足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

幼老託児所「くりの木」

2008年05月30日 | 安曇野
安曇野に出かける度に、いつもお世話になったティーサロン「野花」。桜のころはサクラコンサートをしたり、私の写真を展示してくださったり、野の花の絵画展を開催したり、写真集を販売してくださったりとお世話になりっぱなしでした。しかしこの度、兼ねてからお年寄りや子供の面倒をみたいという念願が叶い、「くりの木」という幼老託児所を開設した。安曇野にはこだわりの人生を歩む人々が沢山集まっているが自分の人生をお年寄りのお世話にささげたいという人はいるだろうか。NPO法人として出発したが成功と発展を心から祈りたい。
 以前、安曇野で毎朝、5時から畑に出ていた元気なお年寄りと知り合いになった。ある日、猛暑の夏が終わった秋口に高血圧で倒れてしまった。老人ホームを転々として今はどこにいるのかわからなく残念でならない。一人暮らしの老人が増えているなかでこういう施設は大きな力になると思う。

今日は私の写真の中から一番気に入っている一枚(全紙)を額に入れてどこかに飾っていただけたらと心ばかりの贈り物をしてきた。頑張ってほしいという思いを込めて・・・。
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安曇野の平安堂書店

2008年05月29日 | 安曇野
今日は安曇野で知り合った農家を訪ねながら安曇追分駅まで40分ほど歩く。そこから大糸線で柏矢町まで行き、高速入り口にある平安堂書店へ行くことにした。途中、プラザ安曇野に寄ったり、細いワサビ田への散策路をウロウロ歩きながら昔と大分変ってしまった風景にちょっぴり寂しさを感じる。3時間ほど歩いただろうか、疲れて座り込みたくなったころ、平安堂書店に着いた。この書店に私の写真集「安曇野歩歩記」をお願いしている。ぼちぼち15冊も出ただろうか。副店長の丸山様は応対もよく対応してくださった。無名の写真家の写真集なんてなかなか売れないものだ。これはボヤキ・・・。でもいつまでも家に積んでおくわけにもいかないので売らなければね。自分で言うのもおかしいけれど、安曇野が故郷の人は懐郷の思いで、また写真を撮る人には参考になる本かもしれないと思っている。なぜかというと安曇野で暮らす人々が沢山登場する。人々の暮らしがあっての風景だと思っているからだ。また写真編集に於いては右に出る写真家はいない英 伸三先生に目を通していただいている。

どんよりと曇った空に常念岳は霞んでいたが、今日も歩いた歩いた一日だった。
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安曇野 有明美術館で

2008年05月28日 | 安曇野
安曇野の写真を撮るようになって15年になる。山好きな夫が5年近くかけて小さなログハウスを造った。そこを拠点に白馬の方まで足をのばす。6月の安曇野は田んぼの早苗がしっかり根ずいて、地元の人々は畦の草を刈りあちこちで煙があがる。静かな田園風景が続き、たくさんの野花や育てた庭先の花がとてもきれいだ。

 我が家から雑木林をぬけてゆくと、しっとりとしたたたずまいの有明美術館がある。久しぶりの訪問で話がはずむ。
最近の写真展、マリオ・ジャコメッリのことを話した。イタリアの写真家で1950年から活躍し、2000年に没した。
やがて必ずくる生と死をホスピタルの老人をドキュメントで表現している。あるテレビ番組の日曜美術館で、作家辺見 庸が解説していたのだが、百聞は一見にしかずと言うことで実際に作品を見ることが感じる心につながると話題がはずむ。
美術館の松村 英さんは若いころは写真家、林忠彦氏や秋山正太郎氏とも交流があり、林忠彦氏との古いツーショットの写真も見せていただいた。
楽しいお話ができ、たまには写真を撮らずにおしゃべりもいいかな。そしてゆっくりと緑の雑木林の中を散策しながら、次の目的地、幼老託児所「くりの木」を訪ねることにした。
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モノクロ写真

2008年05月22日 | 日常
ある公募写真展にモノクロ5枚組のカンボジアの写真が入選した。特別な賞に入ったわけではないので、どうということはないのだが一日かけて半切サイズにプリントし、ライカ半切の木枠にパネル張りをしなければならない。印画紙は普段はオリエンタルFBⅡを愛用しているが、今回はレンブラントG2で焼くことにした。
私の手ごたえとしてオリエンタルより軟らかい感じで仕上がる気がする。
10枚で仕上がったのは良かったが、3枚も焼いてしまったコマや1枚で済んだコマもある。写真は科学だからと思いながら撮影、現像、プリントのどれが悪くても結果で出てくる。勉強、勉強とあれやこれやと試してみている。アンセル・アダムスは「フィルムが音楽の音符であるとして、プリントは演奏に匹敵する」とか。なるほどいかに魅力的な演奏ができるかだ。写真界はデジタル時代に入って大分経過しているが、なぜかモノクロが楽しくてしかたがない。
お正月タロットゲームをする子供たち。クリックしてみてください。

そうかといってデジタルも撮らないわけではない。まだ遊んでいる程度かな。遅れないように・・・。
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孤児院のポストカード

