2年近く残っている車に決定した。是b会書いたように最近の車は、高齢者のための安全装置が施されたものが、節税の大作になったりしているが、年式の古い安い中古車にはかかわりがない。
販売拠点が蘇我なので、納車の際は取りに行くことが条件だ。こちらまで届けてもらうより、その分実質的な値引きになるので、仕方がない。
今月末か7月初めの納車となる。少しの間楽しみが増えた。

 

 

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1989.刑事に向かない女

2020年06月16日 | 警察小説

 

刑事に向かない女
読了日 2020/06/09
著 者 山邑圭
出版社 KADOKAWA
形 態 文庫
ページ数 287
発行日 2019/01/25
ISBN 978-4-04-107213-4

 

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月18日だったかスーパーマーケット・マックスバリュに行った帰りに、近くのBOOKOFFに立ち寄ったら、100円の文庫棚で本書を見かけた。思いがけない出会いに行幸を感じて、レジに向かった。
読もうと思っていた本が安い価格で目の前に現れるのは、多分僕に読んでほしいということなのだろう。そんな勝手な思い込みで買った本だから、積ン読にするわけにはいかないと、読み始めた。
間違って本書の続編を先に読んだのが、2か月前の4月だった。本書はもう少し早く読めたのだが、いろいろと読みたい順番があって、つい遅くなった。読みたい本が次々現れるのは、誠に喜ばしいことだ。この読書記録を始めた頃を思い起こせば、もう20年にもなるが、今とは時代も違っていたから、デパートの催事で古本市などが開催されると、良くあさりに行ったものだった。僕もまだ60代で、今よりはずっと若かったから、あっちこっち足しげく通ったものだ。

椎名真帆という女性刑事が本書の主人公だが、よく見られるような女性蔑視の描写はないものの、元交通課勤務だった彼女は、もちろん初めから捜査に加わって、手柄を立てることはない。 だが、持ち前の勤勉さや仕事に対する真摯な取り組みは、捜査の本道に沿って時に事件解明へのヒントを探り出す。

 

 

昨朝車の修理工場から電話があり、修理に出してあった車は、エンジン本体がダメで、エンジン載せ替えには30万円ほどかかるということだった。考えるまでもなく廃車にした。新車を乗り継いでいたサラリーマン現役の頃には、車を買い替えることを左程重荷に思っていなかったが、わずかな年金を頼りの貧乏生活の今は、簡単に車を買うことはできない。 だが、カミさんの病院への送り迎えが、月に1回や2回はあるから、その都度タクシーを使えばいいのだが、帰途薬局によったりスーパーに寄ったりということもあり、タクシーでは心もとない。 やはり年寄り家族には車は必需品なのだ。更には、僕の仕事は都合があって、今やめるわけにはいかないのだ。 まあ、いろいろあってカミさんと相談の結果、また中古車を探すことになった。しかし、もうそれほど長く乗ることもないだろうから、適当な年式の安い車を探そう。

 

 

前中にバスで木更津駅まで行って、近くのレンタカーで軽自動車を借りて、カミさんを乗せて修理会社へ行った。廃車の手続きのためだ。それとその車に積んであった荷物を引き取るためでもある。荷物の多くは仕事に使う段ボール箱だが、前回書いたようにBOOKOFFへ持ち込む本が30冊ほど積んであったから、それも積み替えて、午前中はカミさんと中古車探しをした。
前回行ったことのある大手の中古車販売会社に行ったが、近ごろは年式の新しい車ばかりで、値段もそれなりに高くとても手の届くものはない。
前回買ったダイハツのディーラーやホンダのディーラーを訪ねたが、残念ながら本日は休業。
あと2-3の店を回るもなんだか分からないが休業が多い。
レンタカー会社に電話して、続けてもう一日借りることにした。明日も中古車探しだ。

 

 

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1988.スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース

2020年06月14日 | 青春ミステリー
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
まだ見ぬ場所のブイヤベース
読 了 日 2020/06/07
著  者 友井羊
出 版 社 宝島社
形  態 文庫
ページ数 290
発 行 日 2018/12/20
ISBN 978-4-8002-9102-8

 

