Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

モーツアルト「ピアノ協奏曲第17番、ピアノと管楽のための五重奏曲」

2016年07月28日 22時36分55秒 | 読書


 引き続き内田光子のピアノによるモーツアルトのピアノ協奏曲の全集から。今回は「ピアノと管楽のための五重奏曲 K.452」「ピアノ協奏曲第17番 K.453」ならびに「ピアノと管楽のための五重奏曲 断想 K.452a」の3曲。録音は五重奏曲が1990年、協奏曲第17番が1986年、断想が1991年となっている。協奏曲の指揮はジェフリー・テイト、イギリス室内管弦樂団。五重奏曲の木管はイギリス室内管弦楽団のメンバーによる。購入したのは1993年くらいだろうか。
 いづれの曲も初めて聴く曲だったが、「ピアノと管楽のための五重奏曲 K.452」にはとても新鮮な感じを受けた。協奏曲よりも室内楽曲の方が私は好みなのかな、という感想をもった。それがモーツアルトだけのことなのか、他の作曲家でも同じ感想なのか、などという風に思った。それまでは管弦楽曲中心に聴いていたと思う。その後の私の好みは、他の作曲家でもどんどん室内楽曲に移っていったから、ひょっとしたらこのCDは私の室内楽曲への転換点だったかもしれない。
 出だしの緩やかな序奏、オーボエをはじめクラリソット、ホルン、ファゴットのそれぞれの楽器の美しい音の世界に一気に引き入れらる。ピアノの高音がこれらの音と心地よく響いている。聴衆の反応もよく、モーツアルト自身も父宛に「これまでの生涯で一番よく書けた曲」と書いているとのことである。
 ここにおさめられた第17番のピアノ協奏曲は1784年に作られた6曲のピアノ協奏曲(第14番~第19番)の中でも、モーツアルと自身も気に入ったもののようである。技巧的にはやさしいということであるが、ベートーベンのピアノ協奏曲第4番がこの作品を範と下ということがいわれており、後代におおきな影響を与えたという。メシアンが最も美しいと賛美しているとのことである。確かに第2楽章は美しい。これだれを聴いても満足する曲である。
 「断想」は1990年に発見されたモーツアルト自筆の楽譜に基づくものであるとのこと。未完のピアノパートを内田光子が完成してここに採録したと記載されている。K.452aとなっているが、K.452とは曲の上での関連はない。しかし楽譜の用紙からはほぼ同時期に作曲されていることが判明しているそうである。もうひとつの五重奏曲が構想されていたともいえる。

            

2016年の梅雨明け

2016年07月28日 17時51分08秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 梅雨明けが発表となった。平年より一週間遅いとのこと。また肝心な北関東には雨はいつもの年に比べ2/3程度と少なかったという。横浜の降水量は平年並みだったようだ。
 朝の内は曇り空だったが、昼前から雲が少なくなり始めて、強い陽射しが途切れることが無かった。
 梅雨明け宣言を知ってか知らずか、蝉がいっそう喧しく鳴いている。
 朝少々寝坊をしたため、講座の会場まで歩く計画は断念。途中まで地下鉄で何とか間に合った。帰途は継用日差しの中を歩いて帰った。途中横浜駅で書店などに立ち寄ったり、眼科に立ち寄って、結局1万4千歩となった。
 夜にまた少し歩いてみたい気もしているが、果たして気力が残っているだろうか。

 本日のこれからの作業予定は、パソコン内のデータのバックアップ。二つの外付けハードディスクにこの半年分の写真データや、ブログ記事や退職者会の記録などを移すことにした。300ギガバイトと、3テラバイトのハードディスクだが、古い300ギガの方の速度が遅いので、3テラバイトの方に比べて時間的にはだいぶかかる。

茨城県北部で震度5

2016年07月28日 07時58分35秒 | 天気と自然災害
 昨晩23時47分に茨城県北部で震度5弱の地震が発生した。
⇒【http://www.jma.go.jp/jp/quake/20160727235213495-272347.html
横浜の震度は2であった。 別途に横になってウトウトし始めていた時で、揺れ始めは気がつかなかった。最後の方の横揺れで初めて気がついて、その感じで震度1かとおもった。震度5弱が観測されたというのて慌てて起きてテレビを点けた。
 深さ50キロ、マグニチュード5.3。北は青森県六戸町から南は静岡県菊川市、西は岐阜県中津川市と広い範囲で揺れていた。よく、そして大きく揺れると有名になってしまった青森県階上町という特異地点も深度2を記録している。
 【https://twitter.com/Yokohama_Geo/status/758327618890444800】によれば、この北部の地域も以前から地震が多く発生しており、最近では2012年3月にもマグニチュード5.3、深度5弱が起きている。潜り込む太平洋プレートの上面、プレート境界型の地震の多発地域のようである。

 茨城県南部はつい最近も発生したばかり。こちらは太平洋プレートではなく、列島下でもぐり込むフィリピン海プレートの上面、プレート境界型地震とのことで、連動ではないと思われるが、どうであろうか。