2008年05月17日 | カンボジア
 昨年、「カンボジアの子ども」写真展を開催、皆さんからスナダイ・クマエ孤児院へのカンパを沢山いただきました。あらためて心よりお礼を申し上げます。現地の皆さんと相談して、また新しいポストカードにすることになりました。絵柄を選び、版下を作成、切手面にタイトルをつけて入稿するのだが、小さなところで時間がかかりなかなか上手くいかない。出来上がるのを楽しみに日々努力するのみ。ちなみに7種類7000枚の予定だ。
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写真の日に向けて

2008年05月17日 | 日常
(社)日本写真協会では毎年、6月1日を写真の日とし、昨年1年間で活躍した写真家や団体などが表彰される。また数々のイベントが計画されている。
「写真の日、記念写真展」「1000人の写真展」「アジアの写真家たち」として今年はシンガポールの写真家を招き作品を展示することになっている。私も少しお手伝いをしているが、1000人の写真展は誰もが参加できる写真展だ。私もカンボジアのモノクロ作品を選んで展示することにした。
写真の展示などについては、主なギャラリー、プロラボなどに情報がありますので
ぜひ見に来てくださいね。
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デジタルで撮る

2008年05月17日 | 日常
 今日は次女が子供を連れて遊びにきた。9ヶ月になるがはいはいをしたり、立ち上がって伝い歩きをしたり、何でも口に入れるので目が離せない。カメラを2台抱えて写真を撮った。台紙も買ってきて入れてあげようと思う。初節句だから洋服を少し買ってあげて可愛いねと「婆ばか」をしている。普段はフィルムだが今日はニコンD200を出してデジタルで撮ってみた。デジタルは確かに便利で素晴らしいが、画像が平たんになる気がして作品にはあまり使わない。今はデジタル時代に突入して何年も経っているからどんどん製品や環境が良くなっている。遅れないようにしないとと最近はときどき使っているのだが・・・。

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水中写真を見る

2008年05月12日 | 日常
いろいろな写真展を見ることは私の楽しみのひとつになっている。見て勉強し、見ていただいて勉強し、また見に行く。今日はあの有名な中村征夫先生の「命めぐる海」に出かけた。
有料なのに大勢の人で会場が埋め尽くされ、写真も魅力のあるものであった。
ジープ島、紅海の魚たちなど別の世界が広がっていた。写真を楽しんでいる感じがいっぱいの写真展であった。また先生が地球の危機の話をされ、温暖化の危険を皆さんの少しづつの行為が生物たちを救うし、人間も救われるという話は、私も思わず「そうです。そうです」とうなずいたトークでした。

帰りは神田明神のお祭りの神輿が日本橋を練り歩き、私もパチリと3本ほど、モノクロで撮影。車を止めながらの行進は御神輿の見事さで納得のいく感じがしました。
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写真展拝見

2008年05月10日 | カンボジア
コニカミノルタプラザに於いて、カンボジア カンポンブロック村の写真展が開かれている。この村はトンレサップのそばで暮す水上生活者の人々の村だが、撮影者の山田脩二さんはカメラマンから瓦マンになったというユニークな方だ。会場に隙間なく飾られた白黒六つ切りの写真と、家々を実測して作ったという実測図が細かく、これも会場に大きく広げられていた。今日は「それぞれのカンボジア」というトークショウが開かれた。

トークショウは写真家の藤井秀樹氏とBAKU斉藤氏が参加され、それぞれのカンボジアにかかわった成り行きを話された。ゆかりの深い人々が集まり参考になるトークであった。
山田さんは飛行機で見た村の光景が印象的でここへ行こうと決めたという。
藤井先生は創立当初からの小児病院とかかわり、その写真を撮った。
BAKU先生は遺跡救済チームに参加され、遺跡の神王の顔をとりつづけた。
それぞれ未だ謎の多い遺跡の魅力と、そこに住むクメール人に魅力を見つけている。長い内戦を知らない子供たちは、素朴で底抜けに明るい。私も長くカンボジアに惹かれる理由である。
勉強になる一日であった。
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カンボジア 人気歌手来日

2008年05月03日 | カンボジア
さわやかな5月の連休、在日カンボジアコミュニティーの主催で初めて日本にカンボジアの有名歌手が訪れた。長老で人気の高いサン・シスさん。カット・ソキムさん。カット・チャンルーンさんなど人気のある面々だ。私も友人に誘われ参加したが驚いたのは、在日カンボジア人がかなり多いということだ。難民で日本に来ただけでなく戦後来日して働いている人もいる。
音楽の演奏もカンボジアの人で、みんな音楽に合わせ踊りを踊る。調子のよい単純な繰り返しなのだが踊りだしたら止められないような不思議な力がある。音楽が止まるとようやく踊りも止まる。音楽が始まると踊りも始まる。
4月にカンボジア正月を現地で過ごしてきた私には、村のおかみさんというか、女性たちの歓迎ぶりが忘れられない。
会場で久しぶりにアンコールビールを飲んだ。現地では離せなかった忘れられない味だ。5%でしっかりしたすっきり感のあるビールだ。カンボジアが好きだという実感を再認識した次第だった。
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