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書で、木更津市立図書館で借りた4冊が最後となる。途中、誉田哲也氏の姫川玲子シリーズの『ノーマンズランド』が入ったので、2日ほど遅くなった。
図書館で借りて読むことが出来るのは、懐に余裕のない僕にとって、誠にありがたいことなのだが、一つだけデメリットがある。返却した後でブログに投稿しようと思った時、内容を忘れていることだ。そうしたことを防ぐために、大学ノートにメモをしておくのだが、浅はかな僕の事だからろくでもないことばかり書いてあって、あまりあてにならないのだ。 出来るだけあとで困らないようなメモを残したいが、面白く読めた時ほど、その余韻に浸って何も書けないこともあり、困ったものだ。
このシリーズの舞台となっている“スープ屋しずく”の店主である麻野の娘・露は、小学5年生にも拘らず、しっかりした話しぶりや持てる知識など、僕は自分の子供の頃を思い起こすと、ずっと子供だったような気がして、近ごろの子供たちの確かな人格に驚かされる。
そんなことからも、もう少しこのブログにそれらしい文章で挑みたいが、考えるだけ無駄か。

 

 

いつものように下記の如く、五つのエピソードから成る本書は、露の友達が金縛りにあっているという事件?から始まる。どうやら大元は母親からの影響らしく、特に親からの影響を受けやすい子供はいるようで、その子の病気ではないことが分かるが・・・・。 次は、ジビエに対する恐怖心のもとは?という話だ。
僕は最後の「私の選ぶ白い道」の中で、編集プロダクションがどんな仕事をするかということを、初めて知った。本が出来るまでに、様々な仕事や人が関わっていることを知り、今まで考えたこともなかったことを、少し恥ずかしく思った。

 

 

ころで、今日は最悪の日だった。読み終わった本の処理に、BOOKOFFへ行こうとしたら、車のエンジンルーム内から異常音が聞こえる。行きつけのオートバックスで見てもらおうとしたが、本日は作業がいっぱいで、見られないというので、仕方なくいったん帰ろうとしたら、途中で止まってしまった。
保険会社の全労済に電話して、引き取りに来てもらうことにしたら、木更津市内のレッカーサービス会社から引き取りに来てくれた。その車の助手席に乗り、再びオートバックスに行くが、オートバックスでは修理できないとのこと。
レッカーサービス会社の修理部門にお願いすることにして、引き取りをお願いした。

一応、明日修理会社から見積もりの連絡があるのだが、多分、また相当の修理費用が掛かるだろう。
考えると頭が痛い。いや頭が痛いのはそればかりではない。
最悪の事態はオートバックスについた際、レッカー車の助手席から降りようとして、踏み外してアスファルト地面にひっくり返ってしまい後頭部を強く打ったことだ。歳をとるとこういうところで、不始末が生じる。運動神経も怪しくなって、簡単な動作もできなくなることに、いらだたしさを感じるが、仕方のないことだ。
こぶが出来たくらいで大丈夫だと思ったが、後で触ると多少裂傷があるみたいで、血が出ている。
車があればすぐにも病院へ行くところだが、まあ、大丈夫だろう。

 

初出
(このミステリーがすごい!大賞作家書き下ろしBOOK)
# タイトル 号・発行月
第一話 おばけが消えたあとにおやすみ Vol.20 2018年3月
第二話 野鳥の記憶は水の底に Vol.21 2018年6月
第三話 まじわれば赤くなる 書き下ろし
第四話 大叔父の宝探し Vol.22 2018年9月
第五話 私の選ぶ白い道 書き下ろし

 

 

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1987.ノーマンズランド

2020年06月12日 | 警察小説

 

ノーマンズランド
読了日 2020/06/05
著 者 誉田哲也
出版社 光文社
形 態 単行本
ページ数 400
発行日 2017/11/20
ISBN 978-4-334-91192-8

 

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成28年に読んだ『硝子の太陽R』を最後として、姫川玲子シリーズはその後どうしたのだろう、そんな思いからAmazonを検索したら、本書がピックアップされた。
あんまりそっちこっちと目移りさせるから、肝心の読みたい本を見落としするのだ。
本書のタイトルは知っていたが、姫川シリーズだとは気づかなかった。僕はあまり真剣に探してなかったのかもしれない。
このシリーズがドラマ化された最初のストロベリーナイトで、姫川刑事に扮した竹内結子氏の演技に惚れこんで、原作の面白さとドラマとが融合するような感じを受けて、2010年10月から2014年11月まで、シリーズを読み続けることになる。
ドラマは後に2012年1月から3月にかけて、11回連続となって放送された。
姫川玲子に扮した竹内結子氏を始めとした、姫川班の統制の取れたメンバー構成など、ドラマは多少のいざこざはあれども、心地よい雰囲気を醸していた。

