足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

錦糸町界隈

2014年05月15日 | 日常
 錦糸町の駅は、平成の初めの頃はこんな感じではなかった。
もちろん、どこでも発展してきているのは当たり前のことですが、「ここは昔、タバコ屋さんがあった」と知っているだけに懐かしさが込み上げてくる。

一日目は駅の北側を押上のスカイツリーまで、町のおもしろさに惹かれてもう一日、駅の南側から歩いて蓼川から菊川方面へ・・・。

   
 三目通り沿い街並み・・・。                  玄関の横に石造りの彫刻のある壁があった。

   
 親水公園では子どもたちが飛び回っていたり、タイヤのブランコで遊ぶ子も。                   

   
 南口、馬券売り場近く。                      街路樹にたばこ用空き缶。

   
 立体駐車場、落下注意とは書いてなかった。             木の箱を作っているらしい。

   
 PHSの文字に思わず撮らされた・・・。         植木に覆われた家、何だかホっとする暖かさがある。
 
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講演会

2014年05月14日 | 日常
 フォトジャーナリスト、大石芳野さんのお話を聞く機会があり、福島での被災された皆さんの話を写真とともにたくさん伝えていただきました。

 「福島に生きる人々を見つめて」 スライド&トーク 大石芳野

以前、カンボジアで一緒に写真展をした藤井秀樹先生に紹介され、それ以来の再会となりました。
藤井秀樹さんとは、カンボジアで一緒に「子どもたち」の写真展をさせていただきましたが、数年前に天国へ旅立たれ、その時はかなりの衝撃で大きな後ろ盾を失ったような感じでした。

それ以来で、大石先生は私の事は忘れているようでしたが、お話しするうちに思い出していただいたようです。

3.11以降、福島、その周辺の皆様は多くが、仮設住宅に住んで、家族がバラバラになってしまった。
大事な娘や息子、孫たち、親御さんを亡くして、心の痛手をかかえながらどのように生活をしているか、かい間見ることができました。

出会ってきたおひとりおひとりが違った境遇をかかえていたことが、写真を通じて感じられました。

写真の力は大きいですね。
写真は撮られる人の人生も写しこんでしまいます。
大石先生の話を聞きながら、撮る側がしっかりとした考えを持ち、人間的にも立派な人であることが強く求められると感じました。
フォトジャーナリストとしての立場で、マスコミにも沢山取り上げられるわけですが、常にこうだと思う意見を伝えているようです。

ベトナム、カンボジアと取材されて、話の中にはテェリノブイリでの取材、日本の原発の違いも話してくださいました。

    藤原書店 3800円+税  
 写真集をもう一度しっかりと見直してみようと思います。
 
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写真展へ

2014年05月10日 | 日常
 コニカミノルタギャラリーで「山里修景」という写真展を見てきました。

群馬県南牧村の写真で、若い人が少なく村を存続することが難しいというお話でした。

撮影者は長谷川雅一さん、2006年から撮影をつづけ、今回コニカでの写真展・・・。

ちょうどテレビや新聞にも南牧村のことが放映され、日本の地方自治体の中には今後、この村が無くなってしまうのではないかという地域が500か所はあるということでした。

20代~30代の若者が少ないことは、子どもの生まれる確率も少ない、産業や農業の後継者がいなくなる、後継者がいなくなった産業はやがて無くなって行く。
村への税金の納入者もいなくなる・・・。

都内では豊島区がその傾向があるとの調査結果に、豊島区長が知らなかったとがっくり・・・。
しかしですよ、自治体がそれを食い止めるいくつかの政策を実行し、人口を増えた地域もあったんですね。

以前、白馬の向こうにある青鬼(あおに)という集落を訪ねたことがありました。
山の中の湧水から田んぼに水を引き、石組の棚田を作り、山からの立派な水路がありました。
時々、ヘビが顔を出したり、蛙が沢山いたり、素朴な里山です。
村の入り口には石仏が並んでいて、かつてこの村が栄えた時代を物語っています。
今は残っているのはお年寄りのみなさん20人ほどだそうです。
前方に白馬の大雪渓がひろがり、よく写真を撮られる皆さんが訪れているところのようです。

私たちが行ったときは、藤の花が山中に紫のかたまりとなって咲いていて、一面がフジヤマの様相でした。

ふるさとが無くなるのは考えられないことです。
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健康でいること

