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昨日記170219日(みんぱくウイークエンド・サロン<アイヌの信仰> デザリングチェック)

2017年02月21日 17時22分27秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
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19日は、午後から国立民族学博物館(以下みんぱく)に出かけた。
この日、みんぱくでは14時30分から、みんぱくウイークエンド・サロンがあり「アイヌの信仰・儀礼」というタイトルで北原次郎太(国立民族学博物館特別客員教員・北海道大学准教授)氏が、講演された。
会場は満員だった。

北海道のアイヌ文化の成立は、日本では弥生から古墳時代にあたるころは続縄文文化が続き、8世紀から12-3世紀ごろの擦文文化を経たのちに成立したと言われる。
遅くまで縄文文化の影響を残したアイヌ文化の信仰の中に、日本の縄文文化の流れをくむ信仰形態や精神が残っていないか、またはその関連性についての手掛かりがないか気になり参加した。

ウイークエンド・サロンに参加して、アイヌの信仰に関していろいろ分かった。
話は、下記のテーマに沿って行われたが、十分ノート出来ていない。
(以下のすべての講義記録はノートとしてかなり不完全だが、参考メモとして残しておく。)
以下講義内容の参考メモ
アイヌの生命観
生死観と他界観
動物神
狩猟と霊送り
輪廻との比較
霊魂はアイヌ語でラマッという。
全ての物に霊魂は宿り、物や道具や眠気にもラマッがある。(例 時計のラマッ 財布のラマッ)
ラマッは精神活動を司る
個別の領域(善悪 性 言語 狩猟 視覚・・・・)にもラマッがある。
アイヌはすべての物をカムイというのは大きな誤り。
アイヌは男性性と女性性に分かれている。
 例:通常狩りは男性がするが、もし女性が狩りをするときには、男性性のラマッに祈る。
生とは肉体とラマッの結合で、死はその分離。
魂のいる場所は、この世 他界 神界があり、魂はこの世から他界へ、他界から神界へ、神界からこの世へと移動している。
地獄はあるが、地獄では移動は無く再生できない。
死後他界へ移動するには、遺族の供養が大切。
動物のラマッは神界では人間の形をしている。
カムイは敬称であるが、強いものの敬称であり、善悪は関係なく、上昇も没落もある。
人間も、カムイと呼ぶことは可能。(偉大な人物)
イヨマンテ
 狩猟は神と人との交易である。
  狩猟がうまい=その人が神に好かれている。 動物のラマッが天界に送ってほしいと考える。
   そのため狩猟後、酒とイナウで霊送りをして祀る。
  輪廻思想と共通したところがある。
 熊の魂送りはオホーツク文化の影響?

公園終了後、博物館のアイヌ試料展示ブースで展示物の詳細な説明があった。
そこで様々な質問がありいろいろ詳細に聴くことが出来た。
アイヌの人は、狩りをするとすべての動物に対し霊送りをするという。
大量の鮭をとる際にも、神聖な棒<イナウ>を使って、1匹ずつ叩き殺すとともに、同時に霊送りをするのだという。

ウイークエンドサロンの帰り、淀屋橋で途中下車し、ファストフードで本を読んでから帰宅した。
その際、タブレット端末、キーボード、スマホを持ち込んでいて、デザリングやタイピングの動作を確認した。

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