Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーベン「魔笛の主題による7つの変奏曲」外

2016年07月08日 23時11分02秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 パブロ・カザルスによるチェロの演奏によるベートーベンの「魔笛の主題による7つの変奏曲」と「同12の変奏曲」、クープランの「演奏会用5つの小品」、バッハの「オルガン協奏曲第3番」から「レシタティーヴォ」、ハイドンの「ピアノソナタ第9番」から「アダージョ」、ファリャの「7つのスペイン民謡」から「ナナ」、カタロニア民謡「鳥の歌」、「カングーの聖マルタン祭」。
 1951年から1961年にかけてのライブを含む録音と思われる。
 このCDはいつ頃購入したかまったく記憶にない。しかも購入後1度くらいしか聴いていないと思われる。しかし今聴いてみるとチェロの音色はとても深みのある録音である。とても心地よい。クープランの5つの小品は華やかな演奏で、チェロならではの指のタッチまでもが聞こえる。高音部の艶やかな音色も掠れが無く心地よい。バッハはとても情感たっぷりに演奏している。このようなバッハは初めて聴くような気がする。
 「鳥の歌」は情感たっぷり。最後の曲は聴き慣れた曲ではあるが、しかしオーケストラの音が掠れてしまっている。残念ながら録音の質がかなり悪い。

「試験」という思い出したくない言葉

2016年07月08日 21時12分34秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 20時ころに、横浜では先ほど雨が降るとのメールが届いたが、今のところまだ降ってはいない。ベランダから南側の空を見上げるとうすい雲が空全体を覆っている。しかしところどころ雲の切れ目や、極端に雲がうすいところから微かに星が見えているようだ。

 先ほど夕食前に2時間、1万6千歩ほどのウォーキングをしてきた。1時間あたり8千歩と気持ちのいいペースで歩いた。湿度が高くかなりの汗をかいた。時々パラッと細かな雨の粒がいくつか顔にかかったが、気になるようなことはなかった。いつもの横浜環状2号線に沿って新横浜駅方面に向かい、折り返してくるコースである。10分の休憩後、同じコースを戻ってきた。
 折り返しに使っている小さな公園では、学校帰りの小学生・中学生が盛んに声を出して遊んでいた。もうすぐ夏休みになる。私の中学生の時は多分期末試験でひいひい言っていた時期だと思う。あるいは今日あたりでその試験が終わったのかもしれない。

 試験というものから遠ざかって四十数年になる。試験というものはもう体験はしたくない。試験と聞いただけで、逃げ出したくなる。今机の上に試験用紙が配布されたら、どうなるであろうか。たぶん自分の名前を記入する気持ちにならならないであろう。すぐに席を立ってどこかへ去って行くことは間違いがない。
 自分で思い出しておいて勝手なものであるが、試験という言葉を思い出しただけで、本日は寝付けなくなってしまうのではないだろうか。



「近代風景」(国立近代美術館)

2016年07月08日 11時14分51秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等




 「近代風景-奈良美智がえらぶMOMATコレクション(人と景色、そのまにまに)」(東京国立近代美術館)を見てきた。実はコレクション展で松本竣介の新収蔵品を見てから、こちらの展示で松本俊介の旧収蔵品全点を見ると、近代美術館の所蔵する全23点を一括して見ることが出来るという目的が第1番というのが本当のところ。
 完成した作品ばかりでなく、デッサンも含むのだが、完成作品との対比も出来て興味深い。

      

 松本竣介の作品以外では、リーフレットにもある、麻生三郎の「赤い空」(1956)、「母子像」(1959)に惹かれた。また佐伯祐三の「モランの寺」(1928)、関根正二の「三星」(1919)が印象に残った。