のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

テロかもね

2011年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 モスクワの空港で爆発事件があったようです。手荷物を扱う区域での爆発らしく、多数の支障が出ているようです。
 テロ事件だろうか?国の内外に敵が多いロシアですから間違いなくテロ事件だと思いますが、最近の戦争は国対国ではなく、テロリスト対国家の戦いになっている感があります。
 世界がテロリストを問題視していますが、ロシア革命などテロそのものですし、中国共産党だって革命は銃口からと毛沢東が述べたごとく、テロリストの集まりのようなものでした。
 
 90年代の東側諸国の崩壊を見ていたら、流血で社会主義国家になった国は同様に流血で社会主義から脱出しています。ビロード革命と呼ばれる静かな革命を実現したチェコスロバキアのように、静かに社会主義から脱出しチェコとスロバキアの二つの国に分かれました。
 遠からず中国もテロによって国が分裂することでしょう。
 
 実際のところ分裂したソビエト連邦もまだ旧構成国とロシアのきな臭い状態は続いていますし、国内でも民族問題を抱えています。
 再びロシアが分裂するのだろうか?故に、強硬派の政治手腕が求められているのも現実で、これが更なる軋轢を生んでいるわけです。
 
 学生時代、言論の自由を抑圧すると、テロを持って自らの意思を主張するのが歴史だと教わってことがありますが、虐げられた少数の人たちにとって、テロは自分の正当性を主張する手段というのも事実です。
 無差別テロを容認する気は毛頭ありませんが、覇道には覇道で対抗するのも常套で、人をないがしろにした結果がこうした行為に結びついていると思います。

 戦後日本でも連合赤軍やオウム事件のようなテロと認識してもおかしくない事件がありましたが、あれはないがしろにされたというより妄想に取り付かれた狂人の仕業でしょう。

コメント
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