『クラブカルチャー!』
湯山 玲子、2005、『クラブカルチャー!』、毎日新聞社
むかし、「ディスコ」に数回行ったことがあるが、「クラブ」には行ったことがない。著者の本2冊(『女ひとり寿司』『女装する女』)をよんで、著者つながりで買ったのが本書。読んで「クラブ」を知ってみようという魂胆。すぐに、こいつは無理だとわかって、次には、本書で紹介されるアーティストのCD、たとえばGilles Petersonのそれ、などを買って聞いてみて、ちょっと遠慮しつつも低温を響かせてみたが、それでも、このての疑似体験は、「クラブはセックスそのものである」とかクラバーたちの「アイコンタクト」の重要性を指摘する著者の前では、これでは、どうしようもない。また、ニューヨークやイビサなど世界のクラブをはしごしまくる(取材かもしれないが)著者の前には、脱帽して「そのうち、行って参りまする!」というしかない。
しかし、サブカルチャーやカウンターカルチャー、あるいは、クイアカルチャーのジャンルとしての「クラブ」というのは、わかったし、面白かった。いやあ、体験しなければ語れないなんてことはない、とおもってはいるものの、こいつは一度はのぞいてみなくては行けないだろうと思う。しかし、低音ズンズンの爆音音楽は、あまり、好みではないことがわかった。ただ、腹に応える低音のなかに、それでもひびく高音がちりばめられるという、音響空間が十分意識されたクラブには行ってみたい。
むかし、「ディスコ」に数回行ったことがあるが、「クラブ」には行ったことがない。著者の本2冊(『女ひとり寿司』『女装する女』)をよんで、著者つながりで買ったのが本書。読んで「クラブ」を知ってみようという魂胆。すぐに、こいつは無理だとわかって、次には、本書で紹介されるアーティストのCD、たとえばGilles Petersonのそれ、などを買って聞いてみて、ちょっと遠慮しつつも低温を響かせてみたが、それでも、このての疑似体験は、「クラブはセックスそのものである」とかクラバーたちの「アイコンタクト」の重要性を指摘する著者の前では、これでは、どうしようもない。また、ニューヨークやイビサなど世界のクラブをはしごしまくる(取材かもしれないが)著者の前には、脱帽して「そのうち、行って参りまする!」というしかない。
しかし、サブカルチャーやカウンターカルチャー、あるいは、クイアカルチャーのジャンルとしての「クラブ」というのは、わかったし、面白かった。いやあ、体験しなければ語れないなんてことはない、とおもってはいるものの、こいつは一度はのぞいてみなくては行けないだろうと思う。しかし、低音ズンズンの爆音音楽は、あまり、好みではないことがわかった。ただ、腹に応える低音のなかに、それでもひびく高音がちりばめられるという、音響空間が十分意識されたクラブには行ってみたい。
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