足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

視点展

2023年04月23日 | 日常
2023第48回視点展の入賞・入選者の発表があった。

 

JRPリアリズム写真集団が主催する全国公募写真展「視点」である。
日本の写真界において、コンテストをして行う写真展はそんなに多くはない。

もう一つは、東京都写真美術館では5月に展示が予定されている、第48回JPS展(公)日本写真家協会展。

「視点」は第47回展、48回展とコロナ禍の2年間を携わることができた。
このコロナ禍の3年間で唯一、2020年は会場が封鎖となり開催することができなかった。
この時代はコミュニケーションが取りにくく、ウイルスや人の想いを写真にするのは難しい現実があった。
そんな中でも季節は廻り、街は動き、生きるための日常生活が続いてきたのが現実だ。
私も初めてこの仕事に携わり、東京都美術館に於いて行われた3日間の審査も、5人の選考委員が審査をやり易い方法をと、しっかりと見守ってきた。
展示は「東京都美術館」で6月7日~13日まで行われる。
いつも素晴らしい作品をみると、作者はどんなことがきっかけで、どんな思いを写真に込めたのかを聞きたくなる。
どの作品もこの時代の大事な記録になっていく。

応募された作品の整理、審査、発表までに10人以上の皆さんの手により作業が行われ展示されて、それが全国の何か所かで巡回もしていく。
これも大きな行事になっている。

その他、風景写真の会や広告写真の展示会もあるが、それなりに皆さんの展示がされていくことと思う。

色々なジャンルの写真展があっても良いと考えている。それが日本の写真界の歴史となり、写真界の発展になればと思う。

それにしても完全にデジタルカメラ、SNSの写真の乱舞となり、モノクロを学ぶ若い人や写真家にはあまりにも厳しい時代になってきた。
フィルム・薬品・印画紙はすでに手に入らないほど高くなった。
フィルム作品の応募も少なくなり、悲しいと思うのは私だけだろうか・・・。
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4月の撮影会

2023年04月12日 | フォトクラブ
「3日みぬ間の桜かな・・・」ぴったりの春の一日を、茗荷谷の街と「小石川植物園」へ。

とにかく坂の多い街だったので、ゆっくりと時間をとっての撮影することにした。
下見に行った時は曇りだったので、余り感じなかったが、晴天に恵まれ青空と雲がポカリと浮かんだ街は絶好の撮影日和となる。
只、雨の日はもっと面白く、春雪でも降ればもっと写真をしていることが楽しくなる。
そう思うのは私だけかな・・・。

ソメイヨシノはすでに終わり、それでも花見をする人がこんなに沢山いることに驚いた。
小石川植物園は桜がハラハラと風にふかれて、子どもたちが花びらを追っかけて遊んでいて、親たちは桜の下で「花より団子」だ。
すでにツツジの花が時を過ぎて、散っていたのでこれも趣があってよい。
温室が新しくなったとの事で、入場券500円に値上がり。
緑の素晴らしさが堪能できる場所で、写真に撮れないものは何もない。
スナップ写真は皆が心得ていて、適当に声をかけながら撮影していた。

  
 播磨坂はすでに半分近くが散っていたが、それでも花見客でいっぱいだった。

最近、こんな話を聞いた「写真を撮る人は大きなカメラをもって、ささっと撮ってサッと行ってしまう」
よくある光景だから、わかる気がするが声をかけたら断られる、自然な情景が写せないという人もいる。
「ほんとうにそうだね」と言いながら、やはりその場の雰囲気に合わせて、ケースバイケースで撮ったらどうだろうか。
どっちが正しいとは言えないが、常識の範囲で状況に合わせて自分で判断するしかない・・・。
 
 ここは、様々な植物の宝庫、ツツジと温室の植物を撮る。

  

 

次回の例会での皆さんの写真が楽しみになる。

  
 林泉寺の縛られ地蔵と石仏たち。
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