 

 

独特の捜査方法や勘の良さを発揮する、姫川玲子という刑事の魅力が、どの巻にも表れて、次々と読みたくなる。ドラマ化の成功例の一つだと思うが、このシリーズの姫川玲子の魅力は、強い女性刑事ということではなく、ちょっと危なっかしいところがあって、読者に心配させるところも、その一つだろう。
今回の事件では、例によって独断的な事件へのかかわりが、上役にも理解されての独自の方法が、成功している。

金曜日の今日は仕事の区域がいつもより少し広がっているが、ギリギリ午前中で終わり、天候の崩れもなく幸いした。気象情報では、午後から雨になるとのことだったが、4時を過ぎた今もまだ青空がのぞいており、雨の気配は見えない。
カミさんが昨日何もしないのに、鼻血が出たといって、心配になって病院に連れて行ったら、内科の看護師に耳鼻科に行ったほうが良いと言われたが、木曜日が休診だったので、今日耳鼻科に行ってきた。
左程気にするような診断結果ではなかったようで、一安心。

 

 

しろ84歳も再来月8月にはもう一つ歳をとることだから、いろいろと心配になる。それほど重くはないものの、いくつか持病を抱えているから、大事を取らないと。
その点僕の方は彼女より4歳年下でもあり、週3日とは言え仕事を持っているから、健康には多少自身もあるが、人によってはその自信が危ないという。
一病息災などという言葉もあり、何か一つ心配事があったほうが、普段から気を付けるということらしい。

毎日NHKの国会中継を見るが、閣僚にもいろいろあって、言っちゃ悪いがどういう基準で選ばれているのだろうと、不思議に感じる人もいる。野党議員の質問への回答も、なんだか訳の分からない珍回答もあって、見ているほうは面白いが、もっと選挙運動をしたころの堂々とした、態度と回答が出来ないものだろうか、と思うのは僕だけじゃないだろう。
なんだか会期延長を拒む理由が、そんな所に有る訳ではないだろう?ネ

クイズ番組を観ていて時間の経つのを忘れていた。

 

 

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1986.壺中の天 鬼籍通覧

2020年06月10日 | メディカル

 

壺中の天 鬼籍通覧
読了日 2020/06/03
著 者 椹野道流
出版社 講談社
形 態 文庫
ページ数 329
発行日 2005/10/05
ISBN 4-06-255829-7

 

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くも(いや、そうでもないか)第3巻となる。好きなシリーズを間を空けずに読める幸せを痛感している。何とも言えないO医科大学法医学教室の雰囲気に浸っていると、実際その場にいるかのような気になってしまう。
知的好奇心を満足させてくれる内容が、お気に入りの登場人物たちによって、解明されることで感じられるカタルシスが、ストレスを解放してくれる。まあ、僕は普段からそれほどストレスを抱え込まないほうだから、ストレス開放というよりは、開放感の向上なんていう言葉はあったか?
最初の『暁天の星』が講談社文庫(新装版)で、2巻目の『無明の闇』が講談社ノベルス、そして本書がホワイトハート文庫になり、そして昨年文庫の新装版が出たということは、前回書いた。作者の椹野道流氏は作品を「カテゴライズするのはつまらないことだ」(新装版の第1巻のあとがきによる)と思っているようだが、考えてみると、メディカル・ストーリーのようでもあり、一方、警察小説の要素もあり、ホラーのようでもあり、見方によればユーモア小説でもあると、不思議な小説だ。

 

 

だが、僕にすればカテゴリーはどうあれ、読んでよかったと思えることが大事な所なのだ。
何度も同じ内容を書いてきたが、僕がこの読書記録を始めたのは、60歳還暦を機に好きなミステリーを、70 歳までに500冊読もう、そんな小さな目標があったからだ。
サラリーマン現役の頃は、業務上の関連書籍や参考書を読んで、いかに業務に役立てるかというレポートを毎月提出する義務があって、とてもミステリーまでは手が回らなかった、という事情だった。
60歳当時はまだ現役であったのだが、業務はかなり楽になって、いささかの本を読むくらいの余裕ができた。
前から興味があった『検屍官』シリーズを読んで、その世界に嵌ったことが、前述のミステリー500冊へとなったのだ。

