足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

カンボジアの写真展

2018年01月02日 | カンボジア
        明けましておめでとうございます。
       
 本年もよろしくお願いいたします。

        平成30年、2018年を迎え今年はどんな年にしようかと考えていますが、先ずは念願の写真展のお知らせです。

 

今年で18年目に入りましたが、カンボジアの農村は街の発展と共に現金がないと生活できない時代が続いています。
晴れているのに雨雲が良くわかり、突然の雨が降り、そのあと強烈な太陽が熱気を運んできます。
雨期と乾季の繰り返しと言う気象条件の中で、人々は黙々と働いています。
子育てをしながら働く女性たちの逞しくさと優しさに魅力を感じ何度も訪れましたが、道も悪くライフラインも充分でない村をバイクで走り回りました。
どうして、何故、もっと知りたいと思う好奇心が長い取材になりました。

今は40歳代が活躍する時代になりましたが、内戦後、人々は「ゼロからの出発であった」と言います。
ようやく平穏な日々が続くようになりましたが、カンボジアは5年ごとの選挙が2018年に実施されます。
1998年、ポルポトがアンロンベンにて亡くなった年が2回目の選挙で、私は2000年にはじめてカンボジアに入りました。
そして「はたらく子どもたち」「アンコール小児病院待合室」「地雷の訓練センター」と取材する中で「写真とはなにか」を考えさせられることになりました。

その後、2005年、2008年、2013年と行われた選挙では、徐々にフンセン首相の人民党が主要な力を伸ばしてきました。
しかし2,3年前から中央政権によりお構いなしの野党への弾圧が始まり、多くのカンボジアを知る人にとっては心配の事実でもあります。
ポルポト政権による弾圧の時代を思い出させる事件が起きているからです。

そんなカンボジアですが、ひたすら頑張って働いている農村の暮らしを中心に写真展をしようと思っています。
一枚の写真の中にどれだけの物語があるか、写真では知ることのできないことはギャラリートークの中で伝えていけたらいいなと思います。

皆様のお越しをお待ちしております。
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2 コメント

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「カンボジアの農村」写真展拝見 (加本実)
2018-02-06 23:11:22
本日、2月6日、四谷の土木学会に行く機会があり、久しぶりに、周辺を歩いて見ました。日米英会話学校のあった辺りは、再開発で工事中。商店街の本屋さんは撤退。足立君江写真展「カンボジアの農村」なる催しを日本写真会館5階でやっていたので、ふらふらと覘いてみました。そういえば、わたしもカンボジア・プンノンペンに3年いたのであったと、遠い記憶が呼び覚まされました。生活を始めて1週間ほどで2001年の9.11が勃発、住処にしたアパートのバサック川対岸のベトナム人集落が焼かれたり、近所のタイ大使館が焼き討ちに会ったり、コピーを頼んでいた若者が突然交通事故で亡くなったり、チームの世話役でいたカンボジア人女性のバイクが買った当日に盗まれるなど、嫌なことも多かったけれど、人々にはたくましさを感じたし、子供たちは屈託がないように見えました。
記念に「子どもたちの肖像」を購入。クメール人の団子鼻は、バイヨン寺院の仏さんの鼻ににていますね。同書はメコン川委員会の同僚だったタイの友人に送ってみようと思います。地域研究家の彼女からはいろんなことを学びました。日本外交の流行はミャンマーに移った感がしますが、ますますカンボジアを親しんでいただき、さらなるご活躍を祈念します。
ありがとうございました。 (足立君江)
2018-10-12 16:38:48
2月の写真展においでいただき、また写真集までお買い上げいただき感謝申し上げます。
プノンペンで多くの経験をされたのですね。
2000年から18年間、通ってきました。
現在は大分変りましたが、私も健康の続く限り出かけたいと思います。
コメントありがとうございました。

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