2014年05月09日 | 日常
 この頃は健康でいることの大事さをつくづく感じている。
当たり前の事なのだが、食べる物、アルコール、睡眠にしても、わかってはいてもなかなか・・・。

桑原先生の写真展の後に、BAKU先生の快気祝いのような会があった。
場所は神保町、「海蔵」魚が超~美味・・・。

 うに、生シラス、これは傷みが早いため、めったに食べられない。
その前に、ニコンサロンで伊奈先生と、京都でサバのしゃぶしゃぶを食べた話から盛り上がり、シラスは漁場にいかないと食べられないと話したばかり。

総勢20人はいたでしょうか。
いずれにしても、みんな酒、たばこ、そして睡眠不足が長くつづくと
    「ダメよ」な~んて警告を鳴らしたいです。
私も含めて、自分の体に何を入れたかなと考える余裕がほしいです。
私は朝は必ず「青汁」豆乳の入っているものですが、日課になりました。
それが、あまり美味しくないんです。
はちみつを入れたり、カエデの糖を入れたりしますが、薬だと思えば一日一回くらいは当たり前です。

いずれにしても、BAKUさんもまだまだやることがある様で早速、写真展、カンボジアでの仕事も企画されているようです。
早く元気になってよかったです。

 
 池先生、オチャメな感じで・・・。パチリ。

 この日の料理は、身体にいいものばかりでした。
お酒とたばこ以外は・・・。
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土門拳賞

2014年05月08日 | 日常
 今年、「第33回土門拳賞」は桑原史成さんの「不知火海」になりました。

カンボジアに同行以来、何かと交流のある偉大な写真家、桑原さんの写真展。

   

 銀座ニコンサロン 2014年5月7日水)~20日(火) 10:30~16:30

その他、特別企画展
東京駅新東京ビル アートスペース丸の内 6月28日まで
         快晴堂フォトサロン  5月23日まで  6月2日~23日 第二弾

1956年、船大工の田中さん夫婦の娘4歳は、突然、箸が持てなくなった奇病におそわれた。
やがて、妹も同じ病に苦しむようになる・・・。

ここから始まった水俣病の半世紀に及ぶ取材の数々。そこから見えてくるものは、34歳で病になり死ぬまで病院での闘病生活が続く。また胎児性の患者である子どもは若くして亡くなっている現実。
そして、今も病気に苦しむ人たちや、認定を待つ人たちがいること・・・。
母親は私の体から子どもが水銀をもって生まれてきたと嘆く。
その子供は「宝子」と呼んで大事に育てた・・・。

写真の中に出てくる家族、寿子さんのこと、松原久美子さんのこと・・・。

同時に半世紀に及ぶ取材は政府関係者や裁判の様子までみることができる。

桑原先生の半世紀にわたる取材にあらためて感動します。

 
私が会場にいるとき、ちょうど伊奈喜久雄先生が来場・・・。
これはすごいメンバーですよ。
伊奈先生のお父様である「伊奈信夫賞」を桑原先生はいただいているわけで、偶然ですね。

 

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連休(2)

2014年05月06日 | 日常
 写真展
「下岡蓮杖」 東京都写真美術館 企画展 没後百年日本写真の開拓者
       写真が初めて発明されたのが1839年、1843年にはオランダ船で日本に伝わってきた。
       1848年にはあの有名な「島津斉彬」の写真が撮影されたわけです。
       
絵師であった蓮杖は写真を見たとき、この方法で肖像画ができたことに感動して、写真の勉強して肖像写真を撮るために写真館を作って活躍をはじめます。
今回は年号が定かではないが、文久3年から明治初年から9年ごろの作品が多く、見ごたえがあった。
フィルムのもとになる乾板も、アンプロタイプや鶏卵紙など塗布する薬品によって様々でした。

「黒部と槍」 冠 松次郎と穂刈三寿雄 二人展 東京都写真美術館
 
     大正時代から昭和の初めに活躍した山師の写真。北アルプスの山々、黒部峡谷、
     これは山好きな人は必見の写真群。

次は 東日本大震災から被災地を見つめ続けてきた3人のフォトジャーナリストによる写真展。
 タワーレコード渋谷店8F

 渋谷敦志、佐藤 慧、安田菜津紀さん、それぞれが違った個性のある写真で、現状を伝えています。
安田さんとはカンボジアつながりもあり、以前から知り合いだったことから2回目の写真展訪問です。

