Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

明日は講座

2016年06月29日 23時16分54秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日は午前中に「平家物語のこころに親しむ その10」の講座の日である。明日の回は「回想される平清盛-悪行人たることの意味」という副題が添えてある。「悪行人として描き続けられる清盛ですが、そのように造形されることの意味を考える」と記されている。
 お昼からは今のところ予定はない。明日も雨、午前中の降水確率は30%、午後は60%。傘は必携のようだ。

 退職者会のホームページの更新が4件ほど残っている。早急に処理が必要。2件ほどは是非更新しておきたい。

 あとは読書にいそしみたいものである。久しぶりにブラームスかモーツアルトも聴きたい。

「奇想の図譜」(辻惟雄)読了

2016年06月29日 21時32分04秒 | 読書
   

 本日ようやく「奇想の図譜」(辻惟雄、ちくま学芸文庫)を読み終えた。Ⅰの「浮世の眺め-舟木家本「洛中洛外図」」とⅡの「稚拙の迫力-白隠の禅画」に少し手間取り、また目の疲労で活字を追うのがつらくなっていることもあり、やっと読み終えた。
 本日すでに2回ほど記載しているので、繰り返さないように簡単な感想を備忘録として記載しておく。
 全体として日本の絵画を中国や朝鮮半島からの影響を踏まえて相対的にとらえようとする叙述の方法には好意をもてる。特に江戸時代、鎖国と云われた江戸絵画、特にここでは北斎や広重について、極めて小さな窓口だったかもしれないが、オランダを通して流入した西洋絵画の影響を見つけ出そうとすることには大いに惹かれた。
 またⅢの「「かざり」の奇想」では網野善彦などへの注目など私の関心の幅に沿うものでもあり、著者が貪欲にさまざまな方法論を模索しながら独自の視点を獲得しているように感じた。
 ただ、そのわりには「日本文化」「日本民族」という、国家・地域・民族‥等への考慮を経ない概念を無造作に使いすぎるのではないか、という違和感はある。世代的にはやむを得ないのかも知れないが‥。
 柔軟な思考や論述、幅広い知見には敬意と脱帽である。

一人呑みは安価に・・

2016年06月29日 19時48分31秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
17時半過ぎに本日の所用が無事終了し、18時に横浜駅に戻ってきた。
友人と別れ、居酒屋で一人呑みという贅沢をしている。
今朝ほどアップした記事に記した「奇想の図譜」を読み終わった。私にとっては、居酒屋で、喧騒を背にして意固地な雰囲気を持続する時ほど読書が進む。眼の疲労がアルコールで軽減するためかもしれない。偏屈な中年、そして爺さんであることは昔から変わらない。
3種の凝ったお酒の呑み比べが900円。美味しかった。しらすと豆腐のサラダも私の定番。
そろそろ会計をして帰宅をしないと、まずい。

車中で辻惟雄「奇想の図譜」

2016年06月29日 11時21分27秒 | 読書
朝から移動の車内で「奇想の図譜」(辻惟雄)を読んでいる。北斎からはじめて、洛中洛外図、動植綵絵、白隠、仙がい、写楽、かざり・模様と論理の展開はそれこそ「奇想」で楽しい。
特に写楽について、西洋画の影響を丹念に追っているのは、いい。
「かざり」も興味はなかったが教えられるところ大である。
本日中に読み終えそう。