足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

2月の撮影会

2021年02月24日 | 日常
 2月は撮影会が2回、コロナ禍とはいえ注意しながら街を歩く。
個人的には散歩しながら、「我が町」の川沿いを歩いて、運動不足の解消しつつ、作品作りをする。

  

2000年からモノクロで撮影を始めた「西新宿」、そのままになってしまった作品群は西新宿は今ではお蔵入りになっている。
写真を撮る者にあらずです。
西新宿で都市計画の中で出会ってきた何人かの皆さんとは、それぞれが引っ越しをして所在がわからなくなっている。
歴史の古い新宿は昭和の初めまで野菜畑があり、成子天神には市場が出来て野菜が並んだという。
取材中に江戸時代の陶器が発見されて、今では新宿区の資料館に収蔵されていると思う。
青梅街道沿いは置屋のあったため、そのために水子を入れた甕が見つかったこともあった。
開発前にそこの住人からは、土地を何人かの叔父と共同名義にしていたため、立ち退きの際にはすべての了解と印鑑が必要であり、その調査は見知らぬ叔父の子孫にまで及び押印が大変だったと聞いた。

  
 まだ残る素朴な街並み。

周りはきれいなビルになり、新しいマンションが立ち並ぶ。

今回は開発が進んでいなく、まだ残る街並みを歩いた。

もう一つは2021年「浅草」新春の撮影会。
学校の授業も休校になり中止になったので、合評の時間を2月の写真室の授業として撮影会とした。
誰もいない浅草、車屋さんも暇そう、来ている人も超少なく空いている店は店主が奥で電卓をたたいている。

  
そんな姿にコロナが早く収束に向かい、もとに戻れるようになることを願いばかりだ。


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撮る選ぶ見せる

2021年02月18日 | 日常
 コロナ禍での写真活動も、不織布マスクを2枚重ねで使用しながら、今も元気に毎日を送ることが出来ている。

この時期に写真をどうまとめるかを自分自身に宿題にしていこうと、部屋中に写真を並べて入れ替えたりはずしたりを繰り返している。

 
月日の経つのが恐ろしい気がしてくるのは私だけだろうか。

発売されてすぐにNikon-Z7を買ったが、今は同居人がほとんど使っているので、私はOLYMPUS-EM1 MarkⅡに24-80F2.8が、街歩きにはちょうど良い大きさで便利です。
昨年暮れに発売されたZ2シリーズを手に入れようと考えていたが、特に不便なこともなく都内の街歩きにはオリンパスで充分です。
あまり外出もできないし間に合っているので、欲しいカメラを買うことは後回しになってしまった。
安曇野での取材はやはり、フィルム時代の1996年頃発売のF5カメラと三脚を抱えて、私は満足していた。
デジタルになってSonyのミラーレスを遊びで使っていた。
次々に形を変えて発売されるカメラの魅力にとりつかれながら、現状維持を保っている。
写真は良いカメラを使うと気持ちがハイになるが、だからと言って作品はカメラでは無いので、負け惜しみを一言添えて一番使いやすいものにしたほうがいいです。
そういう点では、プロ用の大型カメラは重いし、スナップ撮影のような軽やかに動いて飛び回るような撮影ができないので、撮影する被写体により使い分けるようにしないといけません。

  
  今の時期は夏みかんが家々の庭をにぎやかにしている。

写真の大事なことは「撮るー選ぶー発表(見せる)」で完結します。
写真室の授業も「撮影」はしたもののどう選んだか、自分の気持ちに沿って選ぶことが大事です。
撮影は都内の街歩きがほとんどですが、知らない街で直感的に感じた何かが、今日の撮影のテーマのヒントになっていく。
撮った写真は必ず記録として残ります。それが大事なことなのです。

  
 10年前はモノクロで西新宿を撮っていたが、都市計画の中で開発が進み、今は空き家が多くなった。

2月は2回の撮影があり、それぞれが楽しかった。
「コロナ禍の街」は、きっと良い機会になるでしょう。

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