足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

2019カンボジア撮影ツアー

2019年08月07日 | 日常
 今年で8年目を迎えた「カンボジア村をめぐる撮影ツアー」は催行決定となりました。
11月14日に出発の予定です。
いつも思うことは、カンボジアを知ってもらうこと、自分の眼で見た写真にこだわって、感動を届けられる旅ができたら最高です。
カメラの問題ではなく、あなたの心に響く出来事、伝わる写真を目指して、またグループ展ができたらいいなと思っています。

私は以前、風景写真のフォトクラブで学んでいましたが、ある時、主にドキュメンタリーの勉強する中で、「いままでの写真は全部捨てなさい」と言われたことがあった。
最初から綺麗に撮ること、撮る方法を学ぶと、ある時、真実が写ってないことに気が付く。
中身がないというのに気が付いた。
「では綺麗に撮れなくていいの」と言われると「そういうことではない」・・・。
そんなことを自問しながらの日々であったが、ようやくその意味がわかったのは、だいぶ後になってからであった。

被写体の前では、風景でも花でも、スナップでも、みんな無防備になって集中する。
当たり前のことですが、これは何かという疑問を持ってみることが大事なこと。
撮影後でもいいから、シャッターを押しただけで、「いい写真だ悪い写真だ「」というのではなく、被写体のことを説明できるといいと思います。
グループ展が終了し、リピーターの皆さんはより深くカンボジアを知ってほしいし、新規参加される皆さんは、自分の心で感じたこと伝えられるような写真を目指してほしい。
目の前にある現象にとらわれることなく、みんなが撮るからではなく、暮らしの中で感動する部分に目を向けて、シャッターを押してほしいな。

それは人から言われた写真ではなく、雑誌に出てくるような綺麗な写真でなくても良い。綺麗に撮れたらもっと良いですが、伝わる写真がいいですね。
特に知っている場所ではなく、後発発展途上国と言われるカンボジアだからです。
長い内戦が人々の心を、ずたずたにして知識人と言われる人がいなくなってしまったこの国にとって、復興が遅いのは当たり前です。
しかし、いま、戦後生まれの若者が国を支えている。自国の歴史も知らずに教育も充分ではないが、確実に前に進んでいることは村でもかいま見ることが出来ます。

しかし、発展段階において、開発は町からはじまるので国民は不満を持ち、政府は弾圧を繰り返すのが現実となっている・・・。

 
 写真集「里の民」2018年出版より、 雨期に入った「戒律の日」お婆ちゃんたちは「雨安吾」の大蝋燭が寺に設置されたので、みんなで埃の道を寺へ行くところ。
頭にはクロマーと呼ばれる綿の鮮やかなマフラーを被っている。埃よけにもなるから・・・。

11月を楽しみに、私も疲れが出ないようにしていきます。


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暑中お見舞い

2019年08月06日 | 日常
 この頃はひっきり無しに蝉の声が聞こえてくる。
ようやく夏本番となって、うれしい・・・。

 
 カンボジアのティエップという果物。日本名で釈迦頭ともいう。
この写真を撮ったのは、村に伝統舞踊の練習場に行った時のこと。やはり暑い暑い日でした。
甘く、冷蔵庫に入れると茶色になるらしい。

今年の夏は短いが、いつになく暑さが35度と厳しい。この暑さをどう乗り切るか。
フォトクラブの街歩きの撮影会、写真学校の女性教室と暑いけれど頑張るよ・・・。

皆さんも写真を撮りまくってください。
暑さに負けそうなときは、部屋に籠って、写真のセレクト、自分なりに16ページ、32ページの写真集に挑戦です。

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