今でもその影響が胸の内に続いている、と思っているのだが、元々僕の中に面白く読める本を探して読もう、そんな気持ちがあったのだろう。特に先の検屍官シリーズに嵌った僕は、同様のメディカル・サスペンスに惹かれて、読書のメモを最初は大学ノートに、細々と書いていたものを、途中からブログへと進展させた。
ブログへ書くことが進展かどうかは置くとして、幸か不幸かそれは現在も続いている。

 

 

後になって増々暑さが募ってきた。今日は真夏日の所も多く、猛暑日の所もあるらしい。
気象情報の日照日が今日で最後のようなので、朝から洗濯機をまわして、たまった洗濯物を処理した。僕は独身の頃から自分の着衣は、自分で洗うようにしていて、結婚後もそれは変わらない。そうは言っても昔の手洗いと違い、全自動洗濯機が洗うのだから、手間いらずだ。
明日からしばらく曇りや雨が続くみたいで、いよいよ梅雨入りか。少しくらいの雨なら、僕の仕事に左程の影響はないが、大雨だと困る。まあ、ビニール合羽を着ればできないことはないが、配達物を濡らさないことが肝心で、厄介な日が続くことを勘弁してほしい。
10時過ぎの仕事の終わりに近くスーパーへ寄って、ソーメンや茗荷、かき揚げなどを買ってきた。今日の昼飯はソーメンにしようと思ったからだ。
深鍋に湯を沸かし、ソーメンを茹でる。茹で上がったソーメンをざるに移し、冷水でもみ洗いして、どんぶりに取り氷水を入れる。生姜をすりおろし、茗荷とねぎを刻み、そば猪口にそばつゆを作り、かき揚げはオーブントースターでちょこっと温め、アッという間に昼飯の完成だ。
僕の昼食は大体においてこんな簡単なものだ。

 

 

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1985.無明の闇 鬼籍通覧

2020年06月08日 | メディカル

 

無明の闇 鬼籍通覧
読了日 2020/06/01
著 者 椹野道流
出版社 講談社
形 態 新書
ページ数 272
発行日 2000/03/05
ISBN 4-06-182118-0

 

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れっぽい僕は、またまた好みのシリーズ作品に、出会って惚れこんでしまった。
更にうれしいことには、木更津市立図書館に大方の既刊が揃っているということだ。詳しく調べたわけではないから、確かなことはまだだが、それでも図書館の営業が再び始まったことだから、そのうち訪れてゆっくりと確認しよう。
第2巻の本書と第3巻の『壺中の天』は、予約の本の貸し出しがOKとなった、5月27日と30日に行って借りてきた。
5月10日に読んだ第1巻の『暁天の星』は、昨年9月13日に発行されたばかりの、まだ新刊と言って良いほどだが、第2巻の本書が2000年の発行になっているのは、このシリーズ作品が最初はこの講談社ノベルスで刊行され、その後講談社ホワイトハート文庫となって、さらに昨年布津運夫講談社文庫として新装刊行となったということだ。
第1巻の巻末、作者の新装版に寄せてというあとがきでは、読者としては、「同じ作品が三度も出されては困るよ」と思っていたそうです。僕が読んだのは一番新しいその新装版でした。
だから、本当ならば、というより僕に懐に余裕があれば、新装版の第2巻、第3巻と読めればよかったのですが、もちろん僕にそんな余裕はないから、図書館にあることを幸いとして、ノベルス版やホワイトハート文庫で、読み続けることにしている。

 

 

Wikipediaの記述によれば、この鬼籍通覧シリーズはライトノベルということになっているが、法医学教室の解剖や死体を扱う場面が、たびたび出てくるストーリーがライトノベルということに、僕は多少の疑問を感じている。
それはともかくとして、法医学教室のメンバーたちの醸し出す雰囲気に、僕は得も言われぬ心地よさを感じている。作者の志でカテゴライズすることに、それほどの意味は持たないなら、どっちでもいいのか。

少々蒸し暑いが、今日は入道雲も見られもうすっかり夏だ。暦の上ではまさしく夏なのだが、まだ梅雨入りもしてないから、もう少しカラッとした厚さが欲しいところだ。
夏の暑さや冬の寒さにメッキリ弱くなって、その点だけは若い頃に帰りたいが、年々衰えを感じることが多くなるのは、自然の摂理で致し方がない。午前中に仕事を終え昼食後ひと眠り、と言ってもわずか30分にも満たない時間だが、少し元気を取り戻す。

