怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

インゴルシュタットの歩き方⑧化石発掘

2010年08月07日 | インゴルシュタット観光案内
インゴルシュタット中心部から車で約1時間のところにこういうものがある~


ジュラシックパークかな~


眼下に広がる瓦礫の丘陵。
ここはジュラ紀に出来上がった地層だそう。ここから大量のアンモナイトの化石が発見されるのだ。
有名なところでは始祖鳥だ。
一般に公開されていて、発掘作業が可能なのであるぅ~



この掘っ立て小屋で料金を支払う。
入場料大人2ユーロ、子供6~18歳まで1ユーロ。
発掘作業をするためには道具が必要なのだが、その貸し出しもされていて、それは有料。
また、身分証明書の提示が必要なので(グループで一人くらいでいいみたい)日本人だけの場合はパスポートの持参をお勧めする。
のみとハンマー。さあ、出発。


数ミリから1センチくらいの層になっていて、これをはがすように作業を進めるのだ。
むか~しむかし、ここの周辺は浅瀬の海で、だんだんに積もった埃などでできあがっているそう。
間に挟まった海草や生物などの化石を比較的簡単に観察できる。




これはなんと、アンモナイト~。約9ミリくらいの大きさ。
日本から来た友人の子供が発掘したのさ~、A子ちゃん、よかったねぇ~

この日、わたしたちは日本からの友人二人と、その子供一人、合計5人でここに来たのだが、
発掘作業に参加したのは自然科学系の仕事をしていた夫と現職自然科学系友人Aとその遺伝子を受け継いでいるAの長女A子ちゃんの3人。
「かったるい~」
とかなんとか言って参加しなかった残り二人、友人Bと私は文系さぁ~あはは~。
「まったく、差が歴然としているなあ~」
などと言いながら久しぶりの会話を楽しむ友人Bと私。
服や手足を汚したくない人たちにはちゃあんと、飲み物の販売もあるのでご安心を。

この発掘作業、自然科学系人間でなくても楽しめるようだ。
「あのおじさん、近くで自分の子供が泣きわめいていても無視して作業しているぞ」
「手袋にゴム長靴持参かっ!!」「あ、あっちはビーチパラソル持参だぞっぉ!」
「お!弁当までもってくるやつらも!!」
周囲を観察する私たち。この発掘作業、相当に夢中になれるものの様子。

理系三人、なかなか終わってくれない。
「そろそろ昼ごはんに家に帰らないとお義母さんに叱られる」
と説得すると、やっと引き上げを決めてくれたぞ。

道具の返却は水洗いしてから。
ついでに収穫した発掘物も軽く水洗い。

料金所のスタッフは発掘した物の解説をしてくれる。英語もできるので旅行者も安心。
ただし、私にはドイツ語でも英語でもこ~んな古い生物の名前を聞いてもちんぷんかんぷんさ。

Das Museum Bergér(ベルガー博物館)
の施設の一つ、Steinbruch für Fossiliensammler(化石収集のための採石場)
住所 Kinderdorfstraße
   OT Blumenberg
   85072 Eichstätt
電話(携帯電話のみ)0157/73059806
ドイツ語のみだが、ホームページはこちらをクリック。
行きかたは非常に困難、夫も道に迷ったくらいだし。事前にドイツ在住者に問い合わせるといいと思う。
汚れてもいい服装、必須!