のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

тихая ночь

2009年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 тихая ночь 静かな夜という意味です。
 暦の違いからロシア正教のクリスマスは1月7日。今までロシアではあまりなじみのなかった12月25日のクリスマスは「カトリックのクリスマス」と呼んで、祝うというのか、お得意のお祭りにしています。

 1月7日のクリスマスは家族で静かに過ごすけれど、12月のカトリックのクリスマスは仲間たちと飲んで騒ぐことが昨今の慣わしのようです。

 日本在住のロシア人の友人にユダヤ系のロシア人もいますが、1月7日のクリスマス本番は「ぜんぜん関係ない」と冷ややかですが、12月のクリスマスは「日本では単なるパーティーの口実。宗教儀式ではないから問題ない」と楽しんでいます。

 例年なら今頃の日本はクリスマス商戦で賑わっているはずですが、不景気の影響なのか?草食系の若者の影響なのか?妙に静かです。
 90年代初頭なら主だったホテルは予約で一杯で、投資目的にホテルを予約して、ダフ屋のごとくカップルに売りつける闇ビジネスまで成り立っていたのに、今やそんな気配もありません。
 振り返ってみると、スーパーに行っても今年はケーキの予約さえ見かけなかったような気もします。テレビのクリスマス特番もあるのかないのか、気にもならない?

 いよいよ日本ではクリスマスが普通の日になったか!としみじみ思える今年です。

 ロシア語版きよしこの夜。

コメント
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