 

 

気なく棚からミステリマガジンNo.450を取り出す。ハヤカワ・ミステリ1600番突破記念というサブタイトルが付された号だ。早川ポケットミステリは最近でこそあまり手にすることはなくなったが、その昔ずいぶんお世話になった。
ポケミスや創元推理文庫と見聞きすると、なんとも言えない懐かしさが湧き出す。
1昨年から昨年初めにかけて僕は、E・S・ガードナー氏のペリイ・メイスンシリーズを読み続けて、全82作を読み終えたことを思い起こす。
このミステリマガジンでは、“ポケミスこの1冊”と題して、各界の名士たちがお気に入りの1冊について、1ページずつを費やして書いている。この1冊というと思いを同じくする人は何人かいて、ミッキー・スピレイン氏の『裁くのは俺だ』、エド・マクベイン氏の『警官嫌い』、レイモンド・チャンドラー氏の『長いお別れ』、ヘンリイ・スレッサー氏の『うまい犯罪、しゃれた殺人』、あるいは『時の娘』(ジョセフィン・テイ作)など、まだよく見れば他にもあるかもしれない。
名作と呼ばれる作品には多くの読者がついているということだ。こういう記事を読んでいると、今とは違うミステリーへの情熱を燃やしていた、若かりし頃を思い起こして、今よりずっと貧乏で物のない時代が、懐かしく思えるのだ。
そして、そうしたミステリ黄金時代と言われたころの、まだ読んでない名作の世界に浸りたいという思いが湧いてくる。

 

 

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1984.スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー

2020年06月06日 | 青春ミステリー
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
想いを伝えるシチュー
読 了 日 2020/05/30
著  者 友井羊
出 版 社 宝島社
形  態 文庫
ページ数 278
発 行 日 2017/11/21
ISBN 978-4-8002-7765-7

 

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日に一回というブログへの投稿が、いよいよ実際の読書のスピードと近づいてきた。無駄な努力だと思いながらも、何とかリアルタイムでの読書日記をと、言う思いが通じたか、億劫病が募っていたが、まだやれば出来るということが分かっただけでも良しとしよう。
目標だった80歳-2,000冊が出来たら、次は85歳2,500冊へと目標をさらにアップして、などと思うが、人間の欲とは限りないものだ。いや、欲張りなのは僕の個人的な気質か?!
それでも、以前と違うのはその目標に対して、読もうとする本のターゲットがいくらかあることだ。
好きな作家のシリーズ作品や、新たに知った好みの作品など、かなりの数が見えていることが、目標達成を現実のものとしているからだ。
あまり芳しくない出版事情をものともせずに、新たな作品を紡ぎだしている作家諸氏。また、そうした難局を乗り越えようと頑張っている出版各社の編集員やスタッフたちの、いささかでも役に立てるよう、僕も頑張って読書を続けよう。
いや、僕のようなものがいくら頑張っても、屁のツッパリで、大した役に立てるとは思わないでもないが・・・・。

 

 

歳をとると食べることが唯一の楽しみになる、というようなことを以前どこかで聞いたことがあり、そのときは「フーン、そんなものか?」などと思っていたが、今になるとそれがよくわかるようになってきた。
だが、分かるようになったといっても、僕自身は食べ物や食べることに関して、それほど執着はない。おいしいものを飲んだり食べたりすることは、結構なことだとは思うが、あえてそうしたことを望むわけでもなく、今叶えることのできる範囲を楽しむことにしている。
もっとも貧乏暮らしを苦にせず、過ごしているわけだから、ごく当たり前のことだ。
だが、このシリーズを楽しんで読み続けるのは、スープ屋しずくに出てくるスープやシチューの、おいしそうな描写や栄養価の解説など、また登場人物たちがうまそうに食べる描写に、心打たれるからだろう。
食べることに楽しみを見つけるのは、年寄りばかりではなく、万人に共通した心理なのだろう。

新型コロナウィルスの感染拡大も一段落かと思いきや、北九州市の感染者の継続、東京都の毎日の感染者数も気になる。一昨日晩には、東京アラートなる東京と独自の警告が発せられて、個々の気構えを誘発させる。
なかなか厄介な状況は収まらないものだ。

 

 

