TO LET~貸家~

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エンジェルス・イン・アメリカ

2005-08-29 | 米国部屋


今更なんですけど、昨日「シネフィルイマジカ」で一挙放送していて
たまたま見たら、見入ってしまったわけです。

実はこれ、10年ぐらい前に堤真一主演の舞台を見ています。
セゾン劇場で一挙上演だったので7時間!!
とにかく見終わった後は何も残らず、ただ「見届けた」という満足感のみ。
途中、やはり「だれ」ましたもの…
ただの「ゲイカップル」の悲哀ならともかく、そこに人種や政治が
介入してくると、もう会話を追うのに徹してしまうのみ。
予習もしていかなかったので、話の筋も見えないし、
一人が何役も演じるので、誰が誰だかわからなくなるしと
ただただ翻弄されておりました。
天使役の麻美れいはキレイだったな~
ドラマでアル・パチーノが演じた役は宝田明だったと今わかる。
堤真一目当てではなく、小須田さん目当てで観に行ったのですが、
小須田さんのルイスは非常にマッチしていましたよ(うろ覚えですが)。
堤真一はジョーだったはず。
今年もt.p.tが亨さん主演で一挙上演したようですが、流石に
触手は動かず…亨さんのゲイ役も興味はありますが…

で、年末にWOWOWで放送された時も実は全部見よう~とは
思っていたのですが、結局1回見たのみ。
録画し忘れたり、話を知っているだけにキャストに興味が沸かないと
見続けるのも辛いな~などと思っているうちに終了。
それっきり忘れていました。

が、んが、昨日見て、「いや~んプライアー素敵じゃん!!」と
ジャスティン・カークにときめいてしまったわけです。
去年見た時は何とも思わなかったのに、(むしろルイスの方に興味がいった)
わからないものですわ~
ハンサムだけど、かなりイカつい顔で胸毛濃そう~な感じなのに
ツルっツルっってところがnice!
それに「指」は長くてキレイだし~「手」フェチとしては堪らん!
などとデティールを値踏みしつつ、あの「錯乱と正気」の間を
いったりきたりする芝居(かなり笑かしてもらった)や
「強固さと繊細さ」を持ち合わせたところなど、惚れる要素がたくさん!
舞台で高橋一也が演じた時はもっと「オネエ」キャラだったんだけど、
「男気あるゲイ」と評させていただきたいところですわ。

彼の出演作って日本では見られる物少ないのね~
「ジャック&ジル」ってNHKで放送していたやつ?見たことないなあ…
パッと見、ピーター・ギャラガーに見えなくもないですけど、
案外他の作品見たら考え直すかもしれませんが、とりあえず
今のところヒット!ってことで。

それにしても「ナース」役のジェフリー・ライト上手い~
この人「バスキア」の人ですよね。
あ、ジョー役の彼はどうなの?おでこから下だけ見ると
非常にハンサム君ですけど、確実後退していきそう…




真夏の夜の夢

2005-08-14 | じゃにの間
行ってきた、毎年恒例の8人(-1)を観に大阪へ!
今年は例年のように芝居/歌、半々という構成では無いと
聞いていたのでちょっと残念…と思いながらも、
前夜祭であれだけ歌って踊ってくれたからいいか~と思いながら
新幹線で一路大阪へ!

いや~良かった、OH!倉くん!君は正に好可愛でしたよ。
かーさん嬉しい、ホントに。
とにかくやることなすこと、表情一つとっても可愛いったら
ありゃしない、声もかなり高めで無理してる?って気も
したけど、いやはや、全編ボケ役素晴らしかったですよ。
今日はピン止めしてデコ丸出しなところが余計にね
Yすとのコンビもデカチビで可愛いし、今日は何がツボに
はまったのか、花道で隠れて舞台を見る時にず~っと
笑いをこらえていたのを、見逃しませんでしたよ。
横で真剣な表情で芝居しているYすがちょっと気の毒でしたよ。

○は今回は一番おいしい役どころ。声の張りもSるに負けず劣らず
良くって、なかなか良い口跡でしたね。
上3人組はまあ、余裕な感じで。
あいかわらずHナが力み過ぎって気もしなくもないけど、
まあああいう役なんで、去年よりは良かったかな。
Rちゃんは、可も無く不可も無く。

今回、一人減った為に大抜擢になったN間ですが、
全然彼でいーじゃん!大健闘でしたよ。
ほらね、こうやって次から次へと出てくるんだから、自分の
今の立場をちゃんと考えないとね、あっという間に取って
替わられてしまうわけですよ。ふつーに、N間があの7人の
中に入っても違和感ないもの。
そうそう、彼は台湾じゃに出身なので、TOROとも同期なのね~?

