足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

最終日

2014年12月08日 | カンボジア
 私が「カンボジアのことを皆さんに知ってほしい」そんな思いで始めた写真展やトークイベントや撮影ツアーも、回を重ねるごとに、皆さんからの反響が楽しみになってきた。

   

遺跡だけではない村を巡る旅、実際にカンボジアの人々の生活に触れ、ヤシ砂糖作りや、ノンバッチョッという米のウドン作り、酒作りや籠つくりの村を訪問をしてきた。
ふと心の中に眠っていた懐かしさや人間の本質にふれるようなことを沢山感じていただけたのではなかろうか。

     
そして、私がバイクで村をめぐり伝統の音楽に引き寄せられ通うようになった伝統舞踊の練習場。
初めてカンボジアを訪れたとき、はじめて行ったスナダイクマエ孤児院での子どもたちとの出会い・・・。

それは只、素朴さだけではない、貧困の中でこんなに明るく生きる子どもたちに出会ったこと。
人々の飾り気のない実直さなどが私を引き付けてきた。
国の歴史の経過が多少違うだけで、「人間としての本質」は何も変わらない。
今は仏教が95%というカンボジアだが、歴史的には世界遺産の遺跡にも見られるように、ヒンドウ教から仏教、廃仏希釈の跡などもあり、またヒンドウ教へ・・・。
王制をめぐる歴史の流れの中で、アンコールワットにしても、村の人たちが信仰する無名の遺跡などを訪れると、その時代のインドシナ半島の強者どもの夢の跡が現代に通じてくる・・・。

   

最終日は、自由行動の日、アンコールワットの朝陽に行き遺跡を中心にまわる人、町の撮影をする人、トクトクで出かける人、それぞれにグループに分かれての行動。

私も久しぶりに村に行き、知り合いに挨拶して回った。
次回のツアーも考慮に入れながら・・・。

   
 
今回もリピーターの皆さん、そして新規に参加された方も、本当にお世話になりました。

1月には皆さんで写真を持ち寄って、会食する予定も決まって楽しみです。
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コンポンブルックへ

2014年12月01日 | カンボジア
 トンレサップの船着き場に着くと、コンポンブルックという集落に向かった。

   

昨年も同じように船から湖上に建つお寺や、学校などを見ながらレストランのある船着き場で下車。
今の時期は小魚が捕れるらしく、高床の家々では網をたたきながらかかった魚を落としていた。
 
   
 ヨーローパのお客さんらしい・・・。    マングローブの中を小さなボートが行き交っている。

水量は昨年より少なく見えた。そういえば今年の雨季は雨が少なかったとか・・・。
漁獲量は年々減っているようだが、雨季には国土の3分の1が影響を受け、田んぼや畑は水浸しになる。
魚や生き物まで田畑に入ってくるので、乾季には良く肥えて野菜の栽培には適した土地になっている。

私たちは船を途中で下車、湖上で暮らす集落を訪ねた。
このあたりの道路は雨季には湖に沈むところだ。

   
 小エビを道路いっぱいに干している家族。

   
 さっそく元気な子供たちと。              ブーゲンビリヤが植木として・・・。
   
                   ポップコーンのようなお菓子が売られている。
 
 小さな塾が開かれていた。先生は赤ちゃんを抱いたまま授業。大変だけど頑張って・・・。いいなあ! 


船を造る人たち。               エビを捕るアミ。 

 

 
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