 
その活躍がすばらしく、いまはサンデイモーニングにも出場するなど、若いが経験豊富な写真家です。

当日、ご主人の佐藤さんも紹介していただき、ひとときでしたがお話しでき、有意義な時間でした。

もうひとつは
 現代写真研究所の本科の皆さんの修了展 「一会 ichie」

これはカンボジア撮影ツアーに参加された赤松さんから案内状が届き、是非いらしてくださいとのこと。
彼女は昨年の「視点」にもカンボジアの写真が6枚組で入選され、とても熱心な方です。
さすが修了展だけあり、銀塩モノクロあり、デジタルあり、それぞれがテーマらしきものを持って自分の思いを撮影されていた。
指導の先生があいさつの文の中で「写真は自分の生きてきた経験や人生の深さが出る」と書いてありました。

写真展に出かけ人の写真を見ることは、本当に勉強になるし「私もがんばるぞー」と元気づけられます。





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連休(1)

2014年05月05日 | 日常
 会社にいた頃は、ゴールデンウイークを利用してよく海外へ出かけた。

年休を続けて取らなくてすむことや、仕事も連休中は暇になるなど条件を考えてのことだが、当然、この時期の旅行代金は高くなる。
多少、費用がかかっても職場の人たちに迷惑がかからないということで決めたが、そんな時期もあったんですね。

今では、ゴールデンウイークは混雑をさけて出かけないことになってしまった。
毎日が自由になると、どう時間をつくろうかと考えなくて済む・・・。
しかし、なぜか働いていたころより頭を使わないとできないことが多くなった・・・。 おかしいですね。

そんなわけで、この連休は頭を使うことや写真展へ行くことにした。

写真展は

 「鎌倉 漫ろ歩き」 伊奈喜久雄氏   私が写真を始めた頃、7年間、お世話になったグループの講師。
とても品格のある先生ですが、主に東武カルチャーの指導やコンテストの選考委員をされてきた先生です。
御年85歳になられたとか・・・。とてもお元気そうでした。
先生曰く「写真展するぞ」と決めてしまうと、準備に向かって走り出すのだそうです。

 「壁に閉ざされた誇り高き子どもたち」パレスチナ  ハービー山口氏
 -国境なき子どもたち(KnK)写真展2014ー
ハービー先生は若いころ10年間もロンドンで過ごし、ジョセフ・クーデルカとも知り合いのようです。
写真集と同時にエッセイストでもあり、今、CMでも活躍中の写真家です。

今回は、モノクロの作品群で私たちにパレスチナの若者や、子どもたちの現状をやさしく伝えてくれました。
同じ民族がなぜ分断されるのでしょうか。その壁の高さは5メートルもあるとか・・・・。

子どもたちは無限の可能性を持っているもの、子どもたちの生活や文化が、未来への希望が閉ざされてしまうような気がしてなりません。

そんなことを考えさせられた写真展でした。

空いている日は、写真を部屋中にひろげて、並べなおしたりひっくりかえしたり、現像をし直したり・・・。

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クラス会幹事

2014年05月01日 | 日常
 先日、高校時代の友達と会って食事をすることになった。

一年ぶりの再会だが、世田谷、練馬に住んでいる彼女たちとは、会おうと思えばすぐ会えるのですが、なかなか腰があがらない。
でも実はどこかに食事にでも行き、遊びたいのが実情・・・。

今回、クラス会の幹事を仰せつかり、どうしても場所を決めたり、宿を予約したりと必要に迫られた結果です。
私たちの高校は女子高ですが、毎年クラス会なのに、20名は集まる。

せっかくなので、新宿京王プラザホテルに決めて待ち合わせ・・・。

ここには昔ニコンサロンがあって、感動した写真との出会いが沢山あったところ。
いまはすっかり変わってしまいましたが、懐かしい思い出やらで長時間の食事タイムになり、積もる話に花が咲いた。

   
 すっかり、写真を撮るのを忘れてしまい、表に出てからパチリ・・・。
通りがかった女性にシャッターを押してもらいました。


料理やらパンフレットやら、コーヒーもおかわりしたのに・・・。

あ~あ! 店を出てきてから、写真を撮れば良かったわ・・・と後悔(笑
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