足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

日光御成道

2020年11月04日 | 日常
 担当している写真学校の写真室の生徒と、再び赤羽岩淵付近の街を歩くことになった。
同じ街を再び歩くという事は、見えてくるものも違うし、内容も少しづつ充実してくる。

「日光御成道」は徳川家康の没後、1617年、2代将軍秀忠の一行が日光へ行く際に、最初に通ったと言われる脇道のことです。
赤羽岩淵宿に宿泊、現在の埼玉県幸手手前で日光街道に合流したと言われています。

現在は荒川から岩淵、赤羽駅まで幅2メートルほどの細い道だが、まだ営業している風呂屋があったり、赤い肌電球が家々の玄関を照らす。
古い神社や庚申塔があり、家々の前には季節外れの植木の花が綺麗だ。

歩きながら「松尾芭蕉」の「奥の細道」をイメージした。
旧日光街道も旧東海道も、今ではこんな細い道は無くなり路地に入ると面白い情景にぶつかったりする。
車がやっと通れるほどの日光御成道は、私がもっとも好きな道かもしれない。

   
 現在も地元の人が訪れる風呂屋。    江戸時代の庚申塔。

   
 風呂屋の煙突。     横道に入ると肌電球の家々が並ぶ。

   
 駅に近づくにつれ、ビルの間に見えるモルタルの家。   水神社。

 
コメント
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