のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

レコードを知らない世代

2022年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム

 普通に積雪ですが、湿った重たい雪が降りました。

 昼間のスキー場の気温がプラスの2度。氷が溶ける温度です。なので、表面が堅くなったリフト乗り場の氷が削れました。

 果たしてお江戸方面ではどうなっているのかわかりませんが、流通混乱でカップ麺がなくなるなんてことになるんじゃねぇのか?なんてことを話してました。それでも売れ残るコリアン激辛ラーメン。

 昨日は琉球ひめゆりスノボ隊が非番でスノーボードに乗っていましたが、今日は仕事に戻ったものの、こけまくったのであちこちガタが来たようです。

 Kindleで販売している拙著「猫と座敷童」にはスキー場に働きに来ている人のキャラも織り込んでいますが、学生連中が、「この登場人物はあの人でしょ。」と、見抜かれ、当人には絶対言うなよ!と、釘を刺しました。ばれれば大変なことになる。そのものズバリすぎたかな。

 21世紀生まれには小説に出てくる猫の黒猫の丹五郎が黒猫のタンゴに引っかけられていると言うことはわからないらしく、「鬼滅の刃の炭治郎にちなんでいるのですか?」

 仏門に入った黒猫の丹五郎が戒名黒猫の大和となるエピソードには「宅急便ですね。」と、気がついたようですが、ギャグも元となる基礎が異なると中々通じない。

 結構衝撃だったのが、レコード知らないんですよ。塩化ビニールに溝を刻んで音を出す円盤。

 親の世代がCDで、「爺ちゃんの家にあったのを見たことがあるけど、どうやって聴くの?」

 針が溝の振動を拾って、と、説明するのですが、発明したエジソンがこれをどうやって世に出したか?苦労が偲ばれる。CDや何たらディスクより音の記録が目に見えてわかりやすいと思うけど。

 平成に入った頃だったかな、CBSソニーがもうレコードは作らず、これからはCDだけにすると発表したとき、冗談だろう?って思いました。一年もしたらレコードは姿を消していましたが、その頃になるとコンテンツも少なくなっていた気がします。

 レコードで出ていた音楽をCD化して販売することで制作会社は売り上げがあったのでしょうが、あとは何たらリミックスとやらで、ジータカジータカ鳴っている機械的なリズムに眠たいような往年の名曲乗せてただながしているだけで、いい音楽もなくなってしまった気がします。

 昨今に至っては音楽ではなくノイズですね。

 こんなの聴いて育ってきている若者が不憫ですが、昔の童謡なんか情緒があったなぁ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする