足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

急な寒さ

2024年11月19日 | 日常
突然の寒さですが、今の時期は寒暖の差が大きく天気予報もあてにならない時があるので、自律神経を狂わせる人が多いらしく気を付けないとね。

もうすぐ旅行写真家協会の展示が始まります。
コロナ以降カンボジアへ行くこともままならないので、と言うのは体調があまりよろしくないという事です。
でも、何とかやらないとね。
旅写展もどうしようか迷ったけど、来年3月には個展も控えているので美味しいものでも食べて頑張ります。

旅写展は安曇野の写真を展示します。
安曇野は昔は安曇平と言われていたけれど、臼井吉見さんの安曇野を舞台とした大河小説あたりから安曇野と言われるようになったと言います。
私もこの小説で感動し安曇野の通うようになりました。

旅のドキュメント 11/21日~27日
ポートレートギャラリー 四谷駅から4分

  グループ展です。

今年はどんな場所で、どんな人々と出会い、取材してきたのか私も楽しみです。

私は安曇野の野菜農家の飯沼さんの畑と11月の柿などを展示します。
 



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カンボジアの尊顔

2024年11月08日 | 日常

私がカンボジアへ行くことになった最初は、写真家 BAKU斉藤先生の遺跡を巡るツアーであった。

ごく当たり前のようにいつもの海外旅行の続きであった気がする。

特に興味があったのは、どんな人々が昔こんな遺跡をどのように作ったのだろうという単純な動機からだった。

ところが歴史を知り、深くかかわる度にどんどんと深みにはまっていったことに間違いはない。

先日、そのBAKU先生からご案内をいただいた。

よろしければ、皆さんも是非アンコールワット、バイヨン遺跡などの尊顔をあらためて鑑賞してみてください。

 

その後、私はシェムリアップ州を中心に沢山の村を訪ね、多くの人々と知り合いになった。

 

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写真家仲間の写真展が続く

2024年10月30日 | 日常
9月、10月は写真家仲間の写真展が続いた。
写真展に行くと「元気が出る」私はいつも唸る・・・参った・・・(❣)
 
ひとつは
ニコンギャラリーで東京、大阪と巡回した山口規子さんの「KIKORI」ー木は長い夢を見るー
何気なく見ている森だが木を守る人々がどのようにして植林から大きく育てているかを素晴らしい作品でドキュメントした写真展であった。
二つ目は
熊切大輔写真展 「遠雷」雑司ヶ谷にある「鬼子母神本堂」で行われた写真展で、参考になったのは、子どもの頃暮らし、実家がある街の祭りを、そこにある場所で見てもらう事。
テーマを我が街にしたこと。そこの街の神社というか鬼子母神は寺?になるのか、再発見です。
 
私は以前、いつも通っている安曇野の写真展を松本藩の御囲蔵を福源酒造㈱に移築したギャラリーで展示したことがあった。
「福源酒造御囲蔵ホール」だ。地元の皆さんにすごく喜んでいただくと同時に写真も写真集も大分売れた気がした。
メーカーギャラリーだけを目指していると、写真展が出来なくなることが多い。
ここでひとこと言わせていただくと、ギャラリーの意にそぐわない内容だと決まってからでも後で没になったり、肖像権が変に広がってスナップだけではなく勿論、車のナンバーやら、家や店の佇まいの撮影にも広がっていく。今は当たり前の写真家の心構えのようになっているが、この状態は年数が経つと、この時代の暮らしや風俗の写真が残らなくなる。
考えさせられる写真界の風潮です。ただしお断りしてしっかりと取材することで解決はするのですが、ながら撮影はダメだという事なのだろうか。
 
最近では横木安良夫さん率いるグループ展「TOKYO STREET SNAP 山手線周遊」を拝見したが見事なスナップ写真の連続。横木さんと初沢亜利さんの対談も聞いたけれど、全く問題にもしない。見るなということに等しいようだ。
ちょっとあちこち飛んだけれど、最近の出来事からです。
 
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10月

2024年10月25日 | 日常
10月とは思えないほどの気候。
9月の終わりから10月は私事で忙しい日々が続いた。
今日久しぶりにブログを開くと、ず~と更新していない。
COVID-19に感染してから、後遺症だと思うが余り体調がすぐれない日が続いて血液検査をしたり栄養に気を付けたり大変なことです。
でも、体調も徐々に戻っているので普通に運動して仕事もして、お付き合いもして身体がだるいという事も全くない。
元気の出る音楽を聴いたりもするが、1日カメラを持って外出しないと、身体がムズムズしてくるから不思議です。