日、金曜日は週に一度だけ僕の仕事の範囲が、少し広くなる日だから比例して、仕事量も増える。
だが、天気も良く、というか良すぎるくらいで、気温も高く真夏日の所も多かったようだ。そんな陽気の日は気持ちもいくらか高ぶって、午後2時過ぎには終わり、思いのほか達成感も高まる。
そんな時に僕はこの歳で仕事を続けられることに、感謝する。
退職してからしばらくは、毎日が日曜日の状態が続いていたので、再び仕事を得て働く喜びを再認識した。更には、その仕事の合間の休みが嬉しくて、現役の頃とは一味も二味も異なる喜びを感じている。
どういうことなのだろうと思うが、働くことと同様に休むことにも、幸せを感じて歳をとるのも悪くないという思いだ。 今日はあいにく朝から曇り空だが、温度、湿度ともに高く蒸し暑さを感じるが、今日から明日は2日間の休みで、のんびりと昼食後にこれを書いている。

 

初出
(このミステリーがすごい!大賞作家書き下ろしBOOK)
# タイトル 号・発行月
第一話 似ているシチュー Vol.16 2017年3月
第二話 ホームパーティの落とし穴 書き下ろし
第三話 ゆっくり育てる Vol.17 2017年6月
第四話 窓から見えない庭 Vol.18 2017年9月
第五話 やわらかな朝に 書き下ろし

 

 

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1983.消えたミステリー

2020年06月04日 | サスペンス

 

 

消えたミステリー
読了日 2020/05/28
著 者 森瑤子
出版社 集英社
形 態 文庫
ページ数 247
発行日 1992/02/25
ISBN 4-08-749785-2

 

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々思っていることだが、僕がまだ知らない面白いミステリーは、そっちこっちに有って、それらの本は、 じれったい様に読まれるのを待っている。
そんな状態ではないのかと思っているが、すべての本を探すことは不可能だ。たとえ見つかったとしても、全部読むことは叶わない。そして、探すためには、心ならずも批評家や先人の読後感を頼ることも必要だ(天邪鬼な僕は人の批評に従って読むことを良しとしていないのだ)。しかも読書というものは、感じることは十人十色で、評判の良かった本が必ずしも、僕の好みに合うかどうかは、全く未知数だ。そこが悩ましいところで、最後はどうしても自分の勘に頼ることが多くなる。
それがまた、頼りなくしばしば間違うというか、とんでもなく面白くもおかしくもないものにぶつかることもままある。
そんなことを考えながら、ヤフオクの出品を見ていたら、目についたのが本書だ。『消えた・・・・』何とかというタイトルに会うと、僕の心はざわめく。だが、僕は名前だけは見たことがあるが、森瑤子氏という作家については全く知らない。
どんな作品を書くのだろうと思ったが、タイトルが惹きつける力に勝てず、そんなに高くなかったことも幸いして落札した。

 

 

あまりにお定まりの幕開き、そしてその後のストーリー展開に、何だこれはと思いつつ読み進めて、最後まで引きずられるように読んだ。
ちょっと説明のできない―ネタバレが怖くて―結末だった。
ミステリーの結末について、読者を欺くために、作家はいろいろと工夫を凝らすのだが、なんとも言えない驚きを感じた。同様のたくらみというか、トリックというのか、は読んだことがあるが、予期せぬ驚きが待っていたという感じだ。
途端に僕は知らなかった作家の企みに、「やられた!」という感じを持ったのだった。そして、嬉しくなった。
Wikipediaによれば、この作品は1989年に同じ集英社から刊行されている。
そこで、僕がまだ知らないミステリーの傑作がたくさんあって、僕に読まれるのを待っている、ということに なるのだが、いやいや、こんなところにも隠れて、いや、隠れていたわけではない。僕が知らなかっただけで、こうした文学作品の作家の中には、ミステリーを書かせても一級品を紡ぐ作家は、多くいるのだろう。

 

 

つて、江戸川乱歩氏が雑誌“宝石”の立て直しを図った折に、探偵作家以外の多くの作家に探偵小説を書くことを勧めていた、ことを思い起こす。
その当時その誘いに応えて、ミステリーの傑作をいくつも世に出したのが、戸板康二氏や三浦朱門氏、曽野綾子氏夫妻などだった。一時期僕は『宝石』を定期購読していたから、宝石に掲載されたそれらのミステリーを読んだのだが、もう70年近くも前の事で、2-3日前の事ですら忘れる僕だから、当然のごとく記憶の底からすっぱりと消え去っている。
最近、といっても2007年から8年にかけて、戸板氏の生み出した歌舞伎俳優の名探偵・雅楽の事件簿を紐解いたり、2010年には長年探し求めた曽野綾子氏の、『暗い日曜日』を読むなど、古き良き時代の探偵小説に、郷愁の思いをぶつけていた。
しかし、若かった頃の僕と今の僕とでは、環境を始めとしてあまりにも異なる部分が大きく、その頃の想いが浮かぶはずもなく、それどころかストーリーに対する新たな思いが生まれて、なぜか新鮮な感覚を覚えたのであった。