今回の芝居は「真夏の夜の夢」という下敷きがあった為に
いつものじゃにさんの訳のわからないヘンな方向へ話が
いかなくて面白かった。
やっぱり、原作ありな方が物語の芯を捉えられるので
良いと思うのですが。

芝居が長かった為に短くなったショータイムですが、
何故か○ちゃんの引きが強い私。
今回もしっかりと指差されてお手振りもらっちゃいました
いや~私の本命はその隣のOH!倉くんなんだけどナ…
いっつも○ちゃんを引いてしまうのよね、いいんだけど。
その本命君にも気付いてもらってお手振りしっかりと頂戴しましたよ。
たまには端の席も良いものですな。

さて、第二回目は来週。
今日しっかりと流れが把握できたので次回はピンポイントで押さえないと。
立ち位置もわかったし、真正面からOH!倉くんを捉えることにします

非常青春期

2005-08-12 | 香港部屋


どうして、香港映画って「青春映画」って苦手なんだろう…
例えば、ここに「黒社会」や「古惑仔」など「犯罪」が絡むと
素晴らしい「青春映画」になるのだけど、等身大の普通の
若者を何の事件もなく描くということはなんだか、下手よね。
この作品もまさにソレ。
長洲を舞台にした男女5人のお話ですが、
どの子も魅力ないし、どの子にもいわゆる「見せ場」を
用意していないし、かといって淡々と日常を描いていく
わけでもなく、とってつけたかのような事件(でも大したことじゃない)
でちょっと盛り上げてみるものの、結局それで?というオチに。
香港映画にありがちな各々のキャラクターを掘り下げたりしないのが敗因かと。
仕事もしていない、何もしたいことがない、家族とも折り合いが悪い
という設定は良いとして、でもそれだけ。
葛藤とか欲望とかそのキャラクターの内面が全く語られて
いないので、「何がしたいのか」「どうしたいのか」が見えない。
5人で騒いだりするシーンも「ハイ、ここで騒いで!」とか
言っている監督の絵が浮かんでしまう。
それぐらい、「作っている」感じがして「リアル」感がない。
今時、そういう騒ぎ方ってしないでしょ?
「青春」=「騒ぐ」=「こういう表現」というイメージでしか捉えていないように
受け取れる。その手のシーンが凄く多い。
いわゆる「等身大」の若者の表現が出来ていないと思う。

特に台湾の映画/ドラマを見ていると
香港産の「青春映画」との温度差を感じてしまう。
まあ、台湾映画/ドラマも出来・不出来があるものの、
そこには「等身大」で「リアル」な若者が居るわけで。
決して「物を投げてギャ~ギャ~楽しそうに騒ぐ」だけが
「青春」の表現では無いと思う。
例えば、好きな相手と対峙したときの「目線」一つだったり、
手をつなぎたいのに互いに遠慮してしまう「指」の表現だったりとか、
ヘンにシラケてしまっている空気とか、
思わず「間」が出来てしまう瞬間とか、そういう緻密な
表現が大切だったりすると思うんだけどな~

香港映画の中でも葉錦鴻はその手の表現が上手。
初期の頃の地味な内容であればあるほど、良さが出るような感じ。

じゃあ、何でこの作品を見たかというとただ単に黄浩然が見たかったから!
それだけ、ただのファンだもん!
でもちょっと無理している気がしたな~「いかつい刑事」役があまりに
身についちゃっているのではしゃいで、ニコニコしている黄浩然は
正直違和感あり…でも立っているだけで素敵なんだけど~♪