撮影会、モノクロフィルムのデジタル化の講習、旧職場の仲間たちの食事会、お付き合いしている写真家の写真展、写真クラブの例会。伊藤知己写真賞の選考会、2025視点委員会と挙げればきりがない。

  
  銀座の柳も緑が深まる。  秋のひまわり。

   

   
 10月の撮影会で皇居東御苑で江戸城を作っていた石垣の不思議を改めて観る。400年も前からの歴史が刻まれ、石の声を聴いてきた。 



 
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写真集の紹介

2024年09月27日 | 日常
空気が突然のように違ってきた。
読書の秋と言うけれど、いつも読み切れないで置いてあるだけのものが溜まっていく。
でも欲しいものは、買ってしまう。
目標はとりあえず3冊は読みたい。
ひとつ紹介したいのは、今までず~と撮ってきた写真を思い切って写真集にした人がいた。
 
  
 
 實川廣司写真集「東北地方の湯治場」1970-1979

チラシにはこんな言葉が添えられていた。

  平安、戦国の昔から庶民の暮らしに根付いてきた湯治。
作者が1970年代に10年間にわたって東北地方の秘境・秘湯に通い、
  湯治客と交流ししフィルムに収めた貴重な記録である。
 今や幻となった湯治文化がこの写真集の中に息づいている。

2024年5月15日発行 B5版変形 モノクロ92ページ 3300円税込み

  

是非、見ていただきたい。面白さと時代がわかる出版物です。
皆さんの中にも、眠っている写真はありませんか。


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夏の終わりに

2024年09月20日 | 日常
いつまでも暑い日が続き、所によっては豪雨、先日八王子ではゴルフボールほどの雹が落ちてきた。恐ろしいほどの地球温暖化だね・・・。
北半球からの冷たい空気と海の暖められた温度がぶつかっているとニュースで言っていた。
人類は本当に何処に向かっているのでしょうか。
一人の力では何もできないが、そのことを認識しながら生きるのとのほほんと何も考えずに生きるのとは違ってくると思う。
皆な少し手を休めて、考えてみたらどうだろうか。

2023年の現代写真研究所の年度賞に輝いた写真集は尾辻ゼミの髙橋美穂さんの写真集「MINDSCAPE in the woods」武蔵野・狭山丘陵 
   
 東京印書簡2700円+税 
  出版 現代写真研究所 03-3359-7611

武蔵野台地の東西11キロ南北4キロの狭山丘陵を8年間撮影した素晴らしい写真集だ。ここに出てくる植物、生物の世界と命の誕生、壊れ逝く台地の営みが細かく描写され、文章が素晴らしい・・・。英訳文が前後に付いている。
森の営みの不思議さが伝わってくる。写真の一枚一枚が訴えてくるものがある。
講師の評、環境問題の古典「沈黙の森」のレイチェル・カーソンを思い起こさせる写真集だとのこと。

やがて、段々とこういう場所も人間たちによって或いは自然の天候によって崩れて無くなっていくのかと思うと、雑木林や自然が大好きな私としては残念でならない。
 
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赤羽駅から志茂街道

2024年09月16日 | フォトクラブ
赤羽は以前から面白い街だと思い、今回も行くことにした。
同じ街を歩くことで、同じだからという発想は残念と言うしかない。
暑くて東京は35どでしたが、決して同じ気づきで同じ写真が撮れるわけでは無い。
街を歩くことは、その街とお付き合いをする事でありお友達になって色々と情報を仕入れることで、写真を撮る楽しさを実感することです。
  種屋さん、懐かしいゲーム機に子どもたちが集まる。
今回は中央道リの子どもたちが集まる「種屋」という歴史ある駄菓子屋さんを通り、赤羽岩淵から志茂街道に抜けて荒川の赤水門まで行ってきた。
この辺りは徳川御成道とも言われるところで、徳川家康が日光東照宮に祀られ、それ以来、赤羽辺りは裏道と言われ岩淵あたりで一泊したという話があり、今でも寺は多いし古い町並みが続く。
   