 

 

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1982.サッド・フィッシュ 行動心理学捜査官 楯岡絵麻

2020年06月02日 | 警察小説

 

サッド・フィッシュ
犯罪心理捜査官 楯岡絵麻
読了日 2020/05/26
著 者 佐藤青南
出版社 宝島社
形 態 文庫
ページ数 342
発行日 2016/04/20
ISBN 978-4-8002-5455-9

 

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のシリーズが長く続いているのは、主人公・楯岡絵麻の行動心理学を応用した尋問ばかりでなく、ミステリーそのものが毎回巧みに視点を変えて、読者に提供されているところが評価されているのではないか、と感じさせて面白く読んでいる。
だが、そうした作者の企みは、ミステリー通にも飽きさせず読み続けさせていることを、評価する必要がある だろう。そうでなければシーズン2というドラマ化もなかっただろう。
今回は例によって連作短編のような形ではあるが、全体を通して隠されたテーマがあって、エンマ様に危機が訪れる。と、書くとちょっとネタバレの恐れもあるから、これ以上は書けない。
彼女の言動を読んでいるときに、僕はドラマの栗山千明氏の独特の演技を思い浮かべている。栗山氏について僕が覚えているのは、かなり前のことになるが、NHK教育テレビ(現在のEテレ)で放送された、『六番目の小夜子』(恩田陸氏の原作)で不気味な雰囲気を醸していた彼女の強烈な存在感だった。
僕はその印象が後々まで頭に残り、注目していた。
このシリーズ作品の楯岡絵麻役では、行動心理学捜査官としての多彩な演技をみせて、新たな魅力を発揮している。

 

 

5月30日に再度木更津自動車教習所に電話した(前回の続き)。ようやく繋がったが、免許更新のための講習予約は、6月20日過ぎに、改めて電話してほしいとのこと。まだ僕(11月2日)より前の更新者が大勢いるらしく、順番に対応しているらしい。
僕の場合は、後期高齢者(最近この言葉が聞かれなくなったが、浸透したのだろう)だから、先に認知機能検査という段階があって、その後に高齢者講習ということになる。両方の検査で、6千円近くかかる。
貧乏人の僕にはそれだけでも大変だが、それ以上に必要な免許だから、致し方ないのだ。
さらに、今年は2月に車検があった。軽自動車と言えども8万円ほど費用が掛かった。我が家の車は中古車での購入だったから、車検を受けないと故障個所なども分からないので、重要なことなのだが、この車検という制度については、多少の疑問がないわけではない。
アメリカのように自己責任で、対応するというのも、ちょっと危ない感じがするが、何とかもう少し費用を抑えられないものかと、貧乏暮らしの僕は特に感じている。

 

 

日は昨日とは打って変わって、少し蒸し暑い感じだが、晴れて気持ちの良い朝だ。
今月は一日(ついたち)が月曜日で、仕事日だったが初めてと言って良い仕事量の少なさで、9時過ぎには終わってしまった。お昼の気象情報で東京は雨が降っているとのことだったから、いずれこちらも雨になるのだろう。そんな感じの空模様だったから早く終わったことは良いのだが、喜んではいられない。
少なければ実入りも少ないのだ。
荷物を届けてくれる係のドライバーが、他の地域も回るので朝早くなると、前回言っていた通り8時前に届いたが、前述の通りでいささか気が抜けた。
そこで配達前にExcelでリストを作り、プリントを持って回った。いつもは動態地図にマーキングをして、配達を終えて帰宅後にリストを作るという手順なのだが、少ない時は予めリストを作成して、その表に配達の 都度マークしながら回る。
途中霧雨のような感じが少しあったが、少ない量だったから、雨の影響は全くなしで、早く終わった。
ということで、本日2日は良い天気の中窓を開けて、コーヒーを飲みながらこれを書いている。

 

 

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