眠狂四郎無頼控(六) | ||
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読了日 | 2018/12/25 | |
著 者 | 柴田錬三郎 | |
出版社 | 新潮社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 493 | |
発行日 | 1965/06/20 | |
ISBN | 4-10-115011-7 |
にこれと言ってやることもないから、毎日読んでいる内に、読むスピードも以前のそれに近づいてきたみたいだ。本来であれば、今頃は1900冊を上回っていなければならないのだが、かなりの時間を空費してしまったから、仕方なく本書で1875冊目となっている。
これらの作品を読んでいて、僕は時々主人公とそれをを取り巻くキャラクターとの会話に、涙ぐみそうになることがある。感極まるということではないのだが、その時代に彼らの言動がピタリと嵌って,さもあろうと思った時に、小さな感動を覚えて、そうしたストーリーの世界に入れたことにうれしさを感じるのだ。
年をとってもいささかの感受性を保っていることも、まだまだ捨てたものでもないという気持ちの表れかもしれない。
毎週月・水・金に配達の荷物が届いて、少ないときはその日の内に、マッピング、バーコードの読み取り、そして僕の場合は、配達先の番地や名称をノートに記す。
先日、会社の方から、SNSに配達先などの個人情報を投稿するのは、違反になるという注意があったが、僕の場合はそうした個人情報を明かしているわけではなく、自分の仕事の有り様を書いているだけだから、大丈夫だろう。
今月最後の仕事はかなり少なかったから、9時少し前に初めて10時前には終わってしまった。仕事が早く終わったので、その足で近くのスーパーに寄って、若干の食料を仕入れてきた。
カミさんがたまに、「歳をとると食べることばかり考える。」などと言っていたが、全くその通りだ。僕は基本的に自分の食事は自分で用意する、といった習慣を長いこと続けているから、自ずと食料の買い出しも、自分ですになっている。
狂四郎無頼控も本書で終わり、次は独歩行の上下巻に移る。単行本は確か1冊で上下巻ではなかったと思うが、僕のあやふやな記憶は不確かだ。 若い頃に読んだかすかな記憶では、そのころまだ文庫にはなっていなかったから、単行本で読んだはずだ。
今では、外で本を読むことはないから、できれば文庫より単行本の方が、活字も大きく読みやすいと思っているが、最近刊行される文庫は思いのほかフォントサイズも大きくて、読みやすいものも多くなっている。
少し目の不自由な僕は助かっている。本書のように493ページに30篇もおさまっているというのは、それだけ字面も小さくなるから、目が疲れるのだ。
メガネも遠近・乱視・左右の視界が上下にずれる、等々といった複雑な作りは、もちろん眼科医の処方によるオーダー品だ。暮れの28日に転倒した際にひびの入った右のレンズがそのままだから、早く作り変えたいのだが、何しろ先立つものが不足しているから、もう少し先になるだろう。
# | タイトル | # | タイトル | # | タイトル |
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1 | 青銅の顔 | 11 | 髑髏屋敷 | 21 | 夜盗橋 |
2 | 月の濡肌 | 12 | 花の人語鳥 | 22 | ねずみ誕生 |
3 | 血潮花 | 13 | 仮象記 | 23 | さかだち供養 |
4 | 淡路人形 | 14 | 快楽寺 | 24 | もののふ帖 |
5 | 悪妻責め | 15 | 絶望刀 | 25 | 狂い部屋 |
6 | 神殿の謎 | 16 | 闇にいる男 | 26 | 尼寺春情譜 |
7 | 飛ぶ白刃 | 17 | 裸女屋敷 | 27 | 恋慕幽霊 |
8 | 父子孤独 | 18 | 武士道異変 | 28 | 鷹と鶴 |
9 | くれない鏡 | 19 | 忠義父子 | 29 | 鼠小僧御用 |
10 | 芳香異変 | 20 | 狐行列 | 30 | 白い闇の決闘 |
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