 途中で6年振りだという町内の夏祭りの日で、昼は子ども御輿が出て、夜は大人の神輿で賑わう。
ちょうど帰りの時間に駅前は大人の御輿で賑わい、残って撮った人もいた。
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個展に向けて

2024年08月28日 | 日常
 コロナ禍の間、悶々としながら自分の街を歩いた。
今回はそんな記録を個展に向かって、準備をはじめた。
外出が自粛されたなかで、どう過ごすか、社会が大きく変化してきた中で常に撮影をどこにしようかと迷っていた。
 
我が街で、特に有名な場所を記録するわけでもなく、川沿いを歩きながら四季を感じ小さな鳥たちに慰められ、人々の暮らしの欠片を追いながら勇気を与えられた散歩だった。
持っていくものはカメラ一台、他には何もない。
人が見過ごしてしまいそうなところに、暮らしのドラマが潜んでいるような気がして写欲をそそられた。
   

写真展をするにはその中から60枚、50枚と作品を選んでいく。
そのためには我が街の歴史から、歩いてきた谷地のような川沿いの地形も研究しなければ納得がいく展示は出来ない。
大体40枚に絞り込むこと集中し、人によって違うと思うが2枚の組み合わせをいくつも作りながら、後半は静かに終わっていく・・・。。


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心に溜まった思い

2024年08月16日 | 日常

毎日の暑さの中で、写真撮影もままならないが、ストック作品でSNSに投稿するのも余り好きではない。

フォトクラブのアート展を控えて、自分の作品を選んだり額装したり、そのための買い物に行ったり名札を作ったりの毎日だ・・・。

最近、ようやく「コロナ」の声も聞かなくなったが、コロナ禍の数年間は写真界全体がガラッとひっくり返るような変わり方をした。

写真界ばかりではないけれど、5類の賑わいが戻ったものの前のようには上手く進まなくなった。

今は先ず今まで撮りためた写真をどうするのか、どうしたいのかを考えている。

テーマはひとつは悶々としながら歩き、改めて見直した我が町の写真だ。

歴史的な事、武蔵野の面影を残しながら地形的には谷地のような谷間に川が流れている。

2000年から、ここはいつもの散歩道になった。

文化人が多かったこと、いまでも農家を引き継いでいる人たちがいることを思いながら、撮ってきた写真は普通の何でもないところだ。

私自身はなんでないところに見逃せない人々の息づかいや暮らしがあると信じている。

名所、旧跡だけが写真ではない。背伸びをしない、そして自分の「思い」を表現できたらいいなあと思っている。

       

   路地の猫                         ラベンダー 

 

  

  白いキュウリ        ブリキの家

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新橋撮影会

2024年07月20日 | フォトクラブ

7月の土曜日の撮影会。今回は山手線「新橋駅」に集合。

この暑さの中でテーマは何だという事になるが、熱中症の心配もあり余り無理は出来ないので距離は短めに設定した。

とにかく暑い。33度はあるだろうか。「暑さを撮る」ことだろうが難しいテーマだ。

新橋と言えば、JRのSL広場だが、線路沿いの通路でいつも靴磨きの店を出している小母さんがいたが、今回は姿が見えない。

この暑さだからと思いつつ、姿が見えないと何となく気になる・・・。

   

日比谷口の駅前のニュー新橋ビル。今回はコロナ禍で開かれていなかった野外将棋が4年振りに復活していた。

ここでは近隣の人から会社員、子ども、女性まで将棋を楽しんでいた。

新橋ビルは思い出も多く、4年前はカンボジアから帰国した友人と古い安いという恰好な店で何時間も飲んだくれた記憶も新しい。

多くの店がひしめく雑居ビルになっているので、帰りはここでお茶したい。

   

 

   烏森神社

路地を行き来しながら、烏森神社によって新橋ビルによりコーヒーを飲んで、有楽町までガード下を歩いた。

  

すっかり整備されて新しくなったガード下の店も面白い。

帰りは改修まじかな「帝国ホテル」に行き山岸伸さん、佐藤倫子さんの写真展を見て帰った。

終了後は私は快晴堂フォトサロンへ直行、佐藤仁重先生の「日光」写真展会場へ直行。久しぶりの風景写真でした。

佐藤先生と情報交換、おしゃべりが楽しかった。

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川沿いを歩くその2

2024年07月01日 | 日常

川沿いを歩きながら、様々なことを考える、原稿の文章や突然思い出して携帯でラインをしたり、自由なことはこの時だけかもしれない。

  

 

  このお婆ちゃんが暑い中どこかへ行くらしいので、「暑いので気を付けてください」というと、団地のそばのバス停までと行くというので、お話しながら歩く。

  

  今日は川の反対方向を1キロ歩いて撮影。

 

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暑い梅雨

2024年06月21日 | 日常

しばらくご無沙汰してしまいましたが、日常の様々な雑用と写真家としての活動を両立させるのは大変な事です。

ひとつは女性であることで、家でもやることが多すぎることかしら。

でも、紫陽花の時期を過ぎて、今年も様々な花の模様や近隣の様子を撮影してきたが、やり残したこともある。

グループ展も終わり、同時に東京都美術館での「2024年第49回視点」展の展示も終了してみると、なんか気が抜けてボケッとしていた。

視点の選考委員として、多方面で活躍する清水哲郎氏、全日写連福委員長の榎並悦子氏との同席できたことがラッキーだったかもしれない。弁舌の内容がさすがであり沢山の写真を選考してきた自信に満ちた2人でした。

振り返るとJRPリアリズム写真集団の代表理事である英 伸三氏、又フォトジャーナリストでもある中村梧郎氏など、そうそうたるメンバーのなかで、仕事が出来たことが今までになかったことでもあります。

 

コロナも5類になって、この時代、日常の暮らし、人々の動きにたいして沢山の作品群が展示されたことは、時代に残る写真展であった。

外部からの評価も高く、日本のこの群像は次回につながるだけでなく、世界的にも評価されるものであるとの声もあった。

最後の表彰式(映像を投影)と、その後の視点パーティには、入選入賞者だけでなく、この視点に関わったプリント会社、額装、展示、2024視点の写真集の編集、そして視点の委員会のすべてにお疲れさまでしたと言いたいです。

 

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川沿いを歩く

2024年06月20日 | 日常

季節は目まぐるしく回っている。

川沿いを歩きながら、今日も一日が始まりあっという間に終わってしまう。

  

  

   

こういう人たちによって川沿いも綺麗に整備されていく。

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黄砂の日

2024年04月19日 | 日常

今日は久しぶりに川沿いを歩いた。

洗濯をしたが、風が強いなと思いしっかりと洗濯ばさみと物干しを止めて出かけたが、帰ってきて物干しから取り込んだ洗濯物に黄砂が埃にようについていて、ちょっと振っただけで驚いた。

仕方ないかもしれないが、地球環境が段々と悪くなってきていることが気がかりになる。

地震大国日本のどこで起こるかわからない地震も気になる。

今日は歩いていても東京は桜は終わり、八重桜が少し残ってはいるものの、ひとつの春に時期が終わった感がある。

でも、緑の芽吹きは素晴らしく様々な緑と草むらも華やかさを演出してくれる。

春はやっぱりいいなあ・・・。

先日は藤の花が満開だったが、今日はハナミズキとツツジの花が同時に咲いている。

季節がひとつ前に進んだ感じなので、私もひとつ前に進まなければ・・・。

     

まだ残っていたコブシと2色の花

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3日見ぬ間の桜かな

2024年04月15日 | 日常

今日も暖かくなりそうです。

  

出かけたいと思いながら、パソコンの前に座って、どこから先に手をつけるか、日にちが迫っている順にかたずけたい。

そして、早々と歩きに行きます。

歩くことが健康保持の一番の秘訣かもしれません。

歩かないとストレスが溜まっていくだけ・・・。

昨日は楽しい出会いがあった。3年間カンボジアへ行くことができなかったが3年目に行く直前で高熱が出て、直前であきらめたことがあった。

その時に会う予定の現地旅行会社の佐々木さんが帰国していて、中野で会うことになった。

現地の馴染みの皆さんも相変わらず元気はあるが、観光客も以前のようにはいかないので、ここは我慢して時期を待ちながら行動は起こしていくことを、お互いに確認した。

今までの事やコロナ禍でなかなか仕事が進まないことなど話しながら、まだ話したりないと思いながら後ろ髪惹かれながら帰ってきた。

中野の桜はすでにすっかり遅れ花になっている。

とはいうものの、コロナの後遺症で、今、余り体調は良くないので余り話したくないことも色々話してすっきりした。

 

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