ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ロシアW杯9

2018-07-02 12:59:00 | 日記
前回のセイヤングの最後に甲斐さんが「ソフトバンクとオリックス戦で
ビデオ見てたのに誤審があったんでしょ?あり得ないよね」とおっしゃってましたが
「誰が見てもファウルやないか!
なんでこんなことが起きるんや」という
オリックス・福良監督の抗議もごもっともで

「リプレイ検証では、コマ送りの仕方や映像の止め方が間違っており
判定も間違ってしまった」との説明にも
再検証の結果、誤審と認めながら、試合結果はそのままという対応にも
到底、納得できるものではないでしょう

誤審をなくすためのリプレイ検証で、誤審が発覚したなら
「野球規則通りの適用」ではなく、特例を認めるべきじゃないかと…?
実際、ファウルがホームランになったせいで
オリックスは試合に負けてしまったんだし…

福良監督が試合後に猛抗議なさったのは
ソフトバンク・工藤監督からの「リクエスト」で、検証が行われたため
「検証によって出た全ての決定に対して異議を唱えることは許されない
異議を唱えた場合、監督は試合から除かれる」という規定のせいだけど
その場で「オイオイ、どーゆーこと!?」「イヤイヤ、違うだろ!」と
声を上げるのをグッと堪えざるを得ない規定というのもナンだかなあ…(汗)

まあ、これまで「俺がルールブックだ!」的な立場にいた審判団にしてみれば
「リプレイ検証」という制度が設けられ
監督からの「リクエスト」に応えているんだから
そこで出た決定に「文句は言わせないぞ!」と釘を刺しておかないと
「抗議したもん勝ち」みたいな状況になりかねない訳で
W杯の「VAR」(ビデオ・アシスタント・レフェリー)制度は
そもそも「リクエスト」を受け付けてません(苦笑)

1次リーグのポルトガル vs イランでは…
C.ロナウド選手がペナルティエリアで倒された時も
逆にクリロナ選手がイランの選手を倒した時も
また、ゴール前でクロスボールを競り合った際
ポルトガルの選手の手にボールが当たった時も
カセレス主審は笛を吹かなかったにも関わらず
VAR判定により、PKが与えられたり、クリロナにイエローが出たり…

特に、最後のケースは、偶発的に手に当たった場合「ハンド」とはならないはずだし
主審がVAR判定を使う判断を下すまでに数分間を要したくらい
ビデオ確認室…甲斐さんによれば「サブ」(笑)…でも
意見が分かれて揉めたみたいだし?

イラン代表ケイロス監督が「VAR判定がどう進んでいるのかを知りたいが
映像を見ることも出来ない、この混乱の責任を取る者もいない」と
VAR制度を批判する気持ちもむべなるかなと…(汗)

対戦相手から徹底的にマークされるネイマール選手も
ブラジルが受けた全ての反則の約半数を一身に浴びており(汗)
1人かわしても、すぐ別の1人に捕まり…といったせめぎ合いの中で倒れ
いったんはPKと判定されたのが、VARによって覆され
主審に抗議をしてイエローカード…(汗)

「試合結果を左右するような重大なミスを見逃さない」ための試みのはずなのに
かえって混乱を招いたり、選手たちがプレーに集中できなくなったりと
違う意味で試合結果を左右している感じもナキニシモアラズ…(苦笑)

ただ、1次リーグでは、33台のカメラが試合を捉えていたそうで
確かに、ありとあらゆる角度から迫力ある映像が観られたし
VAR判定の素材が豊富であろうことは間違いないでしょうね

それはともかく…我が家はまだ利用しておりませんが
NHKが試験名目で、総合テレビで放送する中継番組の中から
注目の試合をインターネットで同時配信していて
コロンビア戦では60万人が視聴したらしく
テレビがない場所でも、リアルタイムで感動を共有したいという要望に
見事に応えた形ですけど

東大大学院情報学・水越教授によれば…
誰もが送り手になれるSNS全盛時代になり
観客がスタジアムで撮ったW杯の映像が少なくないのは
「スポーツの見せ方は一つではないという事実と、その面白さに気づいたから」であり

10代のネット利用時間が、テレビの視聴時間を上回っていることを考えると
日本のテレビも「昭和時代に隆盛だった
王や長嶋、力道山といったスーパースターだけに焦点を当て
勝利の物語にしか関心を示さない…というような古い型」から抜け出し

「本田や香川らスター選手のことばかりではなく
上手く行かずに無念に終わった選手もしっかり取り上げて欲しい
また、日本人選手だけを取り上げるのも止めて欲しい
テレビのプロが思う以上に、型に嵌まっていない視聴者は多い
もっと多文化であるべきだ」…とおっしゃってます

また、CNN上席副社長・ギャルビンさんは…
「視聴者が求めているのは、現地で観戦しているかのような『疑似体験』
その期待に応えるため、テレビやデジタル、SNSなど
各メディアの特徴を生かすことが重要」…と考えておられる一方で

元NHKディレクターでスポーツプロデューサーの杉山茂さんは…
「スポーツ中継の基本は、誠実なドキュメンタリー」であり
「試合開始から終了まで、競技場の中の動きをのがさずとらえ
視聴者に伝える工夫をする

例えば、野球の本塁打は、打者がベースを1周する間に色んな絵が撮れる
喜びながら1周する打者、打たれた投手の反応、打者を迎えるベンチの選手達
打たれたチームの監督やコーチは動くのか?
本塁打が劇的なほど、面白いドラマを撮影できる

今は、20台近いカメラを競技場に持ち込み
選手控え室や球場のダッグアウトなどの舞台裏にもカメラを設置し
そうやって撮影した録画の映像を
時差再生で生中継にかぶせる手法が流行している

ライブのドラマこそがスポーツの主役なのに
ドラマの進行から離れた映像を多用するのは
スポーツに詳しくない視聴者をテレビの前に繋ぎとめておくためかも知れない

しかし、そういう脇役…カーリング女子の『そだねー』という言葉や
『もぐもぐタイム』のような場繋ぎの映像…ばかりが注目され
SNSやワイドショーで話題になり、主役の座を奪ってしまうことがある
作り手は、話題作りのための映像に精力を傾けるのではなく
競技の面白さを伝えるための工夫に力を入れて欲しい

『スポーツはテレビで見る方が面白い』と言われるのは
テレビを作る側にとって、嬉しい評価ではないと思う
テレビが演出する盛り上げや場繋ぎは、いわば『お化粧』
『すっぴん』の魅力には敵わない
テレビで競技に興味を持った人が、現場に行って感動する
それがスポーツ中継の理想」…と話されていて
もちろん(笑)奥さんは、この最後のご意見に1票♪

素晴らしい技術で撮影され、リアルな映像が提供されたとしても
現場で、生で、実際に目にする…というより
全身で体感することに勝るものはないでしょうね?

あ、でも、ライブ映像に楽屋映像を取り込んだパイオニア・井出情児さんの手によって
会場入りされる甲斐さんや、甲斐バンドのリハーサルの様子
終演後の楽屋風景などが垣間見られたことは純粋に喜んでおりましたが(笑)

ただ、それはライブという「主役」が登場するまでのワクワク感を高めたり
ステージを降りられた演者の皆さんが
「すっぴん」に戻って行かれる過程のいわゆる「サービスカット」であり
そのライブに参戦した、あるいは映像で追体験した者への
ちょっとした「ご褒美」的なものとして
ありがたく頂戴しているだけなんじゃないかと…?(笑)

余談ですが…昨夜から未明にかけての2試合は
今大会初の延長戦でも決着がつかず、同じく初のPK戦に突入(汗)
アルゼンチンやポルトガルの試合が「激闘」なら
こちらは体力の限界以上に戦う「死闘」とも言うべきもので(汗)

「史上最弱の開催国」と呼ばれたロシアは
その快進撃で国民のハートをキャッチし、7万7千人以上の観客や
場外に設けられたパブリックビューイングに集まった数多くの人々の期待と声援を受け
完全アウェイのスペインを下し
クロアチアは、疲弊しながらも
最後の最後に勝利をもぎ取りました

が、このクロアチア vs デンマークの解説が「我らが越後(笑)」さん
一応「辛口」が売りみたいなので(苦笑)
甲斐さんによれば…「ネガティブなことしか言わない」のは
まあ、いつものことなんだけど(笑)

ゲーム開始早々、1分弱でデンマークが、その3分後にクロアチアが
それぞれ得点したことについて…
「遅刻して(スタジアムに)来たら(得点シーンが)見れないね」と
軽くジョークを飛ばしたのはさておき…

ゲーム終盤、どちらのチームも「あと1点!」と
疲れ果てた体を騙し(笑)激しくせめぎ合っている場面で
実況アナは、ユニフォームを引っ張られながらも前に攻め込むレビッチ選手を見て
「倒れません!強いですねー!」と感嘆の声を上げたのに対し
我らが越後氏いわく…最近のユニフォームは頑丈ですね、破れないですね

おそらく?実況アナ氏からの「忖度」質問を期待して(笑)
「僕たちの頃は、よく破れたもんだよ」とでも言うつもりだったんでしょうけど…
イヤイヤ、笑えませんから!(汗)

ともあれ、延長戦の後半に貰ったPKのチャンスを生かせず
結果、PK戦にもつれ込んでしまったモドリッチ選手が
PKを蹴る時の心境やいかに?とハラハラしましたが(汗)

クロアチアの勝利が確定した瞬間
モドリッチ選手が、大木に抱きつく少年みたいに(笑)
両手両足でスバシッチ選手にしがみつかれた姿に
「超カワイイんだけど〜♪」と奥さん(笑)
このギャップ萌え体質は治らないようです(